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【 まとめ】スマートフォンでのハイレゾ環境を考えてみて一応構築してみた。




どもー今回は

スマートフォンでのハイレゾ環境を構築してみました。

最近はSONYXperia Z2やZ3を始めとしたハイレゾ音源対応スマホが続々と現れ、今では一種のステータスとも化しています。

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まずハイレゾ音源とはなんぞや?と感じる方も少なくないでしょう

定義上では粒子化ビットが16bit以上
サンプリング周波数が48000Hzよりも高い音源と定義されています。

16bit/44100Hzと言うのはCD音源の音となります。そのため、ハイレゾ音源はCDよりも情報量が多い音源全てがハイレゾ音源となります。

また、粒子化ビットは高いほどより細かい音を記録することができます。(一部例外を除く)

サンプリング周波数は高いほど高音域を記録することができます。

SACD(DSD)は1bit方式というCDとは異なる方法を用いてるため上の物が例外となります。こちらのサンプリング周波数は数MHzとなるのでかなり良いです。
詳しくはこちらの記事を参考にハイレゾ音源の定義


それでは本題のスマホでのハイレゾ環境ですが、例えばXperia Z3の場合は

Xperiaウォークマンアプリにハイレゾ機能を追加したと言った感じです。
フォーマットは24bit/192kHzまで対応です。

音の方ですが、ハイレゾの広がりのある感覚ははわかるのですが音圧や音のきめ細かさはやはりハイレゾウォークマンには勝てないと言った感じです。

そこは専用機とは差別化しましたね。そうでないとSシリーズとかはなんぞや?となりますよね。

でも、最新のスマホじゃないとハイレゾは聞けないんじゃ…

でも、専用機を買うのはちょっと…

というあなたに朗報です。

ここでのハイレゾ対応スマホと言うのは付属の標準プレイヤーが再生可能だと言っています。つまり、Play Storeからハイレゾ対応のプレイヤーをダウンロードすればよいのです。

個人的にはNeutron Music Playerをオススメします。対応フォーマットも豊富で
ハイレゾから圧縮音源まで対応します。

一応ハイレゾFLAC 24bit/192kHzまで対応。その他ALAC(Apple Lossless)などの多彩なフォーマットに対応。

Neutron Music Playerの記事はこちらから

これでプレイヤーはよし!
でも、こんな事を思う方もいると思います。

このスマホでどこまでの音がなるのか?
専用機なんか凄い値段するじゃん…

確かにハイレゾ対応プレイヤーは
高いものではAK240の25万円

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安いものでもFiio X3の2万円

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と専用機でもなかなかの値段です。
AK240にいたっては発売時26万円で売り出されたにも関わらず、多くの店舗で完売というくらい人気がありました。

確かに音や機能は素晴らしいのですが、どうも割に合ってないんですよね…
DSD 5.6Mhzのネイティヴ再生や
プレイヤー単体でのフルバランス出力
AK120(12万円)に光出力でフルバランス対応アンプ(最低でも5万円)とか使っていた方にとっては安いかもですね。

スマートフォンの例として私はXperia acro HDにハイレゾ音源を入れて試してみました。

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中古相場なら1万円前後です。
スマートフォンのオススメとしたら
Android 4.0以降でDual core CPUの端末をオススメします。Quad coreならなおよし。

理由として、Android 2.3ではUSB OGT非対応のため。
Single core CPUでは
ハイレゾ音源再生時のNeutronが不安定になるためです。

ちなみにイヤホンはUE900を使用。

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UE900の記事はこちらから

結論から言えばこの環境でもハイレゾ音源を実感することができます。
ただ、音圧が弱いですね。

実はこのやり方でNW-Z1000シリーズやF800シリーズをハイレゾウォークマン化することもできます。これらを持ってる方にしてみればスマートフォン以上の高音質環境を構築できると思われます。

NW-Z1000の記事はこちらから

これは内蔵のDAC(D/Aコンバーター)があまり良いものではないからだと思います。手軽にやるなら安くても効果があるUSB DACがオススメなのですが、USB DAC対応ポータブルヘッドホンアンプは正直言って高いです。

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家の中で使うならDACも5~6000円ほどの物もありますが、ポータブルとついた途端に2万円台になります。

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USB DACの利点としては内臓のあまり良くないD/Aコンバーターの回路を通さないで処理するため、端末による音質の良し悪しの差がほぼありません。

その反面、プレイヤーの個性を生かせなかったりすることもあります。
また、OSのバージョンや仕様の差で
スマートフォン全機種ができるというわけでもないので微妙です。

とりあえずAndroid 5.0よりUSB音声出力をOS規模でサポートしたため、より高音質なスマートフォンでのリスニング環境が作れると思われます。

本来ならスマートフォン→外部DAC→アンプ→出力が理想ですが、自分の環境では外部DACを省きます。これはNeutron MPの音を生かしたいのもあります。

自分の環境はXperia acro HD(Neutron MP)→E07K(アナログ入力)→UE900です。

E07KならUSB OGTを用いればE07Kの内臓DACも使えると考えましたが、質の良いUSB OGTケーブルが無いのと、E07Kの電池の減りが早いのが原因で断念しました。その上音は出たのですが、音圧が無かったり Lチャンネルが聞こえなかったりとの不具合もありました。

E07Kの記事はこちらから

とりあえずアンプを入れたことで音の厚みと、音圧は改善しました。高音域の伸びもよく、肉厚な音はNW-A10にも引けを取らない。予想以上です。
この時点でiPhone 3GS(プレイヤーはRADSONE)+GD-03とほぼ同レベルの音が出るようになりました。
RADSONEの記事はこちらから

これでもコストは11000円です。

まぁ、iPhone 3GS(中古相場4500円~7000円)にGD-03(3500円)+RADSONE(500円)なので場合によってはRADSONEの方が安く済むかもしれないですね。

音楽専用でウォークマン等を買う方は是非こちらも試してみてはどうでしょう。

ちなみにアンプならウォークマン買った後でも十分使えます。

また、スマートフォンならウォークマン以上にストレージの増設が容易な点もあります。NW-A10と異なり、スマートフォンの場合はクラウドストレージが使えたり、SDカードのフォーマットも必要ありません。NW-A10の記事はこちらから

iPhoneの場合、lighteningコネクタ搭載端末はデシタルラインアウトに対応しています。(iOS7.0以降)
それ以前の30Pin Dockはカメラコネクションキットを使えばデシタル出力が可能となっています。

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iOS6iPhone 5iPod touch 5Gを使ってる方はカメラコネクションキットにlightening変換アダプターが必要になります。でも、こちらのバージョンで使ってる方はあまりいないので参考程度に

本当はDACを別の物にしたら
さらに別次元クラスの音になるのだと思います。

それはアンプの性能が高い
よりもDACの精度が良い

が重要だからです。

アナログな記録媒体がほぼないこの現在において、音の良し悪しを決めるのはDACの精度と言っても過言ではありません。

ちなみにアンプでデジタル出力対応とあるのはDAC内臓アンプのことを指します。最近は少しづつふえてきましたね。

格安に済ませる方法でDACとアンプを別々に買うという方法があります。
安いものでは
ポータブル対応DACは6000円

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ヘッドホンアンプは4000円

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といったところです。

これにUSB OGTケーブルがあれば大丈夫です。

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これでも10000円ちょっとですが、サウンドクォリティは20000円以上のものとも張り合えます。


それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ