

MDR-1Rのリケーブルを試してみました
MDR-1RはSONYのリスニングヘッドホンであり、液晶ポリマーフィルム振動板を採用。高音域は80khzまで再生可能という、ハイレゾ音源にも対応したスペックとなっている。
だが、低音域が支配的でこの高音域を生かせてないなどのレビューも多い機種です。
そのためSONYはMDR-1R Mk2という機種を現在は販売しています。
こちらはMDR-1Rの弱点を無くした音となっていますが、実際はMDR-1Rのケーブルの質が変わったと言うだけです。
また、レビューをする時に間で使うのがこちら

SONY MDR7506です。
こちらはフラットな音となっています
まぁ、寿司で言うがりの役割です。
環境はF885→E07K
それではまず、こちら

付属品のケーブルです。
線材はPCOCC 1.2mです。
また、iOS端末用のマイクを搭載しています。
感想としては低音域が支配的で、前に張り出してきます。これがいわゆる
「こもり」などに繋がるのでしょう
また、インピーダンス24Ωですが
iOS端末でも60%以上の音量はないと音量は取れないです。まぁ、マイクが付いてるので音質的にはあまり良くないですし…付属品の域ですね。
続いては

付属品のケーブルですが
試供品と書かれている袋に入ってるものです。
PCOCC線材で、マイクが付いてないだけのケーブルです。
感想としてはマイク付きに比べて、音場が広く感じました。ですが、低音域が支配的なのは変わりません。
まぁ、悪くはないですけど自分の好みではなかったです。
続いては

その辺で200円で買ったケーブルです。
ニッケルメッキのプラグ
純度98.9%の銅線です。(OFCではありません)長さは1.0m
感想として、低音域が支配的ではなくなった?と言う感じです。その代わりに
情報量が減るのでここはハイレゾ音源を聞けばわかりますが、広がり方がないように感じました。
付属品のケーブルに比べてさらに音がほぐれたものの、低音域は締まりが出ますが、量も出ます。
リーズナブルに音を変えたい人にオススメです。
恐らく秋葉あたりなら100円以下で買えるかもしれません。
最後にこちら

1000円くらいのケーブルです。
OFCリッツ 3N(純度99.98%)
の銅線 長さは1.0mです。
感想としては、MDR-1R Mk2の音に近い
あの低音は締まりが出て聞きやすくなり
高音域も潰れたりせず出ます。
引き換えに若干音場が狭くなりますが、それでも自分好みになりました。
そして、最近になって気付いたのですが
液晶ポリマーフィルム振動板とPCOCC線材のケーブルは相性が悪い。
なぜならって?
それは液晶ポリマーフィルム振動板採用機種を見てみましょう。
MDR-Z1000
ケーブル 7N OFCリッツ
MDR-EX1000
ケーブル 7N OFCリッツ
MDR-1R Mk2
ケーブル 恐らく4N OFCリッツ
MDR-10R
ケーブル 恐らく4N OFCリッツ
MDR-10RC
ケーブル 恐らく4N OFCリッツ
XBA-H2
ケーブル 恐らく4N OFCリッツ
XBA-H3
ケーブル 恐らく4N OFCリッツ
MDR-7520
ケーブル 7N OFCリッツ
MDR-1R
ケーブル PCOCC
とMDR-1R以外はOFCリッツ線を使っています。グレードはともかく単純に相性が悪そうな印象です。
1度MDR-7520を借りる機会があり、試しに1R付属品のケーブルにリケーブルしてみたところ
分解能は劣り、不思議な音場感
全体的な解像度も低く鳴りました。Z1000より音楽的に聞くために作られたヘッドホンもPCOCCでは全てのバランスが崩れました。
また、1Rを7N OFCリッツにリケーブルしたところ1Rの弱点が払拭される感じでした。その感動でZ1000のケーブルを取り寄せようとしたら
10000円近い値段の為に断念しました。
なので、あくまで私個人の考えですが
液晶ポリマーフィルム振動板とPCOCCは相性が悪いのだと思いました。
実際に音質的に有利なのはPCOCC
それが不利なOFCになったのに関わらず
1R Mk2は音質向上を謳っている
実際、本当にチューニングしてるかは分からないが個人の予想として
この1R Mk2が本来のMDR-1の完成形で
1Rが試験的にPCOCC線材を使った機種
として発売になった。その感想や評価を元にケーブルを変えたのがMk2
見た目も変わらず、ビートレスポンスコントロールのダクトの口径も変わってるとは感じなかった。
実際フィット感も違うらしいが
自分は違いまでは感じず、1Rと同じだと感じた。
また、Mk2発売前に1Rに4N OFCのケーブルにリケーブルした1RMk2の
プロトタイプというのをやっていた
オーディオショップで試聴した時も
何か1Rと違うと感じました。
実際リケーブルの種類は豊富です。
PCOCC-Aのケーブルでしたらきっと解像度は上がると思います。
8N OFCもオススメです。←特にこれがオススメです。
また、銀線は硬めの音にになりますが
解像度向上は見込めます。
ですが、8N OFCやPCOCC-Aは結構高価なケーブルです。
まぁ、やる価値はあると思いますが
たかが線に5000円も使えるか!
と思う方も多いとおもいます。
なので、試してみたい方はAmazonで
AUXケーブルを試してみてはいかがでしょう?
最近は3N OFCのケーブルが500円程で買えます。
まぁ、MDR-1Rの低音で困ってる方は
OFCリッツ線を試してみてください
後継機のMk2は線材をOFCリッツに変えただけだとも言われてますからね。
加筆 2本目のケーブルの抵抗値を測ったところ、ロジウムメッキのプラグの値と違ったので恐らくニッケルメッキと思われます。
Twitterで指摘くださった方ありがとうございます。
それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ