どもー今回は
昨日までフラッグシップだった
Xperia X Performanceをレビューします
裏面。カラーはライムゴールドです。
日本モデルはアンテナ部の樹脂パーツが目立ちますね。
側面の指紋センサー
よく見るとエッジが効いてるのがわかる
大きさはXperia Z1と同じくらい
Xperia Z4だとこちらの方が一回り小さいです。
ガラスの2.5D加工。
当機はこの春に発表されたXperia Xシリーズのフラッグシップになり、Xperia Xのハイパフォーマンスモデルに当たります。
コードネームはDora
防水防塵にSnapdragon 820搭載の何でも載せモデルとなっています。
日本では全キャリアより販売されています。
なお、今回レビューするのは502SOなのでSoftBankモデルとなります。
スペックは以下の通り
SoC Snapdragon 820 (MSM8996)
2.15GHz+1.6GHz 4コア
RAM 3GB
ROM 16GB
画面 5インチ FHD オプティコントラストパネル
カメラ フロント 1300万画素
リア 2300万画素
OS Android 6.0.1
入手経緯
と言ってもリースなんですけどね。友人にNexus 6をリースしてる間お借りしてるものです。
で...このライムゴールドですが
そう、ミクさんとお揃いなのです!
VOICES tlit-six Remix feat.Miku HatsuneのPV内で実際に使用しています。
また、tlit-sixさんは初代ミクスペリアの時のテーマソングを描き下ろしているプロデューサーでもありますね。
ちなみにその時の曲はoverwriterでしたな。
SONYとの公式コラボとなるため、この機種は
「第2のミクスペリア」と言われることもあります。
初代ミクスペリアと比べると大きくなりました。
デザイン
これは今までのオムニバランスデザインから大きく変更されました。
今まではガラスと金属フレームの美しさで高級感あるものでした。
今回はメタルフォルムとなり、金属の輝きのあるデザインとなってます。
ただ、日本版はアンテナ部分を樹脂製にしたためどうしても質感に差が出てしまいますね。
オムツなどと比喩されたりとあまり良いものではなかったですね。
スペック
SoCは最新のSnapdragon 820
こちらは14nm世代のQualcommのハイエンドSoCとなります。
前世代の810は8コアでしたが、今回の820は4コアになりました。一見性能が下がったかに見えますが、コア当たりの性能は飛躍的に向上してます
Snapdragon 810も十分早いチップなので日常使用での大きな差は感じにくいかと思います。
ただ、発熱に関しては大きく改善されてます。
それに伴い電池もちも良くなりました。
GPUには現状最強クラスのAdereno 530を搭載
恒例のデレステベンチもヌメヌメ動きます。間違いなく現状トップレベルです。
Antutuベンチも13万オーバーなので、性能に困ることはないかと思います
進化した点
指紋センサー
指紋認証はXperia Z5世代から大きく進化しました。認証感度がひどいと言われたZ5からずいぶんマシになりました。もちろん認証速度も上がってます
カメラ
フロントカメラは13MPのカメラを採用。今まで以上に広角なカメラなので自撮りには最適です。
リアカメラはZ5と同じく23MPのモジュールですが、明るく撮れるようにチューニングされています。
音楽機能
ノイズキャンセリングマイクの感度が良くなった
目新しい新機能は無いですね。
電池もちが少し良くなった
ただ、バッテリー容量は2570mAと減っています
なのでGalaxy S7と比べると持ちは悪いですね。
比較
Xperia Z4
Z4と比較するとあらゆる面で良くなってます。
チップセットも爆熱810から一新され、カメラもより良くなりました。
デザインは賛否両論ありますが、概ね良いと言えるでしょう
ただ、Z4に比べると少し重くなってるのでここをどう捉えるかで変わりますね。
Galaxy S7
同世代のライバルであるGalaxy S7との比較ではやはり劣ってしまう面が出てきます
メモリはGalaxy S7が4GBに対して3GBと少ないですね。日常使用においては大きな差はありませんが、セールス面では微妙ですね
バッテリー容量も3000mAに対して2570mAと少ないですね。
また、Galaxy S7が防水防塵にSDカードスロットを備えた結果Galaxy S6のころ発売のXperiaへのアドバンテージが無くなってしまいました。
そもそも日本版ではS7 edgeのSnapdragon 820機のみの販売となるため、プロセッサー性能はほぼ変わらないと言えます。
手持ちのGalaxy S7はExynos 8890版なので、GPU性能はXperia X Performanceの方が上ですね。ただ、プロセッサー性能は8コアのExynos 8890の方が上となります。
画面もS7が2KとX PerformanceのFHDなので、画面解像度だけで言えばS7の方が上です。
ただ、これは単純に画面解像度の低いXperia X Performanceの方がGPUへの負荷がかからない事になりますね。一長一短です。
カメラもデュアルピクセル機構を採用したGalaxy S7とでは差が出てきますね。
f値1.7ということもあって暗所撮影ではGalaxyの方がかなり有利になってます。
Xperiaは画素数が高いため、きめ細かいディテールの表現では有利になります。
ただ、「色味が自然か」と言われるとオートで撮影したS7は明るすぎることもありますね。
Xperia X Performanceのプレミアムおまかせオートのほうが自然な場合もあります。
Xperia X Performance プレミアムおまかせオートで撮影
もちろん、Galaxy S7よりXperia X Performanceのほうが優れてる点もあります
Galaxy S7ではK2 HDテクノロジーが搭載されていません。
これはXperiaで言うところの圧縮音源補完機能に当たるDSEE HXと同じようなものになります。
Galaxy S7ではGoogle Play musicに標準プレイヤーが置き換えられてるのでこの機能が使えなくなってます。
他にもあったエフェクトやイコライザー類も使えなくなってしまってますね。
(恐らく外部から.apkをインストールすればつかえるはず...)
つまり、音楽プレイヤーとして見ればそのあたりが多機能なXperiaのほうが良いのです。
アクティブノイズキャンセリングを搭載できるのも、ウォークマンの技術を流用できるSONYの強みですね。
ハードウェアとしては、フロントステレオスピーカーとカメラボタンはXperiaの持つアドバンテージとしてはとても大きいと思います。
総評
SONYが「MASTERPIECE」と銘打ったXperia X Performance
「MASTERPIECE」の意味にあたる
「傑作」と「腕試しの作品」という意味
SONYがこの秋に発表したXperia XZの登場によって、このX Performanceは「XZ登場までの腕試しの作品」という意味が強くなってしまいましたね。
さて、まもなくXperia XZが日本でも発売されるので、この機種がフラッグシップでいられるのももうあとわずかとなりました。
そのせいかau版とSoftBank版では値崩れも起こっており、安ければ3万円代で入手可能となっています。
当初はジャイロセンサーが息していないなんてこともあり、キャリアの不具合かとおもいきやメーカーの不具合ということが発覚。
SONYが謝罪するまでの事態になるなど、あまりうまくいかなかった子でもあります。
とは言いつつ、Xperia XZで追加されたのは
5軸手ぶれ補正センサー
RGBセンサー
USB3.1 type-C
くらいでカメラとtype-C以外は大きな変化が無いのです。
チップセットもSnapdragon 820
メモリも据え置きで3GB
と基本性能には大きな差がないですね。これはXperia Z4とZ5の差にも言えますが
なので、「ハイエンドのXperia」
という付加価値はもちろん、安価なSnapdragon 820機として中古市場では一躍人気になるかと思います。
一応は型落ち扱いになりますので...
もちろんSnapdragon 820機では中国メーカーのOne Plus 3なんかが格安ですが、日本ではあまりメジャーではない上に在庫も少ないため日本市場では4万を切ることは少ないですね。
この機種がオススメのユーザー
信頼できるメーカーのSnapdragon 820機を安価に使いたい方
「使えるXperia」を欲しい方
ミクさんとお揃いのXperiaが欲しい方
それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ