どうも今回はタイトルの通りです。今年発売のウォークマンNW-A105なのですが。
手放してしまいました。
手放した理由は待機時のバッテリー消費があまりに多いため
端的に書くと待機時のバッテリー消費がひどいと言える状態だった。正直このNW-A100シリーズは初代Android搭載ウォークマンであるNW-Z1000や2代目のNW-F880と比べると、確かに「再生時の」電池持ちは良くなっています。
その上で音は発売時に7万円ほどの値段がついたNW-ZX100に近いものになっており、製品としてのコストパフォーマンスは高いと思います。
それでも並の音楽プレイヤーから乗り換えると「電池持ちは悪い」と感じる方は多いと思います。今回特に致命的だった点は「待機時」でも同じくらいバッテリーを消費することでした。
夜に残量が8割残ってるのでそのまま放置。そのまま朝確認すると電池が切れているのです。これはWi-Fiを切ったり、不要なアプリを無効化しても改善されることがありませんでした。
この点に関しては音楽プレイヤーとしても端末としても致命的だと思います。使いたいと思った時に使えない点はかなり厳しいです。
ストリーミング再生時は電池持ちがかなり悪くなる
そして今回のウォークマンの強みは、ストリーミング配信サービスでも高音質で聴けるものです。筆者もストリーミング配信サービスとしてSpotifyとApple Musicを利用してますが、高音質よりも様々な曲が聴ける点が強みと思います。
このNW-A100ではこれらの音源もウォークマン同様のデジタル処理が行われ高音質で聴けるというもの。便利なのは理解できるのです。
一方で、前述の通りあまり電池持ちが良くないので、ストリーミング配信を常にオンライン状態で聴くとお察しの通り、すごい勢いで電池がなくなります。実測で4時間程度と半日持たない現実がありました。
端末としてもストリーミングとポータブルデバイスとして若干ズレているようにも感じます。前提としてNW-A100シリーズはWi-Fiのみの端末です。
この端末でストリーミング配信なると、事前に自宅等のネット環境がある場所で本体に保存したものを持ち歩くスタイルが前提になるのでしょうか。
でも、よく考えてください。外出先でこのブログを見てくださってるあなたが今手に持ってる端末はなんですか?
ストリーミング配信サービスの場合、利用する環境に関しては多くの方がスマートフォンです。このようなサービスは事前ダウンロードもできるが、なにより「気になったタイミングでいつでも聴ける」が魅力のサービスです。
そして、ウォークマンを手にする人は「出先でもある程度音にこだわりのある方」と筆者は考えてます。 配信サービスの音質に関しては「割り切り」を理解している層と考える。
どちらかと言うとこのニーズは前作のNW-A50シリーズにあった機能で、Bluetoothレシーバーとしてスマートフォンと接続して聴けばいいのでは?と思います。2台持ちするならスマホの方が操作性が良いので。
真の意味でストリーミング配信を高音質で聴くならONKYO GRANBEATのほうが適してるかもしれません。あちらはSIMも入りますし、電話機前提なのでバッテリー容量もあります。
NW-A100は買いだったのか
先物というのはどうしても何らかの不具合は覚悟するもの。他にも惜しいところはあるが、例としては以下のようなものになります。
・標準プレイヤーで楽曲検索できない
(旧機種はできたのに…)
・他社プレイヤーのイコライザー等を使った状態でウォークマンの高音質機能を使うとノイズが入ることがある。
上記のものは、ソフトウェアアップデートで改善できるかなと感じます。このNW-A100に関して言えば「着眼点」はとても良いと思います。
・スマホとの2台持ちを前提としたコンパクトなサイズ
・ストリーミング配信等も高音質で楽しむためのAndroid搭載
決して流行の先に行き過ぎてるわけでもなく、乗り遅れている訳でもない。かつてのウォークマンは「moraを使った本体で直接配信音源を買うためのAndroid」でしたが、今回のは普通に使えるものになっています。
実際にFiioやONKYOと言った各社もAndroidを採用した音楽プレイヤーを発売していますが、現状ではあのサイズでAndroid積んでてある程度音が良いのはA100の特権です。
ただ、もう少し待ちでも良かった印象です。そもそも予備で使えるカジュアルなプレイヤーとして買ったのに、電池持ちの悪さばかりは我慢できないものだった。
ソフトウェアが安定してバッテリードレインが少なくなったら、また購入したい1台ですね。
追記しました。電池もちが良くないのはどうやら仕様のようです。