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【 まとめ】私がオススメするアニソン向けイヤホン



どもー今回は またまた需要がすくない
アニソン向けイヤホンのご紹介です。

最近はアニソンを高音質で聞くユーザーも少しながら増えつつある傾向です。


筆者がアニソンを聞く上で重要視するのが

女性ヴォーカル
音のレスポンスの良さ
低音の解像度(明瞭さ)です。


女性ヴォーカルは絶対に考慮します。なぜなら、日本で販売されているアニソンの約70%が女性歌手が歌っています。
最近はハイテンポな曲調の曲も多く、BPM160を越える曲も珍しくありません。
その上口数が多いので、よく聞こえなかったりもします。なので、ヴォーカルの再現度が高いのがオススメとなりますね。


レスポンスの良さは「信号の応答性の良さ」と取ることができます。ここが音の明瞭さ、解像度の高さに繋がってきます。


低音域の解像度は最近の曲を聞く上では考慮するポイントです。
低音は曲のリズムを決める重要な部分です。特に最近の曲は複数の低音を使う曲が多く、低音の解像度や再現力がないとこもって聞こえる要因に繋がりかねません。

かと言って、解像度が高くても低音の量が少なすぎては曲のバランスが崩れてしまいます。そのため、適度な量が出ることが大切です。

まぁ、このようなユーザーが増えた背景にアニソンにも音源の高音質化されたものが増えた。というものがあります。


例として

THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS GRE@TEST BEST

ソニーが開発した高音質メディアであるBule spec CD 2を記憶媒体としたアルバムです。ジッターノイズが軽減され、解像度が高いのが特徴です。
Blue spec CDは俗に言うハイスペックCDというもので、類似品にSuper high material CDとかがあります。



その後はハイレゾ音源での配信が高音質音源のスタンダードになりつつあります。

例として

ラブライブ!(一部楽曲のみ)24bit/48khz~96khz

マクロスシリーズ 24bit/96khz

ガンダムユニコーン オリジナルサウンドトラック 24bit/48khz

ヱヴァンゲリヲン新劇場版(序 破 Q) サウンドトラック 24bit/96khz

TVアニメ版 新世紀エヴァンゲリオン オリジナルサウンドトラック 24bit/192khz


と主題歌や挿入歌よりも、サウンドトラックがまだまだ多い傾向です。

特にエヴァンゲリオンシリーズはクラシックや、ジャズ音源などを多く使っており、音楽担当である鷺巣詩郎さんのこだわりが見て取ることができます。

また、そのような背景もあってか製作の段階から音にこだわっている作品が増えつつある傾向ですね。

かつては、映画になると途端に作画の質が上がったり、音が途端に良くなったりもしました。現在は
普通のテレビアニメでも音や作画の質にこだわってる作品が増えてきています。



まぁ、前置きが長くなりましたがここからがアニソンにぴったりなイヤホンのご紹介です。

先ほど挙げた基準を元に筆者が選んだので当てにはならないですが、参考程度に

今回の試聴曲は以下の4曲です。

ラブライブ!より 
No brand girls μ's 24bit/96khz

曲の特徴としては、バンド調の楽曲となります。おもにギターやベースの再現力やヴォーカルのきめ細かさを確認します。
アイドルソングでもあるので、ヴォーカルの分離感を確認するにも使えます。

また、音源に関してCD版はマスタリングが酷いと言われたものなので、今回はリマスタリングされたハイレゾ版を利用します。

とりあえず凛ちゃんまじえんじぇー!とだけ言っておきます。


ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 破より 
翼をください 林原めぐみ 24bit/96khz

曲の特徴としては...って皆さんもご存知の有名な曲ですね。金曜ロードショーとかでこの作品をご覧になった方は分かると思います。そうです、クライマックスで流れたあの曲です。
曲調はピアノとストリングス、それにドラムのシンプルな構成です。それにヴォーカルがメインで出てくる感じです。おもに楽器の音色。ヴォーカルの再現力を確認ます。
ちなみにこの曲を歌っている林原めぐみさんはエヴァンゲリオンシリーズでは綾波レイの声を担当している声優さんで有名ですね。




マクロスΔより
GIRAFFE BLUES~Freia Soro ver~
フレイア・ヴィフォン=鈴木みのり 24bit/48kHz

完全な私得ソングです。ライブで生で聞いてあぁ、いいなと感じました。
私はフレイア推し...と言うよりみのりさんのファンなので、ソロバージョン出ないかなと思ってたら...な、なんと収録されているではないか!!!



大 勝 利 ! !



曲調は名前にある通りブルース調のものになります。引き込まれるようなサビの入とかがとても印象的です。
主に女性ヴォーカルの伸びと低音域のバランスを確認します。

原曲ではJUNNAさんとのデュエット楽曲になってますが、JUNNAさんの声量と技術力から、初見この人が16歳だなんて分からないと思いますね。


あ、ちなみにどちらも新人ですよ。うぅ、河森監督の新人当ての目は本当に恐ろしい。
フロンティアのMay'nさんや「まめぐ」こと中島愛さんにしろほんと目利きがいい。






THE IDOLM@STTERより
READY!!(M@STER VERSION) 765PRO ALLSTARS 16bit/48khz

曲の特徴は、Theアイドルといった感じです。金管楽器から電子楽器まで多彩な楽器の音が使われています。特に低音域は複数のベースが使われています。おもに低音域の解像度とヴォーカルと低音域のバランスを確認します。

とりあえずゆきぴょんかわいい。とだけ言っておきます。


上の3曲はハイレゾ音源。アイマスの楽曲はBule spec CD 2が媒体のものを使います。

ではさっそく




SONY XBA-10

シングルBA特有のヴォーカルのきらびやかさが分かる機種です。ソニーのフルレンジBAは女性ヴォーカルと高音域がとても綺麗に出るのが特徴です。
ですが、シングルBAが故に低音は締まりのある音を鳴らすのですが量感があまりありません。ここは好みで決めればよいと思います。
また、4000円を切るコストパフォーマンスのよさも魅力的です。


オーディオテクニカ ATH-IM50

5000円を切る価格帯でありながら、着脱式ケーブルやデュアルシンフォニックドライバー(同軸共振型ドライバーユニット)を備えた機種。装着感に難はあるが、総合的なパフォーマンスは高いと思います。
高音域は特別伸びるわけでもなく、ヴォーカルに艶があるわけでもない。低音域の解像度が高く、非常に締まりがあるのはよい。
相対的なバランスはかなりよく、アニソンはもちろんいろんなジャンルに使える機種だと感じました。

SONY MDR-EX310SL

現在は生産終了してしまいましたが、13.5mmドライバーユニットを搭載した機種です。
装着感は悪くはなく、かなりパフォーマンスは高いです。高音域は綺麗に伸びヴォーカルのささりはほぼ皆無です。
低音域は量と質感のバランスが取れており、現代の音楽に向いている音作りがされている機種です。
アニソンには比較的向いていると思います.

Final Audio Desain Heaven II

現在はFinalに社名変更しましたね。
比較的低価格でFinalのサウンドを楽しめる機種であります。
6000円台ながら上位機種にも採用されているBAM構造や、ステンレス筐体を当機も採用しているため、非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
ヴォーカルはBAらしく綺麗に再現します。シングルBAながら低音域がしっかり出る(量感では控えめ)そのため比較的にアニソンを綺麗に聞くことができます。


SONY MDR-XB90EX

SONYのエクストラベースの最上位機種です。
カナル型では大型の口径16mmドライバーを搭載しています。

低音は文句なしですが、高音域もしっかり出る。さほど音の解像度は高くないので、圧縮音源でも聞き疲れせず楽しめる。広いジャンルのアニソン聴くにはオススメです。


Shure SE215 Supecial Edition

MMCXコネクタを採用し、-37dbの外遮音性を誇る機種です。特徴としましてSE215に比べてやや低音よりのチューニングが施されています。
ベースモデルのSE215もフラット傾向に加えて低音もしっかり出るので、比較的にはアニソンに向いてると思われます。
ただ、モニターユースからか内部抵抗による音量の取りにくさと、ケーブルが長いことによる取り回しの悪さもあって普段使いでは少々使いにくい部分があります。

それに比べて215 Supecial Editionは1.16mのケーブル(SE215は1.6m)に比べて取り回しがよいです。
また、音量が取りやすく(おそらく内部抵抗に差があると思われる。)ほぼ上位互換であると感じた。

高音域は綺麗に出て、低音は芯がありながら量感や解像度のバランスが絶妙で再現力は高い。
ヴォーカルはSE215と同様で少し硬い部分はあるが、伸びはしっかりあり比較的によいと感じました。

さすがに10000円を越えてくる価格ではあるものの、ケーブル着脱式のため断線をそこまで気にしなくてもよい点や外遮音性の高さから見ても満足度は高いと思います。


SONY XBA-H1

SONYのハイブリッド第1世代機になります。
ダイナミックドライバーとBAドライバーのハイブリッド構成の機種で、ヴォーカルと低音のバランスが非常に良いのが特徴。
音はバランス重視で、ハイブリッドのためかヴォーカルと低音域が心地よい。
帯域的には不自然と感じることもあるが、比較的アニソンを聞くには向いていると思う。

値段も落ちてきているのでオススメ。


RHA MA750

ステンレス削り出しのハウジングを身にまとった機種。ケーブルは太めで取り回しは少々悪いが、3年間の保証もついているので末永く使うことができます。

全音域がフラット、音の刺さりとかはなく個人的には聞きやすい究極のスタンダードだと考えています。バランスの良さなら同価格帯でトップと言えます。
モニター的なフラットではなく、あくまでリスニングにおけるフラットというイメージです。
そのため、聞き疲れしにくいのが特徴です。


SONY MDR-EX600

16mmドライバーユニットを搭載した機種です。空気感や音場の自然な広がりは同価格帯でもトップクラスであると言えるでしょう。

販売終了してしまったのが本当に惜しい。

MLダイヤフラム振動板やテクノロートイヤーハンガーを備え、装着感は大きさの割には良い。
音は音場感の自然さは抜群。アニソンにも向いていると思うが、低音の量感が控えめなので好みはわかれる。
どちらかと言えば優等生サウンドですね。生楽器が使われる傾向のあるものにはピッタリです。



Ortofon e-Q7

一極磁型の大型BAユニットを搭載している機種。

独特のヴォーカルの美しさと、締まりのある低音はとても魅力がある。シングルBAらしい女性ヴォーカルの伸びと、シングルBAの割りにはしっかり低いところまで出ます。

ネットワーク構成をしてないフルレンジタイプなので、帯域の不自然さが全くありません。
音は綺麗な感じでありながら硬い音ではなく、非常に聞きやすいと思いました。
女性ヴォーカルは圧巻ですよ。ヴォーカルのソロものにはピッタリ

Audio Technica ATH-CK10

かつてのオーテクフラッグシップになります。

フルレンジとウーファーのデュアルBAであるこの機種の特徴は、痛いくらいに刺さる高音です。
多分積んでるのはツーイーターとフルレンジじゃないのかな...と思うくらいのものですね。

ユニットはKnowle社のTWFKと呼ばれるものが使われてます。


癖とも言える音ですが、これがドンピシャとくるのです。(少なくとも筆者はきました)
あの突き抜ける高音域にはまってしまうと、他の機種の高音域には物足りなさを感じてしまうほどです。

この高音域がなんか説明しにくいですが、本当に聞いていただければ理解が早いです。

アニソンとの相性は、癖がある音でありながら思ったより良いですね。高音域もとい低音の解像度があるため、今までとは少し違った音がすると思います。

現在は販売終了の上に、状態が良いとプレミアまで付いている入手困難な機種ですが、ぜひチャンスがあったら聞いてみてください。


Shure SE530

ついに実売価格30000円を越えてくる機種がでてきました。

こちらはかつてのShureのフラッグシップ
構成は2Wayの3ドライバー。トリプルBAとなっています。
Shureと言ったらイヤモニとしても使われる機種もあり、ユニバーサルモデルでありながら-37dbの外遮音性を誇ることで有名です。

一世代前のフラッグシップではあるものの、その実力は現在でも十分に通用します。さすが、ユニットはSE535やSE535LTDと同じものを使用しているだけはある。

音はどの音域も余裕に、綺麗に鳴らします。アニソンとの相性もよく(基本的に苦手なジャンルがない。強いて言えばロック系の音楽)良い音で聞けると思います。
ただ、音源が悪いとそのまま悪いところを出してしまうので、そちらの方も整えていくとさらに高音質で楽しめると思います。


Seenheiser IE8

ハイエンドダイナミックフォンの先駆けである機種です。
低音域の量を調節できるつまみがついており5段階で調節できるので好みに合わせて調節できます。
音は高音域は綺麗なんだが、キラキラ感は少なめだと感じた。ヴォーカルもダイナミック型では比較的綺麗なタイプです。

低音域は量もしっかり出るのですが、高音域やヴォーカルにかぶらないのがすごいことだと思います。もちろんつまみを最大にしてもかぶらないです。


Ultimate Ears UE900

カスタムイヤーではお馴染みのUEのコンシューマー向けフラッグシップです。3Way4ドライバーのクアッドBAとなっています。独特の広がりのある音と低音域からヴォーカルの繋がりのよさが挙げられますね。
音はヴォーカルの響きの良さが目につきます。高音域も綺麗ですし、低音域もしっかり出ます.
個人的には一番アニソンに向いていると思います。



UE 10 Pro(Triple fi10)

リケーブルの楽しさを教えてくれた名機種と言えます。

音はデフォルトでは元気という言葉がピッタリかと。モニターライクではなく、あくまでリスニングなので音楽性のある鳴り方はします。
ただ低音域の主張がやや強いので、好みに合わせてPCOCCや銀系のケーブルにリケーブルすると良いですね。

私は銀配合ケーブルのNashvilleを利用してました。
この組み合わせはリーズナブルながら、アニソンにはぴったりですので、オススメですよ。



Westone UM Pro 50


現在の私のメイン機ですね。

正直いってここまで来ると好みの領域です。
この機種の特徴は「圧倒的情報量」ですかね。

なので、アニソンだと聞き疲れしやすい機種になるかと思います。私はこれにN8グレードのOFCケーブルを合わせてバランス駆動させると、かなりマイルドになって好みですね。
市場価格も合わせれば10万超えになるので、「アニソンを聴くための最良の解」ではなく「私の目指した音の最良の解」というものが正解ですね。

なので、参考程度にしかなりませんね。



今回は所有機で向いていると思われる機種をピックアップしましたが、試聴してものすごく印象に残っている機種もすこしご紹介。

DUNE DN2000

ハイブリッド型である機種ですが、非常にバランスがよく聞きやすいと感じた。ヴォーカルが綺麗なのでアニソンでもバランスをしっかりと保っている。

Nuforce Plimo 8

同位相クアッドドライバーを搭載し、マルチBAとは思えない繋がりの良さが特徴。不自然な音域が少なく、自然に聞かせてくれる。アニソンとの相性はバッチリです。

Seenheiser IE800

ゼンハイザーの最高傑作とも称される機種です。ひとつひとつドイツの職人さんが手作業で作っています。驚異的な帯域幅をもつマイクロドライバーを搭載し、極低音から超高音域までものすごく自然に、そして綺麗に再現します。ダイナミック型で予算の限りが無いならぜひとも考慮に入れていただきたい機種です。

FitEar MONET 萌音

こちらはカスタムイヤーなのですが、な、なんと開発時にこのイヤホンの製作に使われたモニタリング楽曲の70%がアニソンというまさにアニソンのためにある超高級イヤホンです。
正直この機種以上にアニソンを心地よく聞けるイヤホンに筆者は未だに出会えてません。3Way6ドライバーの構成やアニソン向けのチューニングなどといったものはアニソンを心地よく聞けると言う意味では無敵の構成です。
15万円と値段はかなり高いが、興味がある方はぜひ一度聞いていただきたい機種ですね。e☆イヤホンさんで試聴できますよ。


現在は萌音17というモデルにモデルチェンジしました。キャラクタービジュアルは17歳の女子高生ですね。
女性で定価10万オーバーのイヤホンをつけてる方はそういないのでは?と突っ込んではいけません。

学生時代の同級生がIE800持ってたり、私がUM Pro 50を持ってたりするので、可能性は十分ありますよ(名推理)


そしてもう一つ

FitEar 彩

こちらもアニソンに向いていると思われます。
萌音と同様にイメージキャラクターが描かれており、こちらは女性ヴォーカルが得意とのこと。

軽くしか聞けなかったが、確かに女性ヴォーカルは綺麗だった。ですが、アニソンを聴くなら萌音の方が心地よいと感じました。それでも、ヴォーカルソース
(個人的にはアイドルマスターの約束という曲を聴いたときは鳥肌が立った)
ならトップクラスと感じました。

ちなみにμ'sのメンバーがライブで利用したイヤモニはこれと同型でしたね。


まとめ



実際アニソンというジャンルはロックやジャズ調の曲からエレクトロ系のものまで幅が広く、中には融合したような曲もあります。使用楽器も豊富で生楽器のヴァイオリンやピアノからシンセサイザーで作られた電子音まで様々です。
なので、ある意味幅広いジャンルを鳴らせる機種じゃないとアニソンを聞かせるのは難しいかもですね。

今回紹介した機種以外にも多くあるので色々試聴してみることをオススメします。

それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ

初稿のときにNo brand girlsビットレートが24bit/48khzとなっていました。
正しくは24bit/96khzでした。ご指摘いただきありがとうございます。

現在は修正してあります。



2016/11/15 加筆しました。