どもー
しれっとミリシタの生放送で私のアンテナがビビットする案件が飛んできました。
それは
ミリシタの大型アップデートに伴いサポート終了する端末
出てきた文字を見てビビりました
サポート外になる環境とは?
先月私が39モード実装に伴う最適化として書いた記事と
ほぼ同じ結論になりました。
まさか、この記事とおりになるとは…と驚いております。
ちなみにサポート外になるのは以下の画像の通り
ええ?けっこうあるなおい。
ミリシタが今後起動しなくなる端末
公式ではこのようにアナウンスされました
iPhone 6シリーズ
iPhone 5sシリーズ
iPad Air/Air2
iPad mini 2/3/4
Xperia Z1/Z2/Z3
Galaxy S5
ISAI VL 以前のisai
2014年以前リリースのAQUOS
びっくりしたのがiOS機も含まれてる事です。
12月のアップデートをもってサポート外(動作しなくなる)となります。
私的には思ったより早かった印象です。
この括りはどういう意味を示すか
iOS環境
簡単に言えばiOS 13非対応機だからです。
でも、勘のいい人は気づく…そう。
サポートが終了する端末にはiOS13対応のiPad Air2も含まれています。
実際のところはもっと踏み込むとPower VR 6seriesというGPUの存在が見えてきます。
このPower VR 6seriesは最新のAPIであるMetal 2.0には非対応となっています。
その他にもARkitにも非対応といった最新のAPIに依存したコンテンツを作る上では足かせとなってしまいます。
また、iPad Air2とmini4以外はメモリが1GBしかない事も踏まえるとスペック的にもギリギリだったのかと感じました。
ただ、この動きは予想できましたし、前触れも見られました。
前触れは今年7月に発表されたFlyers!!!の13人MVです。
これが発表された時、iPhoneの一部のモデルで上手く動作しないとアナウンスされました。
その一部のモデルが今回サポート外となりました。
恐らく、Flyers!!!あたりからのコンテンツはMetal 2.0をメインターゲットにした制作がされているため、上手く動作しない結果となってしまったのでしょう。
ミリシタのコンテンツは半年前から制作に取り掛かってるそうなので、あながちAPIアップデートのタイミングを見ても間違えはないかと思います。
Android環境
簡単に言えば32bit機だからです。
今回のAndroid環境のサポート外はかなりの英断だったと思います。
現状、このクラスのコンテンツでこの切り方をしたものを私は知りません。
そのくらいの衝撃です。
ただ、これによってAndroid環境はさらに最適化されることになるかと思います。
まず、諸悪の根源である32bit環境を考える必要がありません。
現在、Google Playには64bitアプリをストア掲載しないと表示されないようになるアナウンスが出ています。
ただ、32bit機ユーザーというのは地味に多く現在でもユーザーがいないとは言いきれません。
そのため、アプリ制作側は32bitと64bitのアプリケーションをそれぞれ2つずつ用意せねばならず、デベロッパーとしてはかなりの負担になっていました。
今回、この32bit環境を完全サポート外にすることで、64bit環境のみに注力していける形となったわけです。
さらには、旧規格のDalvikランタイムも完全にサポート外にできるのも大きいですね。
現行規格のARTランタイム1本に絞れるのでこれも大きい。
さらには、Vulkan APIを使ったグラフィックスの最適化まで見越した開発も可能となりました。
この32bit切りで多くのVulkan非対応端末がサポート外になるのが大きいですね。
現状Android 7.0未満の端末が切られてるような書かれ方はしてませんが、64bit機は動作と考えれば良いでしょう。
AndroidとiOSの端末差がもっと少なくなる日が来ますね。
では、サポートされる環境のギリギリってどこなの?
iOSはMetal 2.0対応機(Apple A9以降)
AndroidはAndroid 7.0以降かつGPUがOPEN GL3.1もしくはVulkan対応機
ざっくり言うと
2015年のハイエンドスマホ、タブレット端末以降
であれば大丈夫です。
ただ、注意点もいくつかあるのでそこは確認していただくか、Twitter等で私に聞いていただいても大丈夫です。
1.32bitモードで動いている端末
1部の端末は64bit対応のSoCを搭載していながら、アプリ互換の関係で32bitで動いているものがあります。
これは残念ながらミリシタは動作できない形となります。
2.あまりにマイナーな端末
Nexus 9のようなTegra K1 64bitのように動作する見込みはあるものの、サポート面ではかなり厳しい端末もあります。
私も持ち合わせのデータと実機で何とかやってますが、微妙な所であります。
3.Android 5.0/6.0での64bit端末
少数ながら7.0までアップデートされなかった64bit端末もあります。
この場合、Vulkan APIには非対応となるため動作に問題が起こる可能性があります。
(Vulkan APIのOSレベル対応はAndroid 7.0以降。メーカーによっては発表直後にAndroid 6.0でも対応させていた例もある。)
実はここにアイマス10周年コラボ端末であるF-04G ARROWS NXが含まれてます。
ミリシタはどう変わるのか
ひとつ言えるのは、よりリッチなコンテンツでも端末性能差がさほどなく動くようになることです。
39モード実装に伴うのがいちばん大きいと思います。
多くのプロデューサーさんに最高を更新したコンテンツを見せてあげたい。
そんな想いだと思います。
そしてもうひとつは運営さんの労力が減ります。
特に不要な旧環境などなんかに割いてる人員をそのままメイン環境に回せるので、不具合修正が速いことはもちろん、タスクも減るので別件に回せる運営スタッフさんも出てくることでしょう。
見えてくるものとしてはAR対応があります。
iOSの古い端末を切った中になぜ、最新OS対応のAir2がサポート外になったのか。
Metalだけでなく、ARkitというARに関わるAPIの対応か否かも関わってきそうですね。
Androidは恐らくGoogle AR Coreかなとは思ってます。
近いうちにデレステのARフォトスタジオ…みたいな機能が実装されるかもしれませんね。
とりあえず、サポート外になってしまう端末でプレイしてるプロデューサーさんは早急な端末課金をおすすめします。
私は、端末のことでお困りなプロデューサーさんをサポートできるよう情報を発信していきます。
39人ライブ 実装されましたね
それでは。