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【 OSレビュー】Windows Phone 8.1レビュー これからは日本でも見られるかもしれません

どもー今回は…
Windows Phone 8.1をレビューします。突然ですが、このたびマウスコンピュータースマートフォン部門に参入してくるとの発表がありました。

そして、なんと搭載OSがWindows Phone8.1とのこと。

まだ、性能などの細かい面は確定していませんが4G LTEには対応とのこと。
もしもこれが実現すればKDDIで販売されたIS12T以来の日本向けのWindows Phoneとなります。

他にも格安スマホで有名なfreetelも今年中にWindows Phone端末を市場投入することが決まり、ますます日本でWindows Phoneの熱気が再び高まろうとしています。いやー4年前の世界初のWindows Phone 7.5搭載のIS12T発売の頃の熱気を思い出します。

そもそも、現在の日本においてWindows Phoneがどれだけの需要が見込めるのか

現状では一般ユーザーにはほぼ需要は見込めないとのこと。
原因はアプリケーションの少なさですね。現状のWindows MarketPlaceではメール SNS(TwitterFacebook等)はあるものの、ゲームやアクセシビリティー系のアプリケーションはまだまだ少ない印象です。
Instagramもつい最近になって移植されましたからね。
ゲームはMaincraft PEのようなものやXboxとの連携ができるゲームはありますが、日本で主流のソーシャルゲームはほぼ皆無です。
(Maincraftの開発元のmojangはMicrosoft社に買収されました。)

なので、一般ユーザーからしてみれば
パズドラもモンストもできないスマホってなんだよ!」となります。

まぁ、これはKDDIから出てるFx0(Fierfox OS)も同じことなんですが…

でも、ビジネスユーザーとなると変わりますね。最近は会社のパソコンがMacだという方も増えてきましたが、まだまだWindows PCの方が圧倒的に多いです。

Macで仕事をする方の最強のパートナーはiPadiPhoneです。
特に最新バージョンのYosemiteとiOS8はかなり高い互換性を発揮しています。MacユーザーにはKeynoteやPagesがMicrosoftのWordやExcelと同じような物になります。

同じようにWindowsで仕事する方の最強のパートナーはWindows Phoneとなるわけです。

まず、Windows Phoneの利点はパソコンのOSであるWindows派系のOSとの高い互換性が挙げられます。
例えばWindows Phone版 Officeは Microsoft Officeとのかなり高い互換性があります。

現在こそAndroidiOS版Officeがありますが、細かい所はWindows Phoneの方が上ですね。表記の崩れとかは無いですが…開けるファイルの種類や正確さでWindows Phoneに敵うモバイルOSはありませんね。

つまり、遊びのためのOSと言うよりは仕事に最もマッチしたOSと言えるでしょう。
まぁ、それが原因で日本ではヒットしなかったんですけどね。
AndroidiOSで似たようなことができてしまったのも要因ですが、やはりiOSAndroidの遺産(有料アプリや対応フォーマットのデータ)が使えないというのががありますね。日本ではどうしてもiOSAndroidでの開発が優先されてしまうので。

そんなWindows Phoneの最新バージョンがこの8.1なのです
Windows Phoneがパッと来ない方は
かつてWindows mobileという物があったことを覚えているだろうか。日本ではWILLCOMSoftbankで搭載機種が販売されていました。
Windowsとの高い互換性を持っていたが、タッチパネルが前提の操作ではなく小さいフルキーボードで操作するかなり使いにくいOSでした。(6.5でタッチパネル向きのインターフェースになった。)
その後継OSがこのWindows Phoneとなります。

そこで少しWindows Phoneについて学んでいただきましょう。使用端末はLumia 630です。

ロック画面はAndroidと似ていますね。画面を上にスワイプすることでロック解除できます。

ホーム画面にあるのはアプリアイコンではなく、ライブタイルというものです。Windows 8を使ってる方なら馴染みもあるかと思います。あのModern UIと同じものです。
Androidウィジェットみたいなものでリアルタイムで情報を表示してくれます。もちろん大きさも変更可能です。

そしてAndroidと決定的に違うのは縦スクロールと言う点です。Androidでも一部のホームアプリでは縦スクロールのものもありますが一般的とは言えません。

Windows Phone 8.1では標準アプリのタイルの背面に任意の壁紙を設定することができるようになりました。それまでは黒か白の2色だったので

設定からカラーを変えることができます。他にもアクセントカラーでホーム画面の基本ライブタイルカラーを21色から選択する事ができます。
また、Windows 8のPCを持ってる方はこのアクセントカラーがPCのメトロUIの背景のカラーと同期されるようになっています。

アプリドック。ホーム画面を右にスワイプすることでアプリ一覧を表示することができます。Androidのアプリドロワーと思っていただいて大丈夫です。

タスクバーです。矢印キーを長押しで表示することができます。また、アプリ履歴としても利用することができます。

Windows Phoneの特徴として、矢印キーを押すと以前使っていたタスクに戻るようになってます。Androidでは矢印キーを押すといずれホーム画面に戻りますが、Windows Phoneではホーム画面を表示する前に起動してたアプリまで起動できます。

8.1より追加されたナビゲーションバー
まぁ、AndroidiOSの通知バーのようなものです。ここからカメラの起動もできるので便利。

虫眼鏡ボタンを押すとBingが表示され、いつでも検索できるようになってます。

また、音声アシスタントのCortanaをオンにした場合はBing検索のように起動できます。Cortanaはライブタイルでも起動できます。また、現在は日本語非対応となっています。

ちなみに私はCortanaのことをSiriとGoogle Nowのイイトコ取りと考えています。なぜなら音声アシスタントとクイック検索の2つを行えるからです。実はiOSはこれに非常に近いです。Siriという現状では最強クラスの音声アシスタントにホーム画面上ならどこでも開けるスポットライト検索があります。

Google Nowではいかなるアプリ上でもホームキーを上にスワイプすることでGoogle検索を表示することができます。音声アシスタントはあくまでサブであり、素早く検索できる点ではiOSより上でしょう。

このCortanaは音声検索はもちろん、我々のしゃべり相手にもなってくれるのです。Siriでは滅多に言わないジョークもCortanaにはお手の物。
ただし、分かるのはアメリカンジョークだけの模様。さすがにGoogle Nowではしゃべり相手にはならないですからね。

しかも、名前を入力すればその通りに読み上げてくれます。私の場合はHayaponと打ち込んであります。

もう一つは学習するブラウザです。これは最初に好きなジャンルをブラウザに登録すれば、後は履歴をもとにトップページに最適な情報を表示することができます。
この仕様はGoogle Nowに近いです。

Windows Phone用のアプリが揃うMarket Place最近ではゲームアプリも増えつつあるがGoogle Playとかに比べるとまだまだ少ない。

Windows Phoneのアプリの特徴として画面上部に文字が表示され、そこを横にスクロールすると切り替え等ができます。

入力インターフェース
現在のところカーブフリックキーボードを標準搭載する唯一のOSとなっている。

カーブフリックキーボード
写真のように濁点、半濁点の入力が非常に容易である。ほかにも英語キーボードにはWord Flow keybordというキーボードをタッチしたままスライドすることで文字入力が可能なキーボードもある。

ブラウザ

標準でInternetExplorer Mobile 11がインストールされている。ちなみに7.8では9がインストールされている。
どちらもPC版のInternetExplorerとも連携を取ったりChromeのようにバックアップもできる。

他にもMarketからGoogle検索等をインストールできる。


Windows Phone 7.8との相違点

旧バージョンと比べて8.1でできるようになったことをまとめると

スクリーンショットの撮影
ナビゲーションバーの搭載
ライブタイルのサイズ縮小機能
Cortanaの実装
ホーム画面の壁紙登録機能
Zuneを用いずにPCと同期可能
など細かい点も含めるとかなりたくさんあります。

しかもこのWindows Phone 8.1は今年中にもWindows 10 for Phone&tabletへのアップデートが決まっています。AppleでもできないハイブリッドOSは果たしてどうなるのか今後が楽しみです。

他にも1GhzのデュアルコアCPUに512MBのRAMでもサクサク動くのが特徴です。この快適すぎる動作感は慣れれば病みつきです。
(300dpi以上の画面解像度を持つ端末の場合は1GBのメモリが必要とのこと。)

といろいろ綴ってみましたが、日本では馴染みのなかったWindows Phoneが再び表舞台に立つことができるのです。格安スマホの業界では猛威を振るうかもしれませんね。

利点は

WordやExcel等のファイルがほぼ完璧に開ける点

Xboxとの連携性が非常に高い点

ライセンス料が無料なので端末価格を抑えることができる点

1GHz デュアルコアCPUに512MBのRAMでも最新バージョンが問題なく動作する点

Microsoftアカウント1つで色々と楽しめる点

などと他にも色々あります。

まだ、世界シェア5%のOSですがこれからどこまで盛り返してくるか楽しみですね。(ちなみにAndroidは83%、iOSは14%)ちなみにほとんどのWindows Phone端末を生産していたNokiaのあるフィンランドでは国内シェア30%以上と言うから驚きだ。

日本でのスマートフォンOSシェアはiOSが約50% Androidが約48% その他のOSが約2%とかなりiOSに偏りがある国でもある。
確かに街を歩けば必ず1人はiPhoneを使ってる人を見かけます。私が見た限りでは道端でNokia端末を使ってる方は見たことありませんね。自分ぐらいなものです。

最初に書いた格安スマホWindows Phone参入によってMarketに日本語のアプリが充実してくれることを祈る今日この頃です。

それでは、今回はこの辺で(・ω・)ノ