

RHA MA750をレビューしていきます。メーカー公式ページはこちら※海外サイトのため、英語です。
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【国内正規品】RHA MA750 カナル型イヤホン英国発ハイエンドイヤホン 270559 新品価格 |



そして箱の窓から本体とご対面

付け方の説明等も書いてありますがこちらも見事に英語です

再生周波数帯のグラフまで書いてあるとは…なかなかすごい

そして本体とご対面

本体は金属製 ずっしりと重みがあります

イヤーハンガーです。本機はシュア掛けのため、装着する時に使います

高級感ある分岐部

ヘッドホンを連想させる金属製プラグ
ステンレス製で重厚感もある。

本体ステム部分 もちろんこちらも金属製。継ぎ目のない綺麗な加工をしてあります。

付属のポーチは小さ目のDAPなら丸ごと入れられる大きさです。

また、イヤーピースも豊富です
低反発にシリコン、それにフランジが付属します。

ケーブルは安っぽい印象 素材はゴムのような感じです。太いので断線の心配は少ないですが、ちょっと微妙な点
当機はRHAのフラッグシップ機になります。ダイナミック型です。
リケーブルはできません…
また、iPhoneに対応してるリモコン付きのMA750iというのもあります。
まず、RHAというメーカー自体日本でもあまり聞かないメーカーですが
RHAはイギリスのイヤホン専業メーカーであり、新興メーカーです。
まぁAtomic Floidと似たような感じですかね…
当機に搭載されている560.1ドライバーは手作業で作られているそうです。
また、ハウジングはステンレス製です。
こちらも手作業で削り出されているそうです。
早速聴いてみました
環境はNW-F885直で、ハイレゾ~圧縮まで
高音は伸びはあるが刺さりはかなり抑えられている印象です。シャリつくこともありませんので非常に聞きやすいです
電子楽器から生楽器まで苦手と言った音は少ないですかね
ヴォーカルは艶で聴かせるタイプではありませんが、ある程度の艶はあります。
また、サ行の刺さりもないため
ボーカロイド楽曲なんかを聞き流すにはピッタリですね。
低音はタイトです。量と質のバランスがしっかり取れています。ダイナミック形らしい音圧のある低音です。
空間表現は素晴らしいです。UEに似てる部分もありますが音場は広いです。
ドライバーユニットの直径は10mmあるかないかくらいですが、ドライバー口径が14mmのCKM99や16mmのEX600にも引けを取りません。
遮音性は高いです。SHUREやWestoneのモデルとまではいきませんが日常生活においては問題ないでしょう。アイソレーションデザインのおかげです。
外遮音性も高く、電車なら問題ありません。音漏れも少ないです。
装着感は良いです。シュア掛けなのでタッチノイズも少ないです。
ですが、ケーブルが太い上に1.35mと若干長いです。
第一印象としては
この音が1万円代で買えるのか…⁉︎
でした。
まず、変な癖がない。そして音場が広い
この付属品…コスパ高すぎ
って感じです。
このレビューだけでは伝わりきらないのが残念です。
音の印象としては特に目立つ特徴はありません。癖を求める方には向かないです
同じ価格帯でD型イヤホンと言えば
オーディオテクニカ ATH-CKM99
SONY MDR-EX600
Shure SE215SPE
ゼンハイザー IE60
Fostex TE05
と他にもありますが、今挙げた機種の中では1番癖がありません。基本的にフラットで何処かの音域が盛られて出てる訳ではありません
低音と中音及びヴォーカルには厚みがあり、高音は刺さらない程度に暖かみを感じる
一言で言えばこんな感じですかね
また、メーカーの3年保証という点もすごいです。普通のイヤホンは1年保証なので…作りをみれば断線しにくいのはわかりますが
自分は3年保証がつくイヤホンはK3003しか知らなかったもので…
自分の住んでる新潟県ではこのMA750を取り扱っている店舗はありませんが、
たまたま近くのハードオフにてほぼ新品の状態で入手。お値段は8,640円と中古相場より安く手に入れる事ができました
結果としてとても満足です。
ダイナミック型イヤホンファンには是非聞いて欲しい音ですね。
これ一本で色々聞いてみたい
乱暴に扱っても壊れないイヤホンが欲しい
癖のないイヤホンが欲しい
こんな人にオススメします。
難点は試聴機が少ないのと、取扱店舗が少ないことでしょうか…
確かに、都会でないと試聴機はないですからね…インターネットで買えますけど
2015年7月追記
1年間ダイナミック型の機種として、IE8,CH2000,EX600,CKM99と本機をローテーションしながら聞いていました。
この中でも最も癖のない音を楽しませてくれます。IE8のようにゆったりとは行きませんが、近しい感覚になることもあります。
さて私もびっくりしたのですが、この機種はスペックが変更されてました。
公式サイトでは再生可能周波数が
16~22KHzから16~40KHzに変更されています。

本当だ。確かに抜けはいいからと思ってはいたが…
その上ハイレゾロゴまでちゃっかり入ってます。

確認したら本当に入ってた…
メーカー曰く
「日本のハイレゾ規定が制定された際に、RHAの機種を全機種再検査した。その規定に準じた測定方法で測定した結果、今回MA750では40KHzまで歪みなく再生できたので表示を変更した。」
とのこと。
まぁ、納得と言えば納得ですね。
海外機種でハイレゾロゴが入ったのはこの機種が最初なのかもしれません。
*1
ハイレゾロゴこそ入っていないものの、ゼンハイザーのIE800は条件を満たしてますね。
これで低価格帯のハイレゾ対応イヤホンに強力な機種になりましたね。
エレコムのCH2000も鳴り方は面白いので嫌いではないですが、MA750となると…こっちを勧めてしまいます。
それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ