さてさて最近Twitterで言ってる

LG G2 L-01Fをレビューします

はこぼーん!

本体。左右は狭ベゼルです

本体背面。背面にボタンがあるのが特徴です
また、日本版のみ背面LGロゴが無く、「LG Erectronics」となっている

本体底面。USB端子とイヤホンジャック


兄弟機のNexus 5との比較
![]() |
中古価格 |

当機種はLGのフラッグシップモデル。の日本ローカライズモデル。大型端末ながら持ちやすさに重点を置いた端末になっています。
性能は以下の通り
SoC Snapdragon 800(MSM8974) 2.3GHz Quad Core
RAM 2GB
ROM 32GB
画面 5.2インチ FHD IPS液晶 1920×1080 438dpi
カメラ フロント 210万画素
リア 1300万画素
バッテリー 2900mA
その他 日本独自機能(ワンセグ、FeliCa、IrDa)を搭載
OS Android 4.2.2
※レビュー機はCM13(Android 6.0.1)で動作させてます。予めご了承ください。
性能は同世代機とあまり変わらないですね。ただ、他の機種がクロック周波数が2.2GHzに抑えられてる中、当機は2.3GHzとなっているのですこーしばかり性能が高いです。
また、兄弟機にNexus 5とisai(LGL22)があります。
購入経緯
安かった。まぁ、ジャンクですけど…
タッチキャブレーターの一部故障が原因で6000円ほど。確かに画面の左下の部分の効きが悪いものの、普段使いに支障は無かったので購入。
効きの悪い部分を回避して使うこと(カスROM導入とキーボード寄せ)で何の支障もなく使えてます。

現在はこのようにして使ってます。おかげで片手使用余裕です。

さらに言うと現在は横画面固定で運用しています。
デザイン
後述にもありますが、背面ボタンのおかげで本体の側面にボタンがない形状です。
また本体はラウンド形状となっており、とても持ちやすくなっています。
カラーは黒と白の2色。私のは白(Lunar White)ですが、なかなか良い質感に仕上がってます。
特徴
・本体背面にある物理ボタン
・大きさを感じさせないラウンドボディ
・ハイレゾ音源の再生に対応
・ノックオンに対応
使用感
当機のポイントは何と言っても背面ボタンでしょう。
Nexus 5Xや往年のARROWSの指紋認証を使ったことのある方なら分かると思いますが、このボタンは人差し指のところにピタリとくるのです。
背面ボタンでハンズオンだけでなく、音量調整できるという新たな形を作った機種ですね。
(ハンズオンだけならARROWS X F-10Dの頃には既に実用されてた)
おかげで利き手関係なしに使いやすいという機種になりました。
また、ノックオンも便利な機能で画面を2回タップすることでスリープ復帰させることができました。
メディア機能もなかなか
当時はスマホ初の標準でハイレゾ音源を再生できる機種でした。Xperia Z2やGalaxy S5よりも先ですよ。
ベゼルが狭いので、動画は5.3インチ以下のクラスでもなかなかの迫力です。
カメラも標準以上。さすがにXperia Z1までとは行かないものの十分なクオリティは備えてます。
レスポンスもSnapdragon 800搭載でとても軽快です。
余談ですがこの機種はグローバル版ベースのため、簡単にroot取得やカスタムROMを導入できます。
先人達のおかげもあり、このL-01F用にビルドされたCM13(Android 6.0.1)も存在します。
レビュー機はこのCM13を導入しているので、動作は標準ROM以上に軽快になっています。
(セルラー通信周りは試せてないので悪しからず)
残念なところ
この機種はグローバル版は本当にいい機種なんです。日本版だけがどうにもならないくらい残念なのです。
防水じゃない!
確かに同世代機は防水の機種が多いですね。私は防水じゃない方が発熱効率がよく、オーバーヒートしにくいかと思いましたが…
バッテリー容量が少ない
グローバル版は3000mAに対してL-01Fは2900mA。バッテリー交換はできないのでなんだか惜しいです。
ちなみに韓国版は2600mAですが、個人でのバッテリー交換が可能となっています。
OSアップデートが来ない
グローバル、韓国版はAndroid 5.0のアップデートが行われましたが、このL-01Fは4.4のアップデートすら降りてこないとんでもないモデルとなりました。
購入者の中には
「下手にカスタムされたau版よりもグローバル版に近いdocomo版の方がアップデートされるから良い」
と思われて買った方も多いはず…ましてやau版Optimus G(LGL21)のJBにすらアップデートされなかった(docomo版は行われた)のを見てるので…これはdocomoさん裏切り行為ですね。
姉妹機にはauのフルカスタムとも言えるisai(LGL22)がありますが、こちらは4.4にアップデートされるという始末。
LG G2は売れ行きもあまりよろしくなかったらしいですが…ユーザーのことも考えてあげてくださいよ。
この頃の機種…docomoではXperiaはもちろん、ARROWSやAQUOS PHONEですら4.4のアップデートが行われました。
さらには夏モデルのGalaxy S4や春モデルのXperia Zですらアップデートが行われたので、グローバル機が初期OSでアップデートを切られるのはなかなか無いと思いました。
総評
持ちやすい本体と背面ボタン。最先端のメディア機能に最先端の性能…を兼ね備えていたのに、キャリアによって殺された残念な端末です。
本当…もう少しキャリアが何とかサポートしてくれれば良端末になっていたでしょう。
結果として日本で正規販売された唯一のLG Gシリーズとなってしまいました。
(ここでは、仮想移動体通信事業者で利用されているLG G2 miniをLG G2の派生機としています。)
現在はisaiシリーズとしてauから発売されていますが、Gシリーズから機能が削られていたりすることもあるのでなんとも言えず…
グローバル版ベースと言うのが不幸中の幸いで、ROM焼き等をしやすい環境になっています。
カスタムROMはL-01F向けもありますし、ゴニョゴニョすればグローバル版向けのROMも焼けます。
Androidのアップデートができないことから比較的安価で購入できます。
もちろんカスROMを焼けば最新OSも動かせるので、コストパフォーマンスは高いかと思います。
Nexus 5も有りですが、docomoでの運用ならこの機種も十分選択肢に入るかと思います。
ちょっくらROM焼きしてみたい方。
ドコモ系SIMで安く使い方
にはオススメの機種だと思います
それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ