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【レビュー】世界最安の5Gスマホ「Xiaomi Mi MIX3 5G」お手ごろ5Gスマホの今を見た

 こんにちは。さて、このバカは懲りずにまた5Gスマホを買いました。世界最安で買える5Gスマホということで、今回はXiaomi Mi MIX3 5Gです。

 

 

世界最安値で買える5G対応スマートフォンをチェック


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本体はフルディスプレイが特徴だ

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スライド式フロントカメラを備える

 


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他の5G端末に比べるとややコンパクト

 

 Xiaomi Mi MIX 3はXiaomiは同社初の5Gスマートフォンでありながら、発売当時は世界最安の5G対応スマートフォンと称された機種だ。5G通信と言えば、今年の4月から韓国とアメリカを皮切りにスタートし、各国のキャリア向けに各社から製品が出たものの、価格はどれも余裕で10万円オーバーとなかなか高価なものでした。

 

 そこにコスパのXiaomiが切り込みます。コストを抑えるために新規設計ではなく、昨年発売の4Gスマホ「Mi MIX 3」をベースに5G対応させるために再設計。Galaxy S10 5Gのように、既存モデルをベースにしながらも大きく姿が変わった機種もある中、Mi MIX 3 5Gの基本仕様はMi MIX 3と共通なのだ。

 Mi MIX3から5Gモデルの変更点として、核となるSoCをSnapdragon 845から5G通信に対応するSnapdragon 855 X50モデム搭載版にアップグレード。これに伴いバッテリー容量が3200mAhから3800mAhへ増量されています。スペックは下記に記載するが、ほぼMIX3と同仕様です。

 

SoC:Snapdragon 855 X50モデム搭載版

メモリ 6/8GB

ストレージ 64/128/256GB

 

画面サイズ 6.3インチ OLED

画面解像度 FHD+フルディスプレイ

 

カメラ

1200万画素

1200万画素 2倍望遠

フロント 2400万画素

 

バッテリー:3800mAh

 

 

MIXシリーズらしいフルディスプレイ端末

 

 Mi MIX 3はノッチのないフルディスプレイが魅力のスマートフォン。筆者も昨年Mi MIX 2sという機種を使ってましたが、それ以上に画面が広く感じます。画面占有率は93.4%となっており、ほぼ全画面の印象を与えますね。


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 高い画面占有率からか、フロントカメラの配置が難しいものに。Xiaomiではカメラ部をスライド式にすることで解決しています。必要に応じてスライドすることで使うことができ、20万回のスライドに対応できるとしています。構造的にはHuawei Honor Magic 2に近いものですね。

 スライド式フロントカメラを採用した機種でしたら、過去にOPPOのFind Xも使用したことがありますが、デザインこそ良かったもののやや使いにくい印象を持ちました。一方で、MIX 3 5Gは背面に指紋センサーを備えており、顔認証のみだったFind Xに比べると使いやすさという面では向上しております。

 


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リアカメラは1200万画素の2眼タイプです。ここはMIX 3と同様なので、最新のMi9のような4800万画素のセンサーは入ってませんが、AI補正の綺麗な写真も思うのままですね。

 


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2倍光学ズーム


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2眼と言えどかなり綺麗に撮れます。これは元のMix3の良さが出てますね。

 

 

お手軽5G端末の先を走ったデバイス。値段も落ちた今が買い

 

 日本では5Gはサービスインしていないので、まだまだ先という認識ですが、5G通信は世界各国にて徐々に花を咲かせ始めました。端末としてはどうしてもフラグシップのSnapdragon 855 5Gを搭載することもあって、必然的にハイエンド機となることから、価格面では高価なものになってしまいました。

 第1世代のGalaxy S10 5GやLG V50 ThinQといった端末は価格が10万円をゆうに超え、主にアーリーアダプタが中心でした。値段からも普及するとは思えず、その後に発売の端末は既存モデルの改良型がほとんどのようでした。

 この中ではOPPO Reno 5Gがヨーロッパを中心に、中国やUAEではHuawei Mate 20X 5Gが頭角を示す。Mate 20X 5Gはファーウェイ製のモデムを搭載するなど、差別化を図っています。これらの機種でも価格は10万円前後と決して安くはありません。

 そして、XiaomiのMi MIX 3 5Gは約6万円台の価格設定が強みです。Galaxy S10 5Gが15万円ほどの価格を考慮すると、5G対応端末としては破格のお値段でした。やはり、既存デバイスの流用がコスト削減に大いに役立ったと感じます。

 

 2020年はXiaomi Redmi K30 5Gをはじめ、発表されてる限りでも6〜7万円前後のミドル帯5G端末のリリースが予定されてます。これからより"5G"を身に感じることができる1年になるのではないでしょうか。まるで10年前…4Gの息吹を感じたあの頃を思い出しますね。

 

 現在は3.5万円程で購入ができることから、お手軽5G端末というのはもちろん「安価なハイエンドフルディスプレイデバイス」という新たな価値まで出てきたMi MIX 3 5G。普通に買いな気がする端末になりましたね。

 

それでは。良いお年を、