
先程大掃除をしたら父親からこんなものを譲り受けました。

オーディオテクニカ ATH-A55

ハウジングはプラスチック製だが、つや消ししてあり安っぽさは感じさせない

ただ、周りの部分は少々安っぽい

ウイングサポート機構
これのおかげで無調整でフィットさせることができます

現在は3Dウイングサポート機構だが
当機もフィット感は高い

イヤーパッドの劣化が激しいです…
表面が全て禿げ、布がむき出しです
まぁ、これはこれで味があるのかな…

Made in JAPANの文字が
日本製ですね

コードはストレートコード3m
プラグはステレオミニプラグです。

AD500との比較


装置イメージ 参考程度に
当機は10年以上前に販売された密閉型のヘッドホンです。
ART moniterの入門機的な位置にあり
53mmドライバーユニットやウイングサポート機構などの上位機種と同じ部分もあります。
現在のA500Xの位置に当たる機種です
また、大きさの割りには軽く(280g)
イヤーパッドはみみをすっぽり覆うタイプなので装着感は抜群です。
さて音は…
環境はF885→E07K→本機
音源は24bit192kHz音源
第一印象として…ん⁉︎
な、なんだこりゃ?って印象
高音も出てて伸びもあります。でも何か足りません…そう、あのオーテク独特の
金属的な高音です。この高音が凄く控えめなんです。普通の方にはちょうどいいバランスかもしれませんがAD500のような高音を予想したためかこんな評価になってしまいました。感覚的にはAD500Xに似ています。
ヴォーカルはオーテクのヘッドホンがあまり得意としない部分ですが
こいつはヴォーカルで勝負するようなヘッドホンです。オーテク特有の乾いた感じではなくどちらかと言うとウォームです。なのでリアルな感じがします。
低音は出ます。53mmドライバーのお陰もあってかローもしっかりでます。
かと言って他の音域を邪魔しない素晴らしいバランスです。
空間表現も悪くないですが、一部定位が甘い音域があったのはちょっと惜しい
音漏れは密閉型の中では若干する方だと思います。(イヤーパッドがあの様なので何とも言えない…)
着ければ周りの音は聞こえませんね
3mのコードもあってか外で使うようなものではないので携帯性はないですね
さすがに10年以上前の機種のイヤーパッドが売ってないかと思いましたが
現在も取り扱っているそうなので今度注文してみます。
当時11500円(定価)やイヤーパッドが今も購入可能な点から見ればコストパフォーマンス、及びアフターサービスも充実してます。
このオーテクらしくないオーテクサウンド
価格.comの口コミ欄に
「このヘッドホンじゃなきゃ出せない音」
とありましたが、正にその通りだと思います。
オーテクのART moniterは結構聞いてきましたが、確かにこの音を出す機種は
上位下位問わず見たことないですかね…
(大げさではありません)
変に解像度も高くなく逆にアナログチックな音を鳴らす。jazzなどにぴったりなのでは…逆にボカロやロック系などのうるさい音楽にはあまり向いていないのかもしれません。
でも、刺激が抑えられているので長時間使用にはもってこいかもしれません。装着感はART moniterなので保証できますし…
最後に家で眠っていたり良質な中古を見つけたら是非この音に酔いしれてみてください。誰にも勧められます。
それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ