どもー今年もあと少し。自分へのクリスマスプレゼントと言うことで…
ELECOMのをレビューします。色はゴールドにしました。
お値段は12800円でした。
ELECOM ハイレゾ対応 ステレオヘッドホン カナルタイプ 12.5mmドライバ CH2000 ゴールド EHP-CH2000GD 新品価格 |
パッケージ背面。構造とハイレゾ音源についてです。
パッケージ側面。でも、これどっかで似たようなものを見たような…
そうだ!
XBA-H1のパッケージ。
ほら似てた。ただそれだけです。
外箱を開けると箱が…さすがフラッグシップ。
開封!ちょっとカッコいいかも
本体。真鍮製のハウジングが輝かしいですね。高級感はあります。
付属品はポーチとコードキーパー
イヤーピースは3種類です。
プラグの部分まで…手が込んでますね。
コードはセレーションコードとなっています。おかけでタッチノイズが多いです。
金属光沢が素晴らしい。
ステンレスハウジングのMA750と比較。
当機はハイレゾ対応を謳うエレコムの最新機種です。Standout sound Standout looksがキャッチコピーみたいですね。
真鍮製ハウジングを身にまとい、世界初のMagnetic Turbo Axialy Portを搭載しています。ユニットからマグネットまでの同軸上に音孔がある構造だそうです。
振動板も独自構造のものを使っており、歪みとかが起こりにくいものだそう。
そんなものより、メーカーでびっくりしますよね。ELECOMですよ。
筆者も愛用のキーボード。少し固めがちょうどいい。
オーディオ好きならまず、考慮からは外れるメーカーですね。比較的PC系のアクセサリーを主で作るメーカーのイヤホンは微妙なのが多いと言いますが…今までの印象だと低価格帯の機種が多いと見てましたので…
でも、このEHP-CH2000はいい意味で期待を裏切ってくれました。エレコム初の1万円以上の機種というのもありましたが、その価値はありそうです。
せっかくハイレゾ対応と謳っているのでハイレゾ音源で聞いてみましょう。
環境 NW-F880→EHP-CH2000
NW-F880→E07K→EHP-CH2000
今回の試聴曲は…
星間飛行[Live in アルカトラズ]
(ランカ・リー=中島愛)
この曲は劇場版マクロスFサヨナラノツバサの挿入歌です。星間飛行はテレビアニメ放映時に衝撃を受けた曲です。
菅野よう子さん作曲のアイドルソングですよ!
ちなみにこの曲は劇場版のために再録音されています。最初に星間飛行を歌った時よりも中島愛さんも歌がうまくなってるので聞いたことがない人は是非。
音源はどちらも24bit/96khz音源です。
最初に直刺しでの音ですが、⁉︎色んな音が聞こえるぞって感じです。まず、感じるのが音が広いのです。弱サラウンドみたいにも聞こえますが不自然感は皆無です。
高音域は伸びがあります。MA750やEX600に似た自然な伸びで、金属ハウジング独特の響き方は比較的抑えられています。艶は聞かせる機種に比べれば劣るものの十分かと思います。
ヴォーカルは消え際まで綺麗に再現します。BA型と違い、硬くなったりはしないので非常に聞きやすいです。どちらかというと女性ヴォーカルの方が相性が良いと思います。
低音域は広がりがありますね。CKM99に近い鳴らし方です。低いところもしっかり出るのでバランスは良いと見ます。
量は若干多めです。ウッドベースとかはなかなか素晴らしいです。
音場感は素晴らしいです。ハイレゾ音源の魅力とも言える情報量を再現してるかはわかりませんが、実感はできます。
また、少し音量が取りにくいです。
全体的な鳴らし方はFX850に似てますが、楽器の響かせ方や柔らかい音の表現はFX850の方が1枚上手です。それでも、この価格でこれだけ鳴れば素晴らしいです。
フィット感は結構微妙です。ここは下位のCH1000の方が良いです。
一応シュア掛けもできるので少しは改善もできないことはないです。12.5mmの大型ドライバーが故の耳の入りにくさがあります。
遮音性は良好。なかなかシャットアウトできます。
タッチノイズがセレーションコードのせいで多いです。また、コードが硬い上に癖がつきやすいので結構扱いにくいです。唯一の難点かもしれません。
アンプを入れると低音域のレスポンスが良くなります。量は多めだったのが適量に、高音域も輝きを増すような感じです。
ジャンルはジャズやクラシックはもちろんのこと、ポップスやアニソンも向いていると思います。クラシックは小編成ものから大編成ものまで素晴らしいです。
ジャズは楽器の音色一つ一つを聞くと言うよりは、1つの曲を聞くと考えれば十分なものだと思います。
正直メーカーがエレコムだったので何の期待もしてませんでした。(ちょっと申し訳ないです)
以前maxellがハイブリッド型を作った時はコスパは良いものの耐久性が微妙だったり、SN感が微妙と満足が行くものではなかったです。
エレコムの開発者にそんな凄い人がいたのかと…TOSHIBAのイヤホンは開発者がアナログ時代からの音響部品の監修に関わっていた方でしたが、こちらの機種も開発陣が素晴らしいですね。嫌いな音じゃないです。
さて下位の9mmドライバー搭載のEHP-CH1000との比較ですが、値段も4000円ほどの差があります。
試聴した感じでは、高音域は出るがCH2000に比べると少し余裕がないと言うか細く感じた。
低音域は出るものの量で稼ぐタイプに感じました。9mmドライバーの割にはしっかり出ますが、沈み込みやレスポンスでは劣るように感じた。
そのため、音だけを見れば差はあります。
ですがハイレゾ対応の実力はあり、ハイレゾ音源の魅力は味わえると思います。そういう意味ではハイレゾ対応イヤホンの最安クラスだと思います。
どちらも再生周波数帯が5~40000Hzとありますが、残念ながら人間はそんな広い幅の音は聞けません。でも、XBA-H3やCKR10のような不自然さは一切感じませんでした。単発ダイナミックの強みですね。
最近の大手日本メーカーはダイナミック一発にこだわるメーカーが少なくて…
SONY ハイブリッド
オーテク Dual Push-Pull Driver
JVC ウッドドームユニット
とまともな単発ダイナミックはJVCくらいでしょうか…
SONYさんはEX1000や800ST
オーテクさんはCKM1000やCKM99
と言った名機もあるんですけどね…
そんな中ダイナミック一発にこだわってハイレゾ対応で出してきたエレコムさんはなかなかやりますね。これも低コストの要因かも…
今回ハイレゾ対応とエレコムの本気度という2点から購入してみましたが、十分アリだと思います。
ハイレゾ対応イヤホンが欲しい方はもちろん、質のいいダイナミック型のイヤホンが欲しい方にもオススメできます。
余談ながらこういうプラグは素晴らしいです。このような形状ならバンパー付きのスマートフォンにも問題なく使えるからです。
また、スマートフォン対応版もあるのでハイレゾ対応のスマートフォンとの組み合わせも問題ないです。試聴機で試したところSHL23のNeutronでは通話機能を含めしっかり全機能が使えました。
それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ
あとがき
今年もくだらないレビューや記事をいろいろと書かせていただきました。
最近は2000アクセス/日とたくさんのご閲覧ありがとうございます。
来年もくだらない記事を書かせていただきますのでよかったら見に来てください
それでは皆様良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願い申し上げます。