どうも
今回は
抽選に当たったintime-Xについて書いていこうかと思います。
これは?
オーツェイドさんの企画で新型の素材を使ったイヤホンのモニターするというものです。
普段このような抽選には致命的に縁のない筆者ですが、この度運良く当選することが出来ました。
やった!やった!楽しみが増えた!!
— はやぽん! (@H8P0NP) 2020年6月16日
まかなイヤホン外れ続けたからなぁ pic.twitter.com/BxyGJiyfij
intime-Xとは?
オーツェイドさんが開発中の次期モデルのイヤホンになります。
今回はこの開発機をレビューすることになりました。
製品の詳細は以下オーツェイドさんの公式ブログより引用致します。
■製品の詳細
1)新開発の高密度、高内部損失の樹脂材料をリア筐体に用いました。軽量化による実装性を維持しつつ、制震性の高いその材質は量感豊かで歪の少ない低音再生を実現しています。
2)弊社のオリジナル技術のセラミックツイータVSTのセラミック材料にはTi3同様のVST2(新材料)を採用して歪感の少ない中高域はintimeらしくまとめています。
3)一般的に低域重視のイヤホンは内耳に対する圧迫感がありましたが、圧迫感についても改善をおこなっています(弊社製品比)。
4)HDSSを採用。また樹脂筐体に合わせてそのチューニングも見直しています。ピュアで歪感の少ない音は元より、音場の広さも秀逸です。
5)既存の碧Lightや今まで作ってきたまかなイヤホンとの比較が出来るように、ウーハーは既存の碧Lightのものを使っています。
6)フロント筐体ではSORA2や煌、轟にも採用しているステンレス筐体を採用しました。輪郭のしっかりした響きのある音が特徴的です。
7)ケーブルは全て、本製品用にチューニングしたハイブリッド芯材を採用しています。HOTを銀コート、COLDをOFCにすることで豊かな低域と立体感のある音を実現しました。
イヤピースには定評のあるアコースチューンのAET07を採用しました。
正直なところ、6,000円前後で販売してるイヤホンとは思えないこだわりっぷりです。
今回当選したのは4.4mmバランスモデル
他にも3.5mmアンバランスや2.5mmバランスモデルも少数ながらあった。
また、同社社長の渡部氏の署名入りのお手紙が入っていたりとホントに豪華なものです。
今回の試聴曲
Automatic/宇多田ヒカル
実はこのイヤホンを聴いてむむっ…と思った曲。
個人的には相性が良い曲だと勝手に思ってます。
the MIRACLE/Kizuna AI
アルバム Repliesよりこちらをチョイス。心地よい低域と疾走感のある間奏が気持ち良いナンバーです。
個人的に好きな曲をチョイスしました。
低域を重視したモデルということなので、低域がバチバチに気持ちいいナンバーをチョイス。
サビの部分がほんと好き
スロウリグレット/田所あずさ
いつものです。
今回は4.4mmバランスのモデルですので、NW-WM1Aでレビューしたいと思います。
ファーストインプレッション
なんだこれ????
お前それしか言わないだろ…は置いておいて。
このイヤホン、見た目からは想像できないくらいサウンドステージが広いのです。
高域は上に抜けるような感覚があります。すぅーっと抜けていくといいますか、非常に抜けがよいです。
ハイハットとかの音域がやや耳につくような印象はありますが、個人的には許容範囲内でした。
慣らし運転次第でまた変わってくるかなとは思います。
ボーカル域は「近い」という表現が良いでしょうか。
同社の手持ちのモデルの中では最も近いです。
ただ、ボーカルを「聴かせる」イヤホンでは無いので艶などはそこまで感じられませんでした。
低域ですが、これが素晴らしい。
個人的にですが、低域の出方がSENNHEISERのIE800と非常に近いものを感じます。
量感でも同社のイヤホンの中では多めになるかなとは思いますが、低域を増やしたことによる閉塞感や圧迫感、抜けの悪さはほとんど感じられません。
非常に心地の良い低域です。
EDMとか聴くにはとても相性がいいですね。
これで聴くRadio HappyやHotelMoonsideとか最高です。
サウンドステージは広めですね。
横にも広いですが、やや面白いのは真上にも広い点でしょうか。
どちらかと言えば真上の方が広く感じることが多いかと感じます。
待ってたよ〜intime-X
— はやぽん! (@H8P0NP) 2020年7月3日
音のインプレッションはツリーにしていきますよ〜 pic.twitter.com/azPbjOC1fU
手持ちのintime製品と比較して
intime 碧 Ti3
Ti3に比べると音の固さという面でintime-Xはかなりほぐれた音になります。
低域の量感は増えますが、増えたことによって感じる閉塞感といったものがほとんどないのが特徴。
ただ、Ti3のような中高音が突き抜けるような感覚は薄れてるかなという印象です。
筐体素材も違うので、これに関しては目指した音が違うというか好みで使い分けて良いかなと思いました。
intime 碧 Light
どちらかと言うと毛色的にはこちらに近い音になります。
ただ、使用してるユニットがTi3などの上位モデル譲りなところもあるためか「全体的な質」ではintime-Xの方が上に感じられます。
intime Xをレビューするのに碧 Light持ってないのはやばいとか言われたので買ってきました。 https://t.co/689jmmNgs3 pic.twitter.com/lGLDIrCm6J
— はやぽん! (@H8P0NP) 2020年6月16日
ちなみに碧 lightはintime-X当選後に買ったというのはここだけのお話…
最後に
試作機とのことでこれを現段階において評価するのはどうなのかと思うところはありますが…
試作機と言うにはあまりに完成度が高く、いち個人としてはこのモデルも販売してほしいなと思う音です。
最も、碧 Ti3よりも私はintime-Xの方が好みでした。
これで試作機なら製品版はどうなるんだよ????????????となっています。
このintime-Xは低域がしっかり出る曲。特にEDMにおいては抜群の相性を誇ります。
個人的に感じた不満点は以下の通り
・特定の音に感じた固さ
具体的には打楽器のハイの部分でしょうか。低域のやわらかさに対して固さが目立つ印象がありました。
これは慣らし運転をすることで多少は改善されるのかなとは思いますが、経過の観察が必要かなと思います。
・響き(残響感)がかなり少ない
これは人によって評価が変わる点かと思いますが、個人的に気になったので挙げさせていただきました。
特にピアノの残響感はほとんど出てこないです。そのため、リアリティといった面では個人的にも他社のイヤホンに比べると劣るかなと感じます。
(これに関しては碧 lightのほうがしっかり出てます。)
特にこの辺は好みがキッパリ別れるかと。
そのため、聴かれる楽曲によっては「微妙」という評価になることも考えられるかなと感じました。
これらの不満点がありながらもサウンドステージが広いこと、低域のレスポンスが高いこと。
そして、圧迫感が少なく聴き疲れを感じさせない点が非常に好感が持てるプロトタイプと言えます。
6,000円前後の価格で購入しましたが、正直なところ価格破壊もいい所のクオリティです。
碧 Ti3も「価格破壊」とか言いましたが、これもそれに並ぶ化け物です。
今回、このような企画をしてくださったオーツェイドさんには感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。
この新素材を使用したイヤホンの登場を
期待に胸を膨らませてお待ちしたいと思います。
それではこの辺で