どうも
とうとう私もイヤモニのオタクになってしまったようです。
今回は
Ultimate Ears UE 5Pro Universal Fitです
実は後継でケーブルとコネクタが新しくなったUE5Pro to Goというものも出てます。
UEのイヤモニ
Ultimate Earsと言えばUE10ProやUE900などでお馴染みのメーカーです。
実はカスタムイヤーが本業みたいなメーカーで日本人アーティストも愛用するモデルもあります。
筆者が学生の頃は高嶺の花だったUE18 Pro
イヤホンで6桁という。こんなの誰が買うんだよwwwとか言ってた時期がありました。
ちなみにUE5Proはその中でも最も安価です。
定価だと7万くらい。
UE 5Proのポジションは?
Ultimate Earsのイヤモニエントリー機にして原点だと思います。
Ultimate Earsは現在のイヤモニにあたるものを初めて製作し、その中でも2WayネットワークのBA機を作った事がのちに業界において大きな流れを作ったと言えます。
その2Wayネットワークが組まれた最初の商品がUE 5Proだったのです。
ネットワーク構成だけでいえばシンプルなもの
カスタムイヤーから数えるともう20年近いロングセラーとなっています。
そのため、現在でも多くのアーティストに愛されており、中には「これじゃなきゃダメ」とこだわりを持つ方もいらっしゃいます。
構成はHigh Midの2Way 2BAの構成。現在でもよく見る構成です。
カスタムイヤーのユニバーサル版
UEの上位モデルはほぼすべてカスタムイヤーとなっておりますが、近年ではユニバーサル仕様のものもあります。
メーカーもユニバーサルになることによって音質の変化はほとんどない。
製造過程も同じだと明言していることもあり、カスタムイヤーとほぼ同等レベルとみても良いと思う。
そのため、カスタムとユニバーサルの値段に差が無いのも面白いところ。
また、ユニバーサルなので人に布教しやすいのは利点ですね。カスタムイヤーの沼に誘いたい。
聴いてみた
今回はAstell&Kern AK300
比較対象はUERRです。
今回の試聴曲
アイドルマスターミリオンライブより
花ざかりWeekend❀/4Luxury
花金ですよ!花金!
イベント曲ながらハマってしまいました。金曜日にこれを聴くのがクセになります。
Tokyo 7th Sistersより
SAKURA/Witch Number 4
ナナシスのユニットからひとつ。まぁ聴いてください。
筆者はこの曲を聴くとよく蒸発しています。
スロウリグレット/田所あずさ
リファレンス音源です。
ファーストインプレッション
え?これほんとに2BAなの
と言うくらい低音が出ます。本当に
端的に言うと音の定位はモニター系列だなと。分解能はUERRを聴いてしまうと一歩劣るかもしれないが、十分と言えるレベルだろう。
設計がかなり前のものながらその実力は第一線レベルだろう。
特徴的なのは音が平面的でないところだろうか。定位に関してはかなりしっかりしている。
普通に道具としても言うことなしのレベルだ。
UERRは滑らかな音作りと言ったガチガチのプロ仕様と言うよりはややコンシューマー向けみたいなところもある。
このUE5Proはまさにプロ仕様と言うべきか。モニタリングするための機械であり、道具だ。
必要以上にふくよかな音でもないし、ありのままを装着した人に届ける。
アーティストのためのイヤーモニターというUEの原点を感じられるイヤホンだと思う。
オススメか
正直、いきなり皆さんにいいぞ!と言える代物ではありません。
特にこのモデルはマジもののイヤモニです。
エントリー帯と言えどかなり高価な部類になります。
定価ベースで約7万円。このクラスならリスニング向きでもっと良いものも多くあります。
それでもこの2BA機に興味があるなら是非専門店で試聴していただきたい。
UERRと比べるとシェルは小さいのでフィット感は良好。
正直このクラスまで来るとコスパ云々のものではありません。
ひとつ言えるのは、アーティストがライブで聴いてる世界というのが少しは体感できるかなというところです。
特にこのようなイヤモニだと「音が近い」といわれるが、カスタムイヤーだとそこまで音が近いモデルというのは少ない。WestoneのESシリーズが比較的近い部類になるだろうか。
ストイックながらまさにイヤモニって音かなと思います。
それでは