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【 ヘッドホンレビュー】KOSS Portaproレビュー やはり聞いてて楽しいサウンド



どーもー今回は

KOSSのPORTAPRO 通称ポタプロを買ったのでレビューします。

メーカー公式ページはこちら

【国内正規品】KOSS PORTAPRO オープン型オーバーヘッドヘッドホン 折りたたみ式

新品価格
¥3,400から
(2015/2/13 12:24時点)


なんで買ったかは…

Lat式ミクさんが装着してるから

ただ、それだけです。まぁ、それだけと言うわけではないですけど…
外箱を開けるとまた、箱が…

付属品ですが中々いいですね。

装着イメージはこんな感じです。

このポタプロ コンパクトなのが売りのヘッドホン

PSPとの比較

MDR-1Rとの比較

小さくすれば手のひらサイズ

上記の3枚からわかるように、ものすごく小さく軽いです。重量は62g (実測)という軽さです。ちなみに軽いと言われるMDR-1Rですら240g(実測) の1/4も軽いのです。さすがPortable Proなだけあります。MDR-1Rの記事はこちら

デザインは写真の通りですが、プラスチック感丸出しです…古臭いとも感じますが、逆に自分は新鮮だと思いました。(あまりこういうデザインがないので)

一つ残念な事に 付属品のポーチが…質は良いのですが

ヘッドホンを入れるには小さ過ぎるIM50と比べるとイヤホン用のポーチかと思ってしまう…IM50の記事はこちら

よく、入れるのが怖いと言われるそうですが、納得しました…

そして、Portable Proといういかにも持ち運びするヘッドホンみたいな名前がついてますが、なんと開放型…謎すぎる
ケーブルも1.2m L型プラグなのに…
おまけに低インピーダンスのためポータブル環境で十分鳴ってくれます。

何故ポータブルなのだろう…きっと30年くらい前はイヤホンというものがなく、ヘッドホンも密閉型は高かったからだと、思います。

そのため音漏れはあります。
しかも音漏れと言うよりは 音楽を周りにばら撒いているような漏れ方をします。日本の公共交通機関で使ったら間違いなく顔面にパンチが飛んでくるでしょう
アメリカンなデザインのヘッドホンは音漏れもダイナミック、アメリカンスタイルな音漏れです。

そんなポタプロですがかつては8000円程で売られていたそうです。

このプラスチッキーな質感で8000円と言われたら、間違いなく詐欺だと思ってしまう程です…。

現在は4000円程で買えますのでご安心を
そして、オンイヤータイプなのに今時みかけないスポンジ生地のイヤーパッド(もちろん劣化も早い)
来年でポタプロ発売から30年
よく残ってると思います。

前置きが長くなりましたが音質レビューです。

環境はiPod nano 5G lossless→E07K→ポタプロ

iPod nano 5Gの記事はこちら

E07Kの記事はこちら



今回は試聴曲と共にレビューします。

今回使った曲はこちら

Heart Station 宇多田ヒカル

君の知らない物語 supersell

Tell Your World livetune feat 初音ミク

From Beethoven 9 鷺巣詞郎

Thriller Michael Jackson


Heart Stationから

いきなりの低音の応酬が 開放型なのに厚みのある低音を響かせてくれます
かといって宇多田さんのヴォーカルを潰すことなく伸びてくれます。
高音域が小さく聞こえますがIQで弄れば問題のない範囲
このようなジャンルの曲が得意なのかと思います。

続いて 君の知らない物語

ピアノは綺麗に聞こえます。前記のHeart Stationと同じようにヴォーカルは埋れません。ですが沢山楽器が出てくるとごちゃごちゃになって聞こえてきます。解像度は低めです。高音は伸び切るところが伸びないのでちょっと残念…

続いて Tell Your World

これも最初のピアノは綺麗に響かせてくれます。低音が前に押し出してくるとヴォーカル、高音が隠れる印象がありますが、IQで弄れば問題はないです。
初音ミクの独特なヴォーカルも高音域も刺さらない、聞き疲れしない音です。

続いて From Bearthoven 9

開放型特有の広がりのある音を出してくれます。
バリトン歌手の響きがいいですね
フルートも問題ないです。
ただ、サビになると解像度不足のためか君の知らない物語で起こった事が起きます。あと、ヴァイオリンやヴィオラ、チェロといった弦楽器の表現が苦手な印象です。(エレキ、アコギ、ベースは特に問題ない)

最後に Thrillerです


金管楽器の響きがいいです 伸びもあります。
マイケルのヴォーカルも綺麗に再現されています。
まさにアメリカとアメリカ ぴったりなコンビネーションといった感じです。
恐らく邦楽よりも洋楽のほうがあってます。

曲を聞いていくうちに日本のヘッドホンにはない うーん何と言えばいいのだろう今まで聞いたことのない
新鮮さを感じました。

恐らく日本のヘッドホンの多くが緻密な音を出す印象の機種が多いからだと思います。それは日本人に合わせて作ってるからです。←そりゃそうだ
日本人はどちらかというと楽しむよりは分析に入ってしまう傾向です。

このヘッドホンを聞いて考え方が変わりました。

高音域の伸びがどーだ
ヴォーカルの響きがどーだ 艶がどーだ
低音の質がどーだ 解像度がどーだ

そんなこと言ってたら「本当の意味での音楽は楽しめないよ」と教えてくれた感じです。

音楽=楽しめればそれでいい

そんな感じのヘッドホンです。

ポタプロが四半世紀に渡って全世界で愛される理由が分かりました。

また、友人に「約30年前のヘッドホン買った~♪」と言ったら見事に
「最新型の方がいい音鳴らすだろ?」
と言われてしまいました…

見た目も
「これが4000円?詐欺だろ…」
と言われました。


でも実際に聞かせてみると…
「俺のSE-MJ551よりいい音がする…」
って言われました^ ^
SE-MJ551はパイオニアのDJホンです。

やはり、ヘッドホンやイヤホンに古いから音が悪い、新しいから音がいい
なんて無いんですね。改めて実感しました。

フィット感はオンイヤーでありながら耳が痛くなることはなく快適です。
またパッドを三段階に変化させることができ、なかなか使いやすいです。

また、パッドはHD414のや百均のが流用できるそうです。

最後に このヘッドホンは価格改定によって安くなりました。てことはいずれ無くなる可能性が高いということです。(UE 10 Proがいい例)
安くなって、この音はコスパは高いです。
特に音質重視の人に聞いて欲しいですね。 安いから音が悪いと言うわけではありません 恐らく音楽の楽しさを思い出させてくれるヘッドホンですから。

今でも、欧州とかでは若者が街中で普通に着けているとか…

まぁ、安いので音楽を聞くことが好きなら持っておきたい機種ですね。
それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ

久々に音楽を聞いて楽しいと思いました。

追記 50時間程エイジングをした結果
若干金属音のような高音が刺さるようになりました…(BAに比べれば刺さりは小さいが)
これはこれで個性が出てて面白いです。