どうも
今回は商材的に強いとのことで交渉して手に入れたスマホです
LG V60 ThinQです
本日の戦果品
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年11月7日
LG V60 ThinQ(Y!mobeil MNP)
割引とか
MNP割引 2.2万円+Y!の旧プラン解約金実質無料
ヨドバシポイント 1.5万円還元
ノベルティのおまけ
(Galaxy Budsとモバイルバッテリー)
実質 7.2万くらい pic.twitter.com/8j5SJxRqVv
ざっくり言うと
・LGからリリースされた5G対応ハイエンドスマホです
・docomoとSoftBankにて販売されてます
・画面が6.8インチと大きく、2画面スマホとしても使うことができます
・値段や機能面で強い競合には劣るのが惜しいです
・最近はお得に買えるお店が増えているので、人気が再燃してます
・2画面スマホに興味がある人にはおすすめのスマートフォンです
これは何?
LGが送る拡張2画面スマホの第3世代機です。
この手のスマホは昨年のLG V50 ThinQを皮切りにV50s ThinQ(日本ではG8X ThinQ)と後継がリリースされました。
そして、全体的なスペックアップを図ったのがこのV60 ThinQとなります。
見た目は至って普通です。
カメラは3眼に。
どことなく形状がGalaxy S10シリーズみたいです。
参考までにLG WINGを隣に置いてみました。
WINGはリアカメラが特徴的ですが、V60は単体での本体における特徴はそこまでありません。
フレームがメタルになっており、放熱性が高くなってるのは好感が持てます。
LG WINGについてはこちら
スペックとか
SoC Qualcomm Snapdragon 865
メモリ 8GB
ストレージ 128GB(北米版は256GB)
画面 6.8インチOLED FHD+
カメラ 64MP+16MP+tof
バッテリー 5000mAh
LG渾身の2画面スマホ
LGと言えば2画面スマホ!というのはここ最近のトレンドですね。
このV60はV50シリーズに比べて大型化し、画面は6.8インチとなりました。
そのため、ぱっと見はXperia 1IIやGalaxy S20+よりも大きいものになっています。
基本コンセプトはV50シリーズと同じく「1画面でも2画面でも使える」ですので、このV60も1画面で使えるスマホをと言うものを意識して作られてます。
このV60はdocomo及びSoftBankにて取扱のある機種となります。
より大きくなった拡張ディスプレイ
もちろん大きくなった本体に合わせてサブディスプレイも大きくなりました。
接続仕様はV50s(G8X)と同等のものになってます。
やはり2画面によるマルチタスクは魅力と言えるもので、この機能を目当てに買われる方が多いと思います。
LG WINGのスイベルモードと比べてみると、マルチタスクというものに対してのアプローチがやや異なることが分かる。
Galaxy Foldと比べると大きさは一目瞭然。
6.8インチのスマホを2台並べるようなものなので、それはでかいわけである。
今作も通知用サブディスプレイは現在。
いちいち開かなくても通知や時刻を確認することができます。
ただ、この点はフォルダブル端末であるGalaxy Foldの方が遥かに自由度は高い。
スマホとして
国内販売されるLGスマホとしては初の5G対応機であり、イヤホンジャックもしっかり備えるハイエンド機となります。
独自機能としてはLG機にある統合検索やQuad DACによる高音質機能も備えており、スマホとしての完成度はV50シリーズよりもブラッシュアップされています。
特にこのQuad DACはV50シリーズよりもブラッシュアップされ、DACもESS ES9219Pに更新されています。
スマホとしてもかなり高音質で楽しめるということで、個人的にもイチオシの機能です。
大きい画面でマルチタスクが捗るのは魅力ですね。
ただ、ハイフレームレートには非対応。
ここは競合が力を入れてる点だけに惜しいところです。
カメラに関しては微妙なところで同世代の競合よりも性能面やレスポンスでは劣る印象があります。
ハイエンド機としてメインカメラ+超広角だけでは惜しいように感じます。
まぁ、これと言って他社に比べて特徴があるとは言えません。
超広角での写真が強いのが最初期から積んでたメーカーなだけあるなという印象。
指紋認証はまぁそこそこ。G8Xとさほど変わらない印象です。
個人的にイチオシなのはバッテリー持ちの良さ。
5000mAhとゲーミングスマホ並みの搭載量を持つだけあって、普通の使い方なら2日。
ゲームをがっつりやり込んでも1日は十分に持つバッテリーです。
あまり注目されてない点では、スライタスペンが使えるのもポイント
別売にはなりますが、Galaxy Noteシリーズに近い感覚で使うこともできます。
他にもメタルフレームになって放熱性が上がったことや、フロントスピーカーの音質が良くなったことなど細かい点でのブラッシュアップも多くあります。
惜しい点
LGのこのスマホ。残念ながら現在は商材的に強い商品として、キャリアによっては強い値引きが行われる機種となりました。
まぁ、売れてない…ということですね。
売れない理由というのはいくつか挙げられますが、使ってみて分かったのは以下の通り
・中途半端にデカくて重い
そう、6.8インチにデュアルスクリーンです。
しかも横幅も大きくなるので、片手で持つにはやや不安定になります。
個人的には6.8インチとでかい割には画面解像度はフルHD+というのが惜しい。
デュアルスクリーンとの相性を優先したら仕方ないとは思います。
そして極め付けは重さ。本体も218gと決して軽いとは言えない部類にデュアルスクリーンを装着すると350gをゆうに越えてしまいます。
こうなるとiPad miniよりも重くなってしまい、環境によっては持ち味のデュアルスクリーンを付けることが億劫になることもあるでしょう。
Galaxy Foldほどでは無いが、ケース装着時はまぁまぁの厚みになるのは致し方ないだろう。
そしてデュアルスクリーンは相変わらず防水には非対応。
そんな端末がまず受けないだろ…と思いましたが、実はこのV60 ThinQはLGのお膝元である韓国市場では出回ってないモデルとなっています。
先行リリースは北米。次いで日本と言う限られた地域でしか販売されてないレアなモデルです。
仲のいい韓国の友人にも聞きましたが、V60は韓国で売っても「大画面スマホが好きな人などは食いつくが、大体はそれが出たことで値段の下がったV50sに行く」と評されていました。
実際、使いやすさだけならG8X ThinQの方がサイズ感は良かったです。
そのため、北米向け大画面モデルを日本で展開したら…こうなるのいい例だと思います。
もっとも韓国ではカラーリングの豊富さとスタイリッシュさで起死回生を狙ったVELVETが Galaxy S20シリーズの対抗馬でリリースされています。
従来のGやVシリーズと言った乱雑なラインナップや新鮮味のないデザインを一新し、ラインナップもシンプルにしたいと言うのが見てとれます。
・強い強豪に押された
V60がリリースされたのはdocomoとSoftBank
特にdocomoでは初の展開となりながらも、値段はライバルのGalaxy S20より高い設定というのもあり、初期ラインナップの中でも売れ行きは低調。
イヤホンジャック有りという優位面でもAQUOS R5GやXperia 1IIという国内基盤が強い機種たちに押されてしまったように感じます。
そして今度はVELVETが正式にリリースされるということもあり、結果として自社端末に食われる結果となりました。
こちらは韓国と同様にデュアルスクリーンの有無が選べるものとなり、その分値段も抑えられました。
SoftBankさんではなかなかそのような事にはなってませんが、来年あたりに価格改定で一気に安くなったりすることが考えられそうです。
そのため、在庫を売り払いたいのかdocomo版は規制ギリギリの割引をしてくれる店舗が多い印象です。
筆者はMNPにて2.2万円の割引にプラス
旧プラン解約金+転出手数料実質無料
購入店ポイント1.5万円分還元
ノベルティ(Galaxy budsとモバイルバッテリー)プレゼント
というなかなか攻めたセールスを受けたので購入した次第。
実質価格は7万円を切るものとなるので、店舗によってはVELVET買うより安いんですよね…
それにしてもLGのスマホを買ってGalaxy Budsが貰えるのは不思議な気分です(笑)
ただ、厄介なのは昨年SoftBankより出たLG G8Xが5.5万円と言う破格の値段で出てきたこともあって、なかなか値段の安さだけでは売れないのも難しいところだなと思います。
最後に
LG V60 ThinQ
確かにG8Xを大画面化しよりブラッシュアップしたという点では同等コンセプトの端末を求めるものとしては非常に興味深い機種です。
現時点ではスマホでも随一の高音質であるQuad DACを搭載した最後のモデルでもありますし、動画の視聴体験で行けば横幅の広い画面は優位に立てる点も多くあります。
国内正規端末なので、5Gもしっかり利用できます。
逆を言えばそれくらいしか利点もなく、多種多様な機種が出た今年のデバイスにおいては目新しいものがなかったものとも言えます。
お値段的にもdocomo版で11.8万、SoftBank版で13万クラスとお買い得とも言えない値段です。
上に書いたように変にでかい分使い勝手では前機種に劣るところもあったり、総合的な端末の性能が競合よりも高くないことからこれらの端末を求める層に合わなかったりしました。
結果として売上を伸ばせなかったのは否定できません。
デュアルスクリーン自体も販売するメーカーやキャリア側がなかなか活路を見出せておらず、結局はユーザーに使い方を模索させるような状況になっています。
特にこの手の端末はコンテンツが生きなければ何者でもない端末ですので、キワモノで終わらせてはいけないものだと思います。
幸い、VELVETのデュアルスクリーンの販売もあるのでコンテンツ拡充にはまだ期待が持てる状態です。
そうなればV60 ThinQは以下のような人におすすめできます。
・2画面スマホが欲しい人
・大画面のスマホが欲しい人
・イヤホンジャックも捨てられない人
・安価にハイエンドスマホが欲しい人
でしょうかね。
docomo版なら上手くやれば実質7万円位で買えますので、VELVETよりお買い得に買えるかもしれません。
それでは