はやぽんログ!

使ったスマホは300台以上。スマホネイティブ世代のライターが独自の視点でレビューやニュース、コラムを発信中!

【レビュー】Huaweiのフラッグシップ「Mate 20 Pro」をつかってみて完成度の高さに納得した

 どうも。今回は、安かったのでつい買ってしまう事ってありますよね。

 

f:id:hayaponlog:20200813225029j:image

 そんなわけで、Huawei Mate 20 Proを買ってしまいました。まぁ、3.8万円の魔力に勝てませんでした。

 

これは仕方ないですね。

 

 

 

Mate 20 Proってどんなスマホ?

 

 Huaweiの2018年に発売されたフラッグシップスマートフォンとなります。日本ではSoftBankでも取り扱いがあり、話題となりました。


f:id:hayaponlog:20200813225209j:image

本体は近年よく見る普通のスマートフォン。画面サイズは6.3インチで上にノッチがあるのが特徴ですね。


f:id:hayaponlog:20200813225223j:image

電源ボタンは赤色のアクセント


f:id:hayaponlog:20200813225309j:image

SIMスロットは本体下部に。イヤホンジャックはありません。

 

初のKirin 980 SoC搭載のスマートフォン

 

 Huaweiの場合、毎回秋頃のMateシリーズをフラッグシップと位置付けており、この時期に最新のチップセットに更新されます。

 このKirin 980は世界初の7nmプロセス製造されたチップセットであり、NPUと呼ばれるAI性能を強化したチップとなっています。GPUがARM Mali G76 MP10に進化し、GPU Turboもかかるようになったので、3Dコンテンツもより快適に動作するようになりました。

 

P20 Proの性能を引き継いだカメラ性能

 


f:id:hayaponlog:20200813225408j:image

 発表当初「驚異的」と言われるほどのカメラ性能を持った、P20 Proの性能とLeicaチューニングをそのまま引き継いでいます。カメラUIも基本的にはP20 Proと変わらないものになっています。

 このMate 20 Proでは従来までのモノクロセンサーを廃した代わりに、16mm相当の超広角レンズを搭載しています。 
f:id:hayaponlog:20200813225054j:image

カメラ配列はセンターに四角を描くものになりました。

 

 スマートフォンにおける超広角撮影において、画質面でも実用可能なレベルに持っていったMate 20 Pro。超広角レンズ自体はLGが早くから採用したが、画質的に良くはなく、新たなジャンルを切り開いたイノベーターとなりました。

 

 以下、Mate 20 Proでの作例です。全てオートにて撮影しています。


f:id:hayaponlog:20200813225514j:image


f:id:hayaponlog:20200813225523j:image


f:id:hayaponlog:20200813225546j:image


f:id:hayaponlog:20200813225725j:image


f:id:hayaponlog:20200813225925j:image


f:id:hayaponlog:20200813230043j:image


f:id:hayaponlog:20200813230448j:image

 このMate 20 Proではスーパーマクロ機能が搭載され、かなり寄った時でもAI処理でクッキリと写し出せるようになってます。この機能ははKirin 980のハードウェアに絡んだものなので、P20 Proでは利用できないものになっています。

 

 写真を見てもやっぱりクオリティの高さは健在と言えますね。特に後継のP30シリーズやP40シリーズはRYYBセンサーのため、やや黄色が強めに出る傾向があります。

 一方で、Mate 20 ProまではRGGBセンサーがメインですので、そのような傾向もなく自然な色味で撮れる点も特徴です。また、アップデートでP30と同様に、30倍までのデジタルズームが可能になっています。

 

www.hayaponlog.site

 

 

www.hayaponlog.site

 

 

普段使いでも全く不満を感じさせないハイスペックなMate 20 Pro

 

 プロセッサーもKirin 980搭載でメモリは6GBと、一般的に困ることはない性能です。同じプロセッサーを採用するP30 Proを利用していますが、Snapdragon 855相当のスペックはあるので、動作において不満はないです。

 

 ストレージの拡張については、独自規格のNMカードに対応しているため、後から容量を増やすことも可能です。(ソフトバンク版は不可)

 

 基本的にPシリーズをメインで買っていた筆者にとって、地味ながらも初のMateシリーズになります。画面解像度が2K+のものになっていたり、ステレオスピーカーが採用されるなど、同世代に当たるP30シリーズでは削られていた部分がしっかり備わってると感じますね。

 

 そのため、フラッグシップを使ってるなと言う感覚にはなります。Mate 20 Proでは初の無接点充電やリバースチャージ、画面内指紋認証にも対応しているので、機能面でも最新のスマートフォン見劣るすることのないものとなっています。

 

 

最後に。まだまだ現役で使えるMate 20 Pro

 

 北米の制裁によってこのMate 20 Proは、GMS(Googleサービス)を正規利用可能な最後のMateシリーズになっています。端末の完成度の高さもあってか、今なおGalaxy Note 9やiPhone XS並みに値段の落ちない端末となっています。

 そして、多くのライターなどが「非常に使いやすいスマホ」と好評していた理由が、使ってみるとなんとなく分かった気がしますね。

 

 P30 ProにP40 Pro+を利用している身として、その前のP20 Proを使っていた身として言うのであれば、Mate 20 Proはカメラ性能が高いだけではなく、「これ1台で安心してメイン機としてもバッチリ使える」機種となります。

 

 ファーウェイのPシリーズは確かにカメラ性能こそ化け物ですが、それ以外のスペックは同世代機の並以下なものも多いです。そのようなものを一切感じさせない完成度の高さが、発売から2年経ったいまなお、Mate 20 Proというスマートフォンがファンに愛される理由なのかもしれません。

HUAWEI Mate 20 Pro ミッドナイトブルー 【日本正規代理店品】 MATE 20 PRO/MID/A