
いよいよ来週からアップグレード始まるWindows 10を一足先にレビューしたいと思います。が……
普通のPC版はいたるところからレビューが出てますし、タブレットに入れた例もちらほら出始めてきました。
でも、全くと言っていいほど出てこないのがありますね。

そう、Windows Phone版です。
Windows 10 for Phone&Smart Tabletとという位置にあるもので、7インチ以下の端末が対象となっています。

ちなみに入れた端末はLumia 630。画像の通り、まだInsider Preview版なのでPC版に比べると遅れをとっている印象です。
まぁ、ベータ版です。
Windows 10でもこのバージョンは需要がないって?ありますよ。
MadosumaユーザーとかLumiaユーザーとか…HTCの一部のユーザーとか…
記事を見かけない以上は恐らく日本初のレビューかも?しれません。
まぁ、ささっとレビューしていきましょう。

Windows 10ユーザーには見慣れたあの壁紙です。標準で入っています。
ロック画面はWindows Phone 8.1のころと大きくは変わってません。下にあるアイコンは、あらかじめ任意でアプリを登録できるランチャーみたいなものです。通知が表示できます。
強いて変わったと言えばPIN認証の画面が壁紙透視になりました。

Android 5.0みたいだな…

確かにAndroid 5.0のPIN認証画面に似てる…

ホーム画面。これも大きくは変わってませんが、壁紙のタイプが変わりました。バックグラウンドに壁紙がようやく設定できるようになりました。
操作方法は以前と全く同じです。
また、下部のホームキーのデザインが若干ながら変更されています。また、カラーも細かく設定できるようになりました。

設定画面からライブタイルの透視率を変えることもできます。
設定を変えるとライブタイルの完全透視化も可能です。



通知バー。Windowsではナビゲーションバーと言います。こちらは大きく進化しました。まず、通知の詳細が表示できるようになりました。
それと、ナビゲーションバーを展開することで様々なショートカットが表示されるようになりました。これは非常に便利です。
特にMobile hotspot(テザリング)とNote(One Note)が追加されたのは嬉しいです。

アプリドロワー。検索バーが見やすくなりました。また、この画面でも壁紙が透視されているのがわかります。


アップデートによって新たにアプリが追加されました。ブラウザはモバイル版Microsoft edge。カレンダーはOutlook カレンダー、メーラーもOutlookとなっています。

意外にもモバイル版Microsoft edgeは完成度が高い仕上がりになっていた。
今までのInternetExplorer 11 for Mobileに比べるとブックマーク等の作業がやりやすくなっています。
個人的に嬉しかったのはファイルエクスプローラーが搭載されたことです。これで今までよりファイル管理が楽になります。


また、設定画面はPC版Windows 10と同じ項目に纏められている。これで、今までバラバラだった設定項目が分かりやすくなります。
ほんと、今まではWi-Fiとセルラーの設定の場所が異なり、探すのが面倒でした。

タスクバーは特にデザインも変わりませんね。壁紙が表示されるようになっただけでしょうか。

個人的には使用データ量が観れるこの機能は便利ですね。視覚的でわかりやすいですし…

キーボードはさらに進化しました。カーブフリックに磨きをかけ、日本語10キーの画面で数字入力が可能になりました。あと、若干ながら色が変更されてます。
その他のことで言うと…LINEがプッシュ通知、及びナビゲーションバーに表示されるようになりました。
*1
てか無かったの?とも思われてしまいますが、残念ながらアプリによってはプッシュ通知非対応なもので…
Cortanaは相変わらず日本語非対応…それでもBetaの表示は消え、完成系に近づいていると言えます。
まぁ、OSがベータ版ですのでなんとも言えませんが…
今回、Windows Feedbackというアプリが新たに標準で搭載され、OSについての不満点をMicrosoftに報告できるようになってます。
また、同じ問題を抱えたユーザーが第三者に回答を求めることもできます。
ベータ版と言ってしまえばそれまでなのですが、日本語環境は相変わらず微妙です。今回も英語版で利用しているのは、日本語環境では一部起動しないアプリがあるからです。
今回はCortanaだけではなく、位置情報を共有できるSNSのSwarmの公式もダメでした。
日本語が中華フォントではなくなったのは一つの進化と言えるでしょう。
残念ながらPCアプリケーションを動かすことは今のところできないみたいです。少し期待はしていましたが…
Lumia 630
(Snapdragon 400 RAM512MB)
という環境に入れてみましたが、非常に快適です。Windows Phoneの良いところを引き継いでいます。
Android 5.0ではメモリ不足で引っ張るような環境なんですけどね。
総評
まだまだ発展途上ですね。
それにしてもだんだんAndroidに近くなっていく中で、独自機能も盛り込んであるのでまた違った感覚で楽しめます。
相変わらず軽量ですし、アプリは少し少ないけど十分です。
これから改善されていくかと思われます。まぁ、どうなることだか…
お手元にLumiaシリーズの端末やMadosumaが転がってる人は是非試してみてはどうでしょう。
需要のない記事だと思われたくないので一応PC版も入れてはみました。
Technical Preview版、Insider Preview版と使ってきた筆者のPCは既に正規品とほぼ同等のものが入ってます。


この度アップグレードした富士通 FMV C8220 2005年の古いモデルではあるが、十分に動作してくれる。
スタートメニューが復活したのは大きいですね。これで操作性がまるでかわります。

画像の通り既にWindows 10 Proとなっている。
こちらはDothanコアのCeleronというかなり古い環境に入れました。
動作感は悪くないです。そこまで負荷はかかってない感じですが、いかんせんロードが遅いです。
これはSSDに換装しないとダメなのだろうか…
まぁ、以前の7よりは早くなりましたが…
過去のWindows Phone関係のリンクは以下ののリンクからどうぞ
Windows Phoneの現状
Windows Phone 8.1 レビュー
Lumia 630 レビュー
IS12T レビュー
それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ
*1:普段使いにはなかなかこれが嬉しい