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【 まとめ】Windows Phoneの現状における課題

どもーお久しぶりです。

今回は、マウスコンピューターが投入したMADOSUMA Q501のレビュー…

ではなくWindows Phoneの説明です。

このQ501は日本初のWindows Phone 8搭載端末で、KDDIで販売されたIS12T以来四年ぶりのWindows Phoneとなります。

そこで、本項では4年振りに火がついたWindows Phoneの紹介を3年半に渡って使ってきたユーザーである筆者が執り行ないます。

右がIS12T 左がLumia630どちらも良かったと思う。

日本ではほとんど見たとないが?

おそらく、聞いたこともないという方も多いことです。

2011年から2014年までのスマートフォンの総出荷台数からWindows Phone (IS12Tの出荷台数 12万台)を元に計算したところ、Windows Phoneのシェアは約0.00109%となりました。

恐らく、並行輸入品のLumiaシリーズを含めても15万台くらいでしょうから
それを考慮に入れ計算するとシェアは
約0.0013%となりました。

つまり、日本におけるスマートフォンユーザーの約10万人に1人しか所有していない計算になります。

ちなみにNokiaのあるフィンランドでは、Windows Phoneの市場シェアがなんと35%もあるから驚き。

※実際はIS12Tも型が古いので下取りに出したり、iPhone等との2台持ちのユーザーも考えられるので正確な値とは言えません。

でも、そんなマイナーなOSがどうして再び注目を集めているのか。それは

SIMロックの義務化と格安SIMの普及

総務省の指示により主要キャリアではSIMロックの解除が義務付けされました。そのため、ユーザーは選ぶ自由を与えられたことになります。

そこに格安SIMと呼ばれる通信業者が力をつけて行きました。
通信プランが安いことと、好きな端末を使える。というのが魅力ですね。

Windows Phoneもこの例にもれず、一部のユーザーはこの格安SIMを用いて並行輸入されたLumia端末を利用していました。
さすがに4年前のIS12Tでは無理もありますし…

そこにスポットが当たったと言えるでしょう。


そもそもWindows Phoneで何ができるの?

そうですね。できることはiPhoneAndroid端末と同じですね。
寧ろできないことが多い気が…まぁ、気のせいです。

日本語環境が不十分な点(Cortanaなど、日本語では使えない機能も多い)と、
アプリの品揃えが微妙な点は少し気に入らないですね。大手Microsoftさんなんだからそこら辺はしっかりして欲しかった。

まぁ、アプリの問題ですのでMicrosoftさんに言っても仕方ないか…


でも、Windows Phoneにしかできないこともあります。

・Peopleハブ

FacebookTwitterSkypeの連絡先をひとつに統合してる機能。
アドレス張も兼ねているので、複数のSNSを利用してる方や、連絡先をひとまとめに管理するには便利です。

・Cortana

Windows Phone版Siriとも言える機能です。音声アシスタントとしては最先端を行くものかと思います。

7月にはAndroid版もリリースされるとのことなので、よければ試してみてはどうでしょう。

詳しいことは過去記事にまとめてあるので、深く知りたいならこちらへどうぞ
Windows Phone 8.1レビュー
Lumia630 レビュー
IS12T レビュー

それともうひとつ

Windows 10へのアップグレード

現在販売されているWindows Phoneはほぼ全てWindows 10for Phoneへのアップグレードができます。

アップグレードできる条件はWindows Phone 8が動作することです。

このアップデートでは様々なことが言われてます。まだ、確定ではないものも多いのですが一部を紹介します。


・PC版のアプリ、コンテンツが使える

Androidアプリとの互換性がある

リモートデスクトップの強化

が挙げられますね。

また、PC版はWindows 7からも無償でアップデートが可能です。
これにより、パソコンとスマホのユニバーサルOSとなり、今まで以上にパソコンとスマホの差が縮まるのではと言われています。

もし、実現すればアプリの少なさは解消される上に、PCのコンテンツまで利用できる無敵のスマートフォンになります。


Windows Phoneを使ってみた感想


私自身、IS12TとLumia630というWindows Phoneを2台。3年半に渡って利用してきたユーザーでもあります。
他にも、iPhoneAndroidスマホも所有しているので比較も少々。

Windows Phoneが絶対に勝てるもの

・サクサクの操作感

・アプリの安定性が高い。

サクサクの操作感はさわってくれればわかります。と言いたいのですが、店頭デモ機がほぼ皆無であるため、知っていただくにはかなり厳しいのが現状です。

特に凄いのは、この操作感が低スペック端末でも維持されることです。
Lumia 630のメモリは512MBしかないのですが、それを感じさせないくらいサクサクです。

iOSAndroidではできませんね。

逆を言うとそれ以外の長所が少ないのも現状です。

Officeの互換性の高さや、カーブフリック入力なんて言ったものもありますが、決め手にはなりにくいです。


アプリの安定性は、特にSNSに言えることです。

AndroidiOS版のものでは、最新機能を詰め込んだゆえに改悪になってしまったバージョンもあります。
その上に1週間おきくらいにアップデートの催促がきます。

TwitterFacebookではよくあることだと思います。

一方、Windows Phone版は…なんと半年間アップデートが来てません。

まぁ、その分最新機能はないですが…安定しています。

Twitter 未だに動画投稿不可
LINE 動くスタンプは非対応

と言った感じです。




まとめ

Windows Phoneはどんな人に向いてるか?

うーん…私はビジネスユーザーに向いてると考えます。

互換性の高いOffice Mobileはかなり使い勝手が良いですし、クラウド関係も充実してますし。
パソコンとの相性も良いですね。
Macユーザーにはオススメしませんが…


逆に学生にはオススメしません。

現状においては圧倒的にアプリ不足です。特にゲームは少なく、マインクラフト PEくらいしか学生が楽しめるようなものはありません。パズドラやモンストと言ったものはストアに存在しないのであらかじめ了承しておくと良いです。

学生時代に買うと、友達とアプリの話題に乗れなくなるので要注意。

私がIS12Tを利用していた時の二の舞になります。

まだまだ改善の余地がある8.1よりもWindows 10にアップグレードされた後に購入を考えるのも悪くないでしょう。

それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ