どもー今回は
SONY XBA-10をレビューします
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SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー ゴールド XBA-10/N 新品価格 |
筐体の大きさはXBA-1SLと変わらない
プラグがストレートからL型に変更されている
シングルBAなのでマークは一つ。コードがセレーションコードに変更されているため細かい溝が掘られています。
付属品のポーチ XBA-1SLのと同じです。
XBA-1SLとの比較
XBA-1SLの記事はこちらを参照にXBA-1SL レビュー
当機はSONYのBA型の第二弾となります。ケーブルをセレーションコードに変更、長さも1.2m Y型になっています。
線材もOFCからPCOCCに変更されています。
また、ユニットには変更はないですが
若干チューニングが施されています。
付属品のイヤーピースが7サイズになっているのでフィット感向上に一役かってくれそうです。
タッチノイズは若干入ります。気になる方は付属のクリップなどを使うといいでしょう。
それでは音質の方をレビューします
環境はNW-F885 フォーマットはDSD
高音域はXBA-1SLに比べ 伸びと煌びやかさが薄くなった印象です。まぁ、よく言えば刺さりが抑えられています。ですが、BA特有の硬い音ではなくすぅーっと伸びる感覚です。
ヴォーカルはXBA-1SLと似たような印象です。伸びも艶もあります。XBA-H1のヴォーカル、高音域に近い部分です。
低音はXBA-1SLに比べて量が出るようになりました。BA型の中でも結構鳴ってくれます。
フルレンジユニットにしては上出来ですが、同じシングルBAのe-Q7よりはレンジで劣りますし高音の伸びではER6iに劣ります。まぁ、これらの機種とは価格帯が違いますからね。
e-Q7の記事はこちらを参照にe-Q7 レビュー
ER6iの記事はこちらを参照にER6i レビュー
空間表現は相変わらず微妙です。まぁ、シングルBAに期待する部分ではないですけどね。また、全体的に音の解像度が向上したように感じました
フィット感はXBA-1SLと全く同じです。
その上イヤーピースが7サイズになったので装置感の向上が見込めます。
音漏れも少ないです。液晶ポリマーとABSのデュアルハウジングのおかげです
また、遮音性も高いです。
当機は低価格BAの先駆けであるXBA-1SLの後継機種に当たります。
当初、低価格BAの評価として
高音域の表現力は凄い
ヴォーカルがリアル
と言った本来この価格ではあり得ないサウンドだったのですが、
低音が少ない 出ない
高音が耳に付く うるさい
と言った評価も半々くらいであったのも事実です。
確かにこの価格帯のユーザーはダイナミック型からの乗り換えが多かったので
どうしてもそのように捉えられやすいのです。
それに対してメーカーは
クリエイティブやTDK
Zero AudioはBAの音を生かす音作りをして、ヴォーカル寄りのかまぼこフォンや解像度重視の音作りになってゆきました。
音作りしかできないのも事実です。
実際、BAユニットを作れるメーカーは少なく、日本企業も制作してるメーカーはありますがその分値段も高いです
しかも、BAユニットに関しては自社生産しにくいのも挙げられます。Etymoやオーディオ テクニカでも自社生産はできていません。
そのため、ユニット自体を何とかしたくても上のランクのにすれば必然的にコストが上がってしまいます。
そんな中でもSONYはオーディオメーカーでは珍しいBAユニットの完全自社生産を行っています。イヤホンメーカーでBAユニットを自社生産ができるのはWestonとSONYくらいなのではないでしょうか
確かに自社生産ならローコストで抑えられます。
そのためSONYはXBA-10シリーズのBAユニットのダクトの形状を改良したそうです。
その結果BAだけど聞き疲れしにくい音になっています。更に線材をPCOCCというコストの掛かるのに変更したりと
SONYさんがいかに頑張ったかがわかります。
XBA-C10にしても定価で5000円を切る
BAフォンです。こちらはかまぼこフォンですが、実売3500円を考えるとコストパフォーマンスはかなり高いと思います。XBA-C10のメーカーページはこちら
そして、XBA-10は聞き疲れしにくい
万能タイプのシングルBAフォンです
価格コム最安値も4000円弱というハイコストパフォーマンスモデルです。
始めてのBAフォンなんかにオススメします。
それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ