どもー今回は
令和初端末ということで、私はこいつを選びました
はい、Googleのスマホとなります。
Google Pixel 3です
手持のPixelと
スペックはこんなところ
SoC Snapdragon 845
RAM 4GB
ROM 64/128GB
カメラ 12MP/8MP×2
その他、Androidの更新が最速で来る
Qi対応
初のFeliCa搭載
この端末は?
Googleが発売したPixelブランドのスマホ。その3世代目の機種となります。
俗に言うピュアAndroid機と呼ばれるものです。
Android 9(Pie)を標準搭載しており、2年間のOSアップデートが保証されてます。
なんで買ったの?
どのみちPixel 3は検証用で買うかなとは思ってました。手持の初代Pixelもそろそろサポートが危ういので。
廉価版Pixel 3が出てもリーク価格が400USD前後と出てきたので、それならPixel 3の中古買った方が良くね?となってしまい購入を決意。
いつものお店に在庫を確認。改元共に購入してしまいました。
令和になって3分。最速記録では?と勝手に思い込んでます。
待ちに待ったPixel
実は、日本でPixelブランドのスマホが正規販売されるのはこれが初めて。
GoogleのスマホはNexus 5X/6P以来実に3年振りとなりました。
これが来るまでは主にNexus 5Xや6Pと言った端末でベータ版のOSを入れて、アプリの動作検証を行っていたメーカーさんや個人も多いのではないでしょうか。
2年のOSバージョンアップが保証されてることもあって8.0までは何とかなったものの、ここでPixelが導入されなければ技適取得端末で9.0プリインストールの端末がない状態にもなり得たのです。
Android One端末もあったのですが、これらに比べてもPixelがやはり1番早い上に、One端末ではベータ版が使えないこともありまして
その面では使いにくいものがありました
そんな中、やっとこさ出てきたのがこのPixel 3シリーズだったわけです。
えげつない補正のNight Sift
ある意味Huawei P30を超えてる
今回の目玉は暗闇でも昼間のように撮れるカメラ。
これはハードウェア補正よりも、Google Photoで蓄積したデータを元にAI補正をかけるものです。
2枚目の花はほんとに真っ暗闇の中で撮影してます。この絵が出てきた時は思わずにやけました。
街並み
らぁめん
ポートレートモードもよくできてる。
ただ、本当に光量のないところではNight Siftでも撮れず。そこはやはり単純にスペックがおかしいP30 Proのほうが良く撮れます。
Shot on Huawei P30 Pro ISO204800
頭おかしい
普段使いできるスマホに進化
以前からNexusブランドのスマホは「キャリアアプリのない機種」として認識されていたので、余計なアプリがいらない層に受けがよかったものでした。
Galaxy Nexusはグローバル版とほぼ同じ仕様できたものの、docomo専売もあって型番は別という形でリリース。
最終アップデートは4.2(グローバル版は4.3)となっていたりしました。
その後のNexus 4はグローバル版からかなり遅れて日本でもリリース
MVNOがまだまだ下火のころの登場でもあったので敷居も高いものでした。
流れを変えたのはNexus 5
SIMフリー版はもちろん、E-mobile(現Y!mobile)からも発売。値段が安いことやキャリア版もSIMフリーということもあって売れました。
その後Nexus 6シリーズは高価格となってしまい微妙なところに
キャリアからも5X/6Pはリリースされたものの、SIMロックがかかっていたりと非常に使いにくいものとなりました。
こうやって継続して出た中にも常々多く声があったのが
「FeliCaがない。FeliCaがあればメイン機にできた」
という声でした。
グローバル展開のGoogleのスマホ。ましてや日本でしか使ってないFeliCaに対応させるだけの手間をかけてられないのは目に見えてました。
そのため、Nexusシリーズがいくら安くても「おサイフケータイが使えない」という理由で敬遠されたかたは多いです。
おサイフケータイが使えないなら同じく使えないiPhoneでいいじゃん。となってしまい、結果としてマニア層にしか受けない端末となってしまったのです。
そんな中、Pixel 3シリーズはFeliCaを引っ提げてやってきたのです。
ちょっと遅くなってしまった感はありますが、これは日本でもウケると思いました。
そう、あの時Nexusを手に取ったユーザーが揃って口にした「FeliCa」が積んであるのですから。
使い勝手の良さ
標準がPixel Launcherとなったので操作方法が変わってます。
確かにこれは慣れればなんとも無くなるので良いかと思います。
Pixel 3の場合、サイズ感がとても良いのも使い勝手の良さに繋がってます。
サイズ的にはiPhone 8やXに近いもので、近年のスマホの中では比較的コンパクトな部類になるかと思います。
あと、本体を強めに握るとGoogleアシスタントが起動できたりとユーザービリティもしっかりしてます。
この辺りにhtcのDNAを感じるのは私だけでしょうか。
販売戦略の失敗
日本におけるPixel 3シリーズの販売は残念ながら上手くいったとは言えませんでした。定価は95000JPY〜と以前のような安さは売りに出来なくなりました。
暗がりに強いカメラも同時期リリースの最高峰 Huawei Mate 20 Proとの真っ向勝負になってしまいました。
その上、量販店でのPayPay祭りの影響もあってかキャリア販売機の初動は予想以上に売れなかったのです。
まぁ、SIMロックもかかってて扱いずらいのも理由にありました。
あとはスペック上の問題もありました。
目に見えて他社はデュアル、トリプルカメラ。対してPixelはシングルカメラ
メモリも他社が6GBや8GBモデルを用意するなか、Pixelは4GBとハードウェアスペックでは全く優位に立てなかったのです。
その上、ストレージの増設は不可。
結果としてGoogleのエコシステムやソフトウェアが好きな人にしか受けないものになったのです。
また、キャリアモデルもここ数年で余計なアプリが減り、無効化できるものも増えたこともあってわざわざピュアAndroidを求める必要が減ったのも一因です。
それと、iPhoneにFeliCaが搭載されてるのも少なからず影響したでしょう。
その影響はもろ販売価格に影響し、XLシリーズは大きな変動はありませんでしたが、無印Pixel 3はキャリアの割引が強いのもあり、発売から半年も経たずに中古店舗に並ぶSoftBank版の新品価格が5万円以下になるという暴落っぷりを見せつけました。
実際筆者もdocomo版が暴落したところを狙って45kで入手しました。定価の半額です。
これからは値上がりするかも…
理由は先日発表されたPixel 3aシリーズです。
こちらはカメラ機能はそのままプロセッサがSDM670に、一部機能削減で低価格化したモデルになります。
お値段は399USD(日本では47800円)〜とFeliCa搭載ミドルレンジ帯ではかなりのパフォーマンスを見せつけるモデルとなりそうです。
日本を除いて世界的にはPixelはものはいいけど高い。iPhoneが買えてしまうと言われ、安くしろとの声はよく出ていました。
その声に応えたのがPixel 3aシリーズなわけです。
ところが、日本ではPixel 3の中古価格がPixel 3aよりも下回る現象が続出。発表後はSIMロック解除が容易なdocomo版は瞬く間に市場から消え、SoftBank版もあっという間に消えてしまいました。
現在、Pixel 3aの値段が出たこともあって相場はガクッと上がってます。
SoftBank版のロック未解除品は大きく変わらないものの、docomo版は平均で1万円以上上がっており、SIMフリー版とあまり変わらない値段となってます。
そのため、サブ機なんかにはPixel 3よりも3aを勧める構図になるのかなと思います。
買いか?
私の使用用途は動作検証、リファレンスが目的です。
ただ、中古価格を踏まえると同スペックのGalaxy S9やXperia XZ2はそれよりも安い金額で購入できます。
新品のPoco F1やXiaomi Mi8の方が安く買えることもあります。
そして何より、お手軽さを求めればPixel 3aシリーズがあります。
そのため、誰に向いてるかと言うと
・最新のAndroidをいち早く使いたい方
・Googleのスマホが好きな方
・ピュアAndroid機が欲しい方
この3つになるかと思います。
筆者的には手持ちの初代Pixelから大幅に進化したPixel 3
普通にメイン機もしても使っていけるポテンシャルを秘めたスマホだと思います。
Pixel 3aで十分か、Pixel 3aに1万ほど積んでPixel 3にアップグレードするのか悩ましいところですよね。
それでは今回はこの辺で
*1:ほんと、令和初日に買っておいて良かった…