どうも
しばらくぶりの更新になりました。
下書きであまりに寝かせすぎて旬をすぎてしまいましたが、供養します。
これはなに?
Xiaomiが出資したBlackSharkのスマートフォンの2世代目のモデルになります。
日本ではFreetelを経営していた増田氏が日本発売にこじつけ、特に後半に出た廉価モデルはハイエンド機の中でもトップレベルでリーズナブルなことから話題となりました。
カラーは3色あるが、今回はシルバーを選択した。
緑のラインがアクセントになっている
今回入手したのは日本モデルなので、技適マークがある。
スマホを生贄にスマホを召喚
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年8月22日
BlackShark 2 12GB/256GB 国内版が着弾しました pic.twitter.com/TzIAiVtV4y
スペックとか
SoC Qualcomm Snapdragon 855
RAM 6/8/12GB(日本版は6/12GB)
ストレージ 128/256GB
画面サイズ 6.2インチ FHD+ OLED
初代から進化した点
初代からはタッチレートが向上。
240Hzのタッチレートでタップ遅延は43.5msを達成しています。
画面が液晶からOLEDに変わりました。
結果としてリフレッシュレートは下がってしまいました。
指紋センサーは画面内に。トレンドを抑えています。
その分従来とほぼ変わらないサイズで、画面の大型化を達成しています。
Master Touchと呼ばれる感圧式タッチに対応。タッチの強さをアプリのインターフェイスに割り当てることが可能です。
冷却性能も向上しており、より長時間のプレイが可能となっています。
日本でゲーミングスマホの知名度を爆上げしたスマートフォン
BlackShark 2の前にもROG Phoneというゲーミングスマホが日本にも投入されていましたが、10万円オーバーからと正直かなりお値段も高いものでした。
その上、日本でのリリースが12月とずれ込んだのでスペックを気にするユーザーにはあまり注目を浴びれなかったのが残念な点です。
この年に海外ではBlackSharkやZTE REDMAGICと言った「中華ゲーミングスマホ」が続々とリリースされ、コストパフォーマンスでは遥かに上のものでした。
そんな知る人ぞ知るスマホが日本で投入された!と言うがこのBlackShark 2だったのです。
実質的にXiaomi系列では初の技適取得スマホでもあったので、ガジェット好きの間ではかなり話題となりました。
日本では普及しにくい環境の中でも大きな爪痕を残した1台
日本のスマホゲームは主に「隙間時間で気軽にできる」を重点に置いているものが多く、この手のゲーミングスマホが得意とする「長時間の連続プレイ」と言ったコンテンツは相対的に見ても少ないものでした。
近年ではPUBGやFortniteと言ったコンテンツがスマホにも移植され、これが日本でも流行になったことから、これらのコンテンツに最適化されたスマホとして大々的に売り出されました。
サクサクと動作してくれる。
ROG Phoneが高価格でなかなか売り上げをあげられない一方、BlackShark 2は発売当初はフルスペックのフルオプション装備で10.5万円と技適取得費まで考えればまぁ頑張った値段でリリース。
同年8月リリースの6/128GBモデルは税抜き49,800円と言うかなり攻めた値段でリリースされました。
これは当時のSDM855デバイスでは日本で買える最安値であり、ゲーミングスマホだけではなく「格安ハイエンド」としても頭角を出したモデルとなり注目を浴びました。
もちろん、長時間のプレイはもちろん瞬間的な負荷のかかるリズムゲームも快適に動作。
ミリシタはもちろん、タッチ負荷のおおいプロジェクトセカイも問題なく動作した。
タッチレートの良さもあってかなり快適にプレイできます。
ゲーミングモードの設定画面がもう男の子が好きなあれ→BlackShark pic.twitter.com/rAnVfHi6iv
— はやぽん (@Hayaponlog) 2019年3月21日
これに関しては初代から一貫してて好きですね。
BlackShark 2の惜しい点
正直、ゲーミングスマホとしてみると惜しい点がかなり多いですね。
ゲーミングスマホで見ると以下の点で劣りました。
画面のリフレッシュレート
この頃から画面のリフレッシュレートが多く叫ばれるようになりました。
ゲーミングスマホだと同世代のROG Phone IIとREDMAGIC 3はそれぞれ90Hzのハイフレームレートに対応してますが、BlackShark 2は60Hz止まりになります。
さらにはSHARP AQUOS Zero 2のような120Hz 機もゾロゾロ出てきて、その時点で既に他社より劣る結果となりました。
特に価格的にも近いREDMAGIC 3には比較されがちでした。
イヤホンジャックがない
BlackShark 2にはイヤホンジャックがありません。普通のスマホならまだしも、ゲーミングを謳う機種で端子を殺すイヤホンか遅延のあるワイヤレスしか使えないのは致命的です。
また、このスマホには拡張端子などもなくクレードルと言ったものが付けられない仕様なのも痛い。
付属のコントローラーくらいしか付けられないのです。
普通のスマホとしては
個人的にはdocomoバンドにも対応していて、DSDV対応のハイエンドとして見ればメイン機として使っても問題の無いスマホだと思います。
6.2インチと他社のゲーミングスマホに比べてひと回りコンパクトでかつ、同サイズの端末よりバッテリー容量が多い点は利点と言えます。
カメラはXiaomi Mi8と同等のデュアルタイプと言ったところで扱いやすいと言えるでしょう。
Mi8とほぼ同等性能のカメラと言いたいが、こちらはメインに48MPセンサーのIMX586を採用しています。
写真のクオリティはまぁそこそこ。この世代としては少し物足りないところはあります。
難点はゲーミングスマホ故にタスク管理がものすごくシビアで、バックグラウンドで動いてるアプリもShark SPACEにかけてしまうと問答無用で止まってしまうところです。
判断は別れますが、通知が来ない。バックグラウンドの処理がまったくされてない!などの原因になったりします。
今から買うのはどうなの?
個人的には微妙と言ったところです。
このBlackshark 2はスペック的には問題ないのですが、ゲーミングスマホで見てしまうとトレンドに追いつけないモデルとなってしまいます。
スペックとしては世代相当のSoCとメモリ搭載量ですが、画面性能やタッチレートなど劣るところも見られます。
同世代機と比較してもBlackshark 2はイヤホンジャックが無い点と画面のリフレッシュレートで差を空けられており、惜しい印象を受ける場面が多いです。
ただ、国内販売されたSDM855世代機としては異例なまでの安さで売られていたこともあってか、中古でも比較的安価で入手ができるものになってます。
色んな意味で異例の値段で買えてしまうXperia 1(802SO)やAQUOS Zero 2(906SH)を除いても、かなりお求めやすい価格になってるものが多いです。
ゲーミングスマホという特性上、ノッチと言った先進的ものは少なく無難な18:9のスタイルとなっています。
そのため、ノッチと言った切りかけが苦手な方にもオススメできます。
初めてのゲーミングスマホには最適の1台
ゲーミングスマホってどうなの?という方や、ROG Phoneとか高いからお試しで使ってみたい方にはおすすめ出来る1台だと思います。
この手の機種はいわゆる「独自UI」のモデルが多く、Android機の中でも直感的に使えないモデルも多いです。
そのため、ゲーム以外は使いにくかったり癖を感じることが多いと思います。
また、OSのアップデートは非常に遅く日本版はこの間やっとAndroid 10へのアップデートがされました。
そのため、安定性は高いが最新機能を使いたい!なんて方には向かないスマホであると言えます。
とりあえず以下の方にはおすすめ出来るかな
・安くて高性能なSIMフリースマホが欲しい
・ゲーミングスマホを使ってみたい
・鮫が好きな人
え?内容が薄い…
実はこの子買ってから3ヶ月ほどでまさかの突然死をしてしまいました。幸い購入店舗での保証がききましたが、ちょっと辛いお気持ちでしたね。
それでは