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【スマホレビュー】Xperia Z(SO-02E)レビュー かっこいい上に全部入りの端末の中ではリーズナブルな機種。

どもー今回は

またまた買っておいてレビューしてない

Xperia Z(SO-02E)です。


上部にdocomoロゴ、下部にSONYロゴが入ってます。

今の機種に比べるとベゼルは厚いかな

背面はガラス。iPhone 4Sなんかを思い出します

本体側面。電源ボタンのデザインがいいですね。

反対側はUSB端子とSDカードスロット。クレードル用端子、それにSIMスロットがあります。

安く買えた理由の背面割れ

とりあえずカバーをつければ問題なし!

当機種は2013年春に発売されたXperiaのフラッグシップ。
同世代機には後に変態と言われるN-05EことMEDIAS Wや、Snapdragon 600を最速で搭載したL-04E Optimus G Proがあります。

Z5まで続いたオムニバスデザインを採用した最初のモデルになっています。


スペック

SoC Snapdragon S4 Pro(APQ8064) 1.5GHz Quad Core

RAM 2GB

ROM 16GB

画面 5インチ 1920×1080 443dpi
オプティコントラストパネルを搭載

カメラ フロント 220万画素
リア 1320万画素


バッテリー 2330mA

その他 防水防塵。FeliCaワンセグを搭載

OS Android 4.1→4.2→4.4(グローバルモデルは5.1.1まで)



購入経緯

1年半前に単にXperiaが欲しくて購入。
背面ガラス割れの白ロムを1万ほどで購入。とてもお安く購入できました。(当時の中古相場は2万位上、赤ロムや背面ヒビ入でも1.6万円)

そしてもうひとつがロリポップを焼くことができると言う点でした。
グローバル版に当たるC6603のROMを焼くことによってAndroid 5.1化することができたのです。

本来はIS12Tからこの機種に乗り換えるつもりが、まさかの販売終了というアクシデントに見舞われ。結果としてauiPhone 5に機種変したという、別の意味で思い入れのある機種です。



デザイン

とにかくかっこいい。私のはホワイトですが、ブラック...いや特にパープルがかっこよかったですね。
電源ボタンはアルミ削り出し。背面はガラスの1枚パネル、薄くてすらっとした本体。

そして、薄い!当時のiPhoneよりも薄い厚さ7.9mmのスリムボディで、Xperia Zシリーズでは最もコンパクトな端末です。(Xpera Z1fなどの4.6インチの機種を除く)

この機種を見て「Xperiaはかっこいい」と思った方も多いかと思います。



動作感

ドコモ版ROMでも4.4にすれば比較的快適な部類に入ります。

docomoのSIMを入れて動かしてみましたが、下り最速100Mbpsの高速通信に対応してる事もあってか普通に使えます。

Android 4.4に4コアSoCでメモリが2GBなので動作自体には何の問題もないのが良いですね。

Antutu ベンチマーク(6.0.1)では総合24040とまずまずのスコアでしたので、普段使いには困らないレベルだと思います。
3D表現多用のゲームは少し辛いです。


動作感(Android 5.1.1化した後)


グローバル版のROMを焼くことで日本固有機能は使えなくなり、場合によっては動作が不安定になります。
また、保証が効かなくなるのはいつものことです。

私のものは特に癖もなく普通にアップグレードすることができました。
もちろん、セルラー通信周りも問題なしです。


これを焼いてdocomo純正のいらないアプリが一掃された事もあってか、非常に快適に動作します。

ランタイムがdalvikからARTに変わったこともあるのかな...と思いますね。

Antutuスコアも総合30212に向上。体感的な動作もかなり改善しました

デレステに関しても3D軽量なら何の支障もなくプレイできるまでに改善されました。
よく良く考えれば下位に当たるSnapdragon 400でもデレステは動かせるので、当たり前といえば当たり前なのかもしれません。



カメラ

当時としてはとても優秀なカメラでした。解像度は1310万画素。Exmor RS for mobileという最新のスマホ向けイメージセンサーを搭載したモデルでした。

f値は2.4と当時としては比較的明るい部類のもので、夜景もそこそこ撮れる機種になりました。

特にプレミアムおまかせオートという機能はとても便利で、48種類の組み合わせから被写体に最適なものを自動で選択して撮影してくれる機能でした。
複雑な設定なしで撮れるのはとても便利ですね。


フロントカメラも小顔効果で撮影できるのも特徴。女性には人気のあった機能ですかね。


画面

当時ごろから主流になりはじめた5インチの液晶です。さらにこの機種はFHDパネルを搭載。当時は圧倒的な解像度の高さを誇った機種でしたね。
今でもXperiaはFHDパネルを基本にやってますからね。
パネルもブラビアの技術を流用したオプティコントラストパネルを搭載。黒がとても映えるディスプレイでした。

また、モバイルブラビアエンジンも2にバージョンアップ。より鮮やかでコントラストの高い映像を楽しむ事ができます。

タッチ感度も良くなりましたね。acro HDとは大違いです。


オーディオ

付属のヘッドセットにMDR-EX300SL(定価6000円相当)とほぼ同等のものを付けた本気のモデルでもありましたね。
ウォークマンアプリのおかげもあり、スマホでも十分音楽を楽しめる端末になりましたね。

この機種以降の機種(Z2以降)はハイレゾ対応などを謳ってますが、そのベースとなる「Xperiaは音がいい」というイメージを作ったモデルですかね。


私のは5.1を焼いた結果、USBオーディオ出力ができるようになりました。意外にも便利で助かってます


その他

「かっこいい、薄い、防水防塵ガラケー機能(FeliCaIrDAワンセグ)全部入り」と言う、機能面に関しては当時はどこを取っても欠点のない機種でした。

NFCも使えたのは大きいですね。



この機種の少し残念だったところ


バッテリー持ち

お世辞にもバッテリーもちが良いとは言えない機種でした。5インチFHD液晶に初期のクアッドコアSoCでLTE対応...これで2330mAはやや少ないかと思います。
また、個人での交換ができない仕様(できないことはない)なので交換費用も高くつくと言う結果になりました。



発熱


もともとSnapdragon S4 Proは発熱のあるチップでしたのである程度の発熱対策が必要になりました。

ところがこの機種は背面もガラスということで熱が逃げにくく、おまけに防水防塵で機密性が高いので熱が逃げ切らないことが良くありました。

コアコントロールなどでパフォーマンスを落とすことやシステムが機能制限をかけることも多かったですかね。


防水キャップ

これが…非常に惜しい。あのデザインを殺してしまいとても勿体無い。

充電端子が本体横にあるのもなんとも言えないですね。acroとかは確か横でしたが…

充電に関してはクレードルを使えば何とかなりますが、問題はイヤホン端子です。

後継のXpera Z1からはキャップレス防水になりましたが、技術的には可能だったのにやらなかったのは惜しい。まぁ、マーケティング戦略かなんかがあったのでしょう。(2011年発売のIS12Tの時点で既にイヤホン端子のキャップレス防水はできてたのでね。)

私的にはUSB端子を下部にして、防水じゃなくても良かったからキャップレスにして欲しかったですね。

このデザインはZ4でなりましたけど…ね。


総評

Z5まで続いたオムニバスデザインを作った新世代Xperiaの初号機に当たる当機。

何を取っても当時最高峰の機種でした。
発表された当時から欲しかったと言うのもあって総合的には満足です。

ただ、電池持ちの悪さは…ね。これでも当時の機種の中では容量も多い方だったのですが…


docomo版も4.4までアップデートされ、Xpera Z3発売の頃までは最新OSが使えたという結果に。キャリアモデルにしては、長くサポートされた機種になりました。

逆にXpera Aや兄弟機のXpera ULは4.2で切られると言う悲しい現実がありましたが…

また、グローバル版のROMを焼くことでau/Softbank版Xpera Z3と同じUIで操作することもできる端末です。


現在は中古でも値下がりが始まりました。色によっては2万円を切ることも普通にあるので、格安SIM運用も視野に入れられます。
もちろん、docomoSIMロック解除対応端末なので、3000円ほど払えばSIMフリーにすることもできます。

機能面とAndroid 5.1が使えることを考えると下手な格安スマホよりも中古美品の当機種をオススメします。


この機種がオススメな人


Xperiaブランドの機種を安く、なお機能も妥協したくない方

安くてかっこいいスマホをご検討の方

格安スマホをご検討の方

root化などして遊びたい方


それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ