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【 イヤホン改造】ウォークマン付属イヤホンをセミオープン型に改造してみた



どもー今回は…

とその前に10月20日でこのブログを開設してから1周年なんです。なんかこれは前も言ったような…
それとはともう1つ…

なんとこの記事で通算100個目の記事となります。まぁ、よく書いたなと…

それだけです。特に意味はありませんが最近はガジェットブログ化してきてますし、イヤホンレビューも比較的高価なものが多かったので

今回は

大好評?ウォークマン付属イヤホン改造
第2弾といきますか。今回は少し思考をひねって?やってみました。

?これは何がどうなってるんだ?という方…それが素直な感想です。自分で作ってみて見た目はひどいな…まったく

一応シュア掛けもできます。

これだけ見たら改造を通り越して魔改造の領域に突入してますね。

ステムはこんな感じです。

通常モデルとの比較です。はい、全くの別物ですね。

今回のテーマは「空気感」です。

空気感とは?言わば音場です。13.5mmドライバー搭載で9mmドライバー搭載機種よりは広い音場を確保できますが、なぜか同じドライバーユニットを搭載しているMDR-EX300SLより音場が狭い不思議な機種です。

MDR-NC033とMDR-EX300SLの記事はこちらからSONYの同価格帯のイヤホンを比べてみた。


今回は13.5mmドライバーユニットをふんだんに生かした音作りに挑戦します。

必要なもの

ウォークマン付属のイヤホン
(MDR-NC033)
ちなみにMDR-NC31(2013年モデル以降のウォークマンに付属されているタイプ)でもおそらく可能です。

SONY ノイズキャンセリング搭載ウォークマン専用ヘッドホン ブラック MDR-NWNC33/B

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ティッシュペーパー

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ですかね。これだけあればたります。
ソフトフレックスイヤーパッドはかなり高い(1つ辺り2000円以上)はします。
もちろんバラ売りなんてしてる店は極めて少ないので、工夫次第ではSONYのハイブリッドイヤーピースのLサイズや
オーテクのファインフィットイヤーピースのLサイズでも可能です。

ただし、その場合はSONYのハイブリッドイヤーピースが使えなくなるのでJVCのシリコンイヤーピースとかにしないといけなくなります。

EarPods用のシリコンカバーは100円ショップにて購入できます。

ティッシュペーパーはどこのご家庭にもあるティッシュペーパーで大丈夫です。

特別鼻セレブにしたりする必要はないですよ。

必要な道具は

小型のマイナスドライバー(あると便利)

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金づち(あると便利)

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カッターナイフ

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ヤスリ

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それでは始めましょう。


まずこの様な状態にします。できれば前回の記事を見ていただくとわかりやすいのですが割愛します。

今回はリンクを貼っておきますので、お手数ですがそちらをご参照ください。

前回記事はこちら
ウォークマン付属イヤホンを改造してみた。

切る位置の目安としてカバーを開けると音抜き用の穴が2つあいています。
そこより前というか、ステム側(イヤーピースを入れる側)を全て削ってください。
多少バリが残っていても大丈夫です。

自分は精密ドライバーを金づちで叩いて削っていきました。このやり方は速いですがクランプ必須ですし、下手をしたらドライバーユニットを破壊する恐れがあるので要注意で自己責任でお願いします。

そうしたらソフトフレックスパッドの出番です。ここから少し力が必要になります。

フレックスパッドを強引に入れてください。ステムの写真を見ていただくとわかりますが、かなり穴は小さいです。

ですが、こうしなければすぐ抜けてしまうのでここは我慢です。

この辺りまで入ればオッケーです。できるだけ傾きの無いように、まっすぐ入れてください。

そうしたらフレックスパッドをめくって…

このようにしてください。

上から見て写真のようにフレックスパッドとステムが一直線になっていればオッケーです。

最初はこれで完成!お疲れ様でしたと行く予定でしたが、いざ音を聞いてみると…


なんだこれ、音が薄い…

まさにこの一言でした。原因は穴が塞ぎきれていなかったことですね。

これでは音漏れも酷く使い物になりません。開放型のヘッドホンと同レベルの音漏れでしたので…ポタプロを電車で付けるのと同じです。電車であれを着けるのはまさにイケメンそのものです。

ポタプロの記事はこちらからポタプロ レビュー


そこでこいつの出番です。

EarPods用のシリコンカバーです。

まずは、吸音材代わりにティッシュペーパーを詰めてゆきます。

わかりにくいですが、目安は穴に収まるくらいです。写真では先にEarPodsのカバーを付けてしまいましたが、先にティッシュを詰めておくと後先楽になります。

カバーをつけた感じです。

ここからが少しまた、面倒でカバーをシワなく伸ばしてください。

特にふちの部分がシワになったり内側によれてしまうので、ここはしっかり伸ばしてください。
手先が器用な方でないと神経が破裂するような作業ですが、シャーペンなどの細いもので裏っ返してやると簡単にできます。

この部分もしっかり覆ってください。これが低音の質に関わってきます。

ここまでしっかりできれば完成です。
お疲れ様でした。

そして、肝心の音質は…そうですね。
付属のイヤホンと比較してみましょう。

環境はNW-S754→本機種 フォーマットはwave(CD無圧縮)音源です。

NW-S754の記事はこちらから

ちなみに私のものはドライバーユニットの裏に吸音材を入れたり、ノイズキャンセリングマイクを取り外して吸音材を入れているので、普通のと少し音が違いますがご了承ください。

同じような事をしたい場合はお手数ですが、過去記事をご参照ください。

高音域は普通のに比べて
かなり明瞭になります。伸びはもちろんのこと、埋もれていたものがしっかりとでてきます。これだけでも改造する意味があるかもしれません。

ヴォーカルも高音域と同じように埋もれていた部分がでてきます。伸びは3000円のイヤホンと同等ですが、付属でもここまで化けるのかと少し驚いています。

低音がかなり変わります。今までのかなり支配的な音は一転、控えめにはなりますが曲のベースラインはしっかりと出てるため安物のインナーイヤー型に有り勝ちなシャンシャン煩い印象はありません。量が減った事も起因してレスポンスも上がってます。

空気感は文句なしです。通常のに比べて横に広いです。やはり取り込む空気が多ければそれだけ音場は広くなるのですね。

遮音性 これは問題なしですが通常機より若干劣るかな…といった感じです。

音漏れは増えました。でもこれは仕方ないのではないですかね…広大な音場と遮音性、音漏れはトレードオフですからね。実用で使えるギリギリの範囲です。

フィット感 これはシリコンで覆ったので以前より向上したかもしれません。

構造が密閉型からセミオープン型に変わったために、音量が若干取りにくくなってます。それも起因して音漏れが増えているかもしれません。

総評

今回は大成功?だったのかな。
前回の改造ではこの不快な低音を減らすために、ドライバーユニット背面に吸音材を入れたり、空気室を狭くして低音の解像度を向上させようとしましたが、トレードオフで音場感を失っていました。

自作した時もそうでしたが、結構トレードオフが多いです。何かを得れば何かを失うのです。
今回は不快な低音を減らすことと広い音場感を手に入れた代償に遮音性の低下と音漏れの増加という結果になりました。

イヤホンを自作した時の記事はこちら 自作改造イヤホンを作ってみた


このような改造ですが、もちろんのことしてしまったらメーカー保証は受けられません。怪我等を含めて全て自己責任でお願いします。

まぁ、セミオープン型イヤホンなんてまだまだ機種も少ないので
ウォークマンのイヤホンを使う気はない
ウォークマン付属イヤホンは嫌だ

と言う方はトライしてみてはどうでしょう。ブログにコメントを残しにくい方はTwitterのDMになんでもお申し付けしてください。はやぽんのTwitterこちらからどうぞ

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ブログ開設1周年と通算100記事目を記念した誰得かわからないウォークマン付属イヤホン活用術でした。

それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ