iOS版のNeutron Music Playerがリリースされていたのでレビューします。
※以下この記事ではNeutron Music Playerの事をNeutron MPと称します。
このプレイヤーは以前に、Android端末での高音質化を図るときに使ったプレイヤーです。
初代AndroidウォークマンのNW-Z1000シリーズ+Neutron MPでAK100並みの音を出せるという記事も書きました。
(過去には、価格.comの口コミ欄にそのようなスレッドが立ち上がったこともありました。)
そのため、Android端末を使ってる方の中では有名なプレイヤーだと思います。
そのiOS版が私の知らない間にリリースされてました。
初期リリースの時は64bit処理が無かったのですが、2月のアップデートで対応しました。
このプレイヤーの詳しい事はウォークマンのNeutron化記事を参照してください
NW-Z1000+Neutron MPで高音質化
音楽再生画面
アルバム表示画面
設定画面
ここまではAndroid版とも差はないですね。使っていた人ならすぐに使いこなせると思います。
ただ、iOSのプレイヤーを使っていた方には少し使いにくいと思います。
Android版を使っていた私には見慣れない文字が…
DRV(オーディオドライバー)が
Apple AU RemotelOになってますね。
これはiOSのオーディオドライバーですね。こんな風に表示されるのか…
ちなみにAndroidではAudio Track(JIN)と表示されます。
下にスクロールしてゆくとまた見慣れないものが…
32bit出力ができるようになってます。これはAndroidではできません。
Androidではジェネリックオーディオドライバーを無効化することができます。
そのようにするとOpen GL ESと表示されます。
Androidではジェネリックオーディオドライバーを無効化することで、高音質化を図ることができます。
iOSでは元のオーディオドライバーがAndroid端末に比べて質が良いのでその点に関しては必要性が低いとも感じます。
外部出力が192Khzまで対応してるため、Neutron MPでもハイレゾ再生が可能となっています。
ちなみにAndroidはUSB Audio 1.0対応の機種もまだまだ少ないですからね。
lollipopからOS規模でようやく対応しましたから…しかもサンプリング周波数は44100Hzが上限ですから。
そのような面ではiOSのほうが優れてますね。
iOS端末はiPhone 5以降の機種ではlightening端子からハイレゾ音源をデジタル出力ができます。
Neutron MPではDSDの再生はできませんが、FLACやWAVEは再生できるので大きな問題にはならないかと。
以前にレビューしたRADSONEとの比較
RADSONEの記事はこちらから
iOS端末用 高音質プレイヤーRADSONE レビュー
聞いてみますとやはり音が異なりますね。
RADSONEはDPS効果によって立体感のあるサウンドですね。
エフェクトもイコライザーはNeutronとほぼ同じくらいですが、立体感を出したりする部分のパラメーターはNeutronよりも豊富です。
対してNeutron MPは64bit処理による
きめ細かいサウンドが特徴ですね。
RADSONEにはアップサンプリング機能はなく(音域補完はあり)きめ細かい音の再現性や圧縮音源でも綺麗に聞けるとなるとNeutron MPのほうが良いかと思います。
Android版との比較はiOS版の方が音圧がありますね。iOS端末のほうがドライブ出力が高いからですね。
しかも対応OSがiOS6以降の端末となっているので、多くの端末で利用可能です
あのiPhone 3GSでも使えるとは…これは便利だ。
さすが…Android 2.3でも動くプレイヤーなだけはある。
RADSONEはiOS7以降にシフトチェンジしたので、そのような意味では古い端末を切ってる感じがしますね。
総評
Android端末を使っていて劇的に音が良くなるこのプレイヤーですが、iOS版も一定の効果は確認できました。
iPhone直はもちろん、アンプを咬ませて使うにもプレイヤーの良さがしっかりと出ます。
RADSONEとは目指したところが違うのでなんとも言えませんが、気分によってプレイヤーを変えてみるのも悪くないと思います。
現在は720円(高!)となっていますが、iOS端末でもより高音質で音楽を楽しみたいなら安い選択肢だと思います。
特にAndroid版を知ってる人ならオススメです。
それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ
*1
*1:プレイヤーの記事を書くと私の趣味が大体分かってしまうので恐ろしい…