はやぽんログ!

使ったスマホは300台以上。スマホネイティブ世代のライターが独自の視点でレビューやニュース、コラムを発信中!

【 感想】SONYの新作ウォークマン NW-A10を聞いてきた F880シリーズとの比較あり



どもー今回は

少し早いですが、NW-A10を聞くことができました。既にレビューも出てますが、少し記事にしてみます。

ソニー ウォークマン Aシリーズ <メモリータイプ> 64GB ブラック NW-A17/B

新品価格
¥35,800から
(2014/11/5 21:53時点)


公式サイトはこちら

キャッチコピーは「聞けば戻れなくなる濃密な音」です。発売日は11月8日ですが、SONYさんお得意のフライング商法で早い人は明日には届いているかもしれません。

NW-A10はウォークマンのハイエンドタイプでは久方ぶりの物理ボタン、そしてWalkman UIを採用した機種です。

Aシリーズ自体A860シリーズで途絶えたため、今回のA10のようなタイプはおそらくA850シリーズ以来でしょう。

機能はやはり

ハイレゾ対応
30時間のハイレゾ再生

SDカードでストレージの増設が可能
DSEE HX,S-Master HX等の高音質機能を搭載。

回路や部品の一部にZX1と同様のものを搭載。

と言ったところです。
また、世界最小、世界最軽量のハイレゾ対応プレイヤーでもあるそうです。

てことで比較対象は…やはりNW-F880シリーズですよね。

SONY ウォークマン Fシリーズ 64GB ブラック NW-F887/B

新品価格
¥33,000から
(2014/11/5 21:55時点)




NW-F880の記事についてはこちらからどうぞ

ラインアップはF880シリーズは
F885 16GB
F886 32GB
F887 64GB

A10シリーズは
A16 32GB
A17 64GB

です。価格に関してはほぼ同じですが、型落ちのF880シリーズが若干安いです。

それではレビューと比較になりますが
ここでは、音質 操作性 携帯性 機能性
拡張性の5つにわけてレビューと比較をしてみたいと思います

まずは音質から

どちらもフォーマットは24bit 192Khz FLAC イヤホンはUE900 ヘッドホンはMDR-1Rを用いて検証です。

聞いてみた感じではA10のほうがF880より高音寄りな感じがしました。ハイレゾを意識した音作りで上は綺麗に伸び、下は響かせるような低音です。
低音に関してはZX1に似たような鳴らし方もしますし、解像度という面ではF880より上にも感じます。
ですが、音圧のある音ではF880より劣ります。曲によっては音が若干軽く感じる部分もありました。

特にヘッドホンでは音量のとりにくさが目立ち、ハイエンドイヤホンやヘッドホンでは鳴らしきれない印象もあります。
やはり、アンプと組み合わせて使うのがここは重要だと思います。

そのため、音は一長一短です。ですが、F880シリーズから乗り換えた場合はそこまで大きく変わるということはなさそうです。

操作性は物理ボタン搭載のF880よりも格段によいですね。Sシリーズ同様ブラインド操作も可能ですし、HOLDで誤作動も防止できます。これはA10の圧勝です。

携帯性もA10の圧勝ですね。F880ではZ1000シリーズよりはコンパクトになったものの、それでも小さめのスマホを持ち歩くような感じになります。その点A10は音楽プレイヤーとしての大きさになり、胸ポケットにも収まりが良くなりました。
コンパクトで軽いのはよいです。

機能性は残念ながらF880の方が上です
Android OSなのでAndroid機器対応なら大体使える上、アプリで音楽プレイヤーを変えることもできます。また、root権限を取得すれば出力の増加やDSEEの精度を上げることもできるみたいです。

A10はあくまで音楽プレイヤーなのでF880のようなマルチメディアプレイヤーではないです。そのため、音楽再生に特化した機種なだけに、よい操作性に繋がっていると思います。

拡張性は容量以外はF880に部があるようです。

A10は128GBまでのSDカードに対応してるので、ストレージの増設が容易です。64GBモデルなら最大192GBまでストレージの増設が可能です。

F880シリーズもUSBアダプターを介すことでUSBメモリーを接続することができます。(常設ストレージではなく、あくまでファイルエクスプローラーを用いてデータ交換ができるだけです。接続してもUSB接続としてウォークマンは認識するため、イヤホンジャックから音は出ません。)

SONY ハイレゾ・オーディオ出力用USB変換ケーブル WMC-NWH10

新品価格
¥2,600から
(2014/11/5 21:58時点)


こちらですね。
Android OSであるF880が有利だと思います。NWポートのため、かなり制約はあるものの先術のUSBアダプターを介すことでデジタル出力のほか、USB OTGにも対応します。
(OTG機能はUSBマウス、キーボードで確認済み)

それにしても、手軽に容量の増設ができるA10はなかなか素晴らしいと思います。


内臓アプリの差は音楽プレイヤーとしてのA10は音楽再生と動画再生、フォトビューアーなどのSシリーズの機能がメインとなります。一方F880では音楽再生や動画再生はもちろんのこと、インターネット環境を用いたWeb検索やアプリの使用などもでき、多機能さなら部が上がります。

また、同じDSEE HXの精度もF880のほうが精度が上だと感じました。まぁ、その分電池を食うのでそうあってほしいです。イコライザーの設定もF880の方が細かく設定できます。

そのため、A10は比較的ビットレートの高い音楽をより高音質で楽しむ事ができる。

F880はインターネット経由でダウンロードしたビットレートの低い音楽とかも高音質で楽しむことができる

という差があるのかもしれないですね。

とりあえず気になる機能の差ですが


A10とF880どちらでもでできること

音楽再生
ハイレゾ再生対応
動画再生
フォトビューアー
ノイズキャンセリング機能
PodCast
ダイレクト録音機能
FMラジオ
外部へのデジタル出力
NFC対応

A10でのみできること

SDカードによるストレージの増設
スマートフォンへのおすそ分け充電

F880でのみできること

Wi-Fi環境を用いたWebブラウジングとPlay Storeを利用したアプリケーションサービス
タッチパネルによる操作
スピーカーによる再生
DSDフォーマット対応
DNLA対応

と差はあります。

当初はF880の小型軽量でAndroidを省いた機種かと思いましたが、大体合ってたみたいです。

最後に拡張性ですが、NWポートがある機器なら大丈夫です。そのため、以前からウォークマンを使っていた方には問題ありません。まぁ、アクセサリーがまだまだ少ないのでそれは後発次第です。

その他としてはハイレゾ音源での長時間再生

F880シリーズ 17時間
A10シリーズ 30時間

とほぼ倍です。これなら頻繁に充電することもなさそうです。

メーカーとしては

フラッグシップのZX1
ミドルハイのF880
ハイレゾエントリーモデルのA10

という位置づけになっています。
そのため、F880シリーズも併売されます。


さて、最後にオススメか?

と言われればオススメです。

ただし、F880シリーズやZX1
それにAK100などのハイレゾ対応プレイヤーを持ってる場合はそこまでオススメはしません。基本的に乗り換えるなら

iPodからの乗り換えで高音質なプレイヤーが欲しい

SシリーズやEシリーズからの乗り換えで高音質なプレイヤーが欲しい

スマートフォン以外に高音質でコンパクトな音楽プレイヤーが欲しい

Fシリーズの電池持ちの悪さと本体の大きさが困る

ハイレゾ音源で音楽を聴いてみたい

Androidいらないから高音質なウォークマンが欲しい

このような方にオススメします。

それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ