どうも今回はHuawei P40 Pro+を買って半年。おそらく日本でいちばん長く使った1人として感じたことを書いていこうと思います。
どんなスマホが気になった人はこちらをご覧ください。
半年使って撮った写真とか
まぁ、いろいろ言う前にまずはどんな写真を撮ったかですね。Huawei P40 Pro+を買ったのに写真を撮らないのは宝の持ち腐れですからね。
通常フォト
今回は新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店などの時短営業や外出自粛などもあったことから、作例の多くは筆者の住む新潟県内のものになります。水際のショットはこのP40 Pro+が防水防塵に対応してるからこそできるものです。新潟駅のあの国鉄感ただよう駅舎も、もう見られなくなると思うと不思議な気持ちです。
カメラ性能の高さを感じたズームフォト
今回1番進化したのはこのポイントと言えるでしょう。P30 Proでも撮影の幅が広がりましたか、それ以上に広がったように感じました。
ここまででだいたい5〜20倍相当で撮影しています。だいたい120〜480mm相当ですね。このスマホは劣化を抑えて480mm相当。デジタルなら最大100倍までズーム可能という異次元の性能です。
P40 Pro+のズーム性能がやばい。時代はやっぱり100倍ズームスマホだね😁 pic.twitter.com/Ktac3gkOpp— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年10月10日
この480mmクラスが普通に使えると言うとこういうものも撮れます。
ちなみにHuawei P40 Pro+とかいうスマホはズーム性能が強すぎるので空港で飛行機を撮るのが楽しくなるスマホのひとつ
4枚目は参考までに普通のスマホはこのくらいの画角 pic.twitter.com/q44yOMsKES— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年12月8日
この投稿にJALの公式さんが反応されてびっくりしました。
このスマホでは、高倍率ズームによって今までスマホで撮るには不可能に近いとまで言われた迫力のある飛行機の撮影が可能になりました。P30 Proよりもズームした時の画質劣化が抑えられるので、これはいいものです。
さすがに、ズーム時の動体追従性能は本格的な一眼レフ機とかには劣りますので、離陸や着陸の瞬間を綺麗に撮れるかどうかはある意味運任せなところもあります。
やっぱHuawei P40 Pro+ってスマホ頭おかしいわ
なんで地上から空飛んでる飛行機撮れるの…
しかも手持ちで… pic.twitter.com/S0nF34PREj— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年6月20日
P40 Pro+はファーウェイらしいナイトモードの強さは健在
ここはP30 Proに引き続き圧巻と言える性能です。被写体によってはアーティスティックに写りすぎるかな…という気もしますね。P30 Proのやや派手目の補正よりも私的にはこちらの方が好みです。
カメラ性能の高さを生かしてRAW撮影でさらに追い込む
このP40 Pro+もRAWフォーマットで撮影することができ、無圧縮データを自分好みに現像するということも可能です。
基本的なセンサースペックが高いのもあって、かなり追い込んだ編集も可能です。単体でLightroomやPhotoshopで編集をかけられるのも魅力ですね。
P40 Pro+ならフードフォトもより綺麗に
お前ほんと麺ばっかりだな。P30 Proでもなかなか良かったのですが、今回もメシウマカメラとなってますね。
カメラ性能の高さを活かした物撮り、テーブルフォト
今年のブログで掲載したスマホの多くはこいつで撮影しています。やはりテレマクロが撮れると非常に撮影の幅が広くなりますね。
ブログ用の写真カメラとしてはほんとに重宝しています。
3倍カメラで撮りやすくなったポートレートモード
ポートレートモードの精度もP30 Proより良くなってますね。ボケ味が自然になりました。ここまで比較として前年の同等ポジションであるHuawei P30 Proという機種をよく出していました。
実際に半年使ってみての感想とか
写真以外で実際に使ってて感じたことを書いてみます。まず、端末としては物理的に重いです。226gと他社のハイエンド機に比べると凝縮感のある重量感となります。
プロセッサはKirin 990 5Gにメモリは8GBとまぁ、普通に使ってて困ることはないハイエンド構成のものを積んでいます。実際、ゲームをしたりSNSをするのはもちろんのこと、Lightroomで5000万画素クラスの写真の現像をかけても動作が不安定になることはありませんでした。
電池持ちも比較的良好で、手持ちの5G対応スマホでもトップクラスです。まる1日は余裕で持ちます。モデム一体型のタイプなのが功を奏してると言えるでしょう。
他にも無接点充電や防水防塵にも対応していたりと、これだけの画質を持つカメラながら水際で使っても怖くない点。他社のハイエンドに備える機能をしっかり抑えてる点は素晴らしいと感じます。
とにかくGoogleが使えないのが惜しすぎる
カメラ含めてここまで素晴らしいハードウェア、ソフトウェアを持つのに、Android環境ではある意味世界標準のGoogleサービスを使えないという非常に惜しい機種なのです。使えば使うほど惜しいと思う反面、使い方次第では十分代替になるものはありました。まず、前提にHuawei純正のApp Galleryは使い物になりません。必要なアプリが皆無に近いです。
正直、ユーザーでもこれ使ってる人いるんですかね?って疑問を投げかけたくなるくらいアプリがありません。そのため、筆者はApk Pureという所からアプリをダウンロードして使用しています。
Googleサービスについてはある程度ブラウザ上のWebサービスで補完できますGoogle PhotoやGoogle Driveにあと、Google KeepやYoutube辺りはブラウザ版で十分使用可能です。標準メーラーアプリでGMailも使えます。ブラウザについてもFirefoxやMicrosoft edgeを使えば、普段Chromeで使ってるブックマークとかは移行することもできます。もちろんこれを機にメインブラウザをFirefoxやedgeに切り替えるのも悪くないと思います。
Google Mapsに関してはアプリ版でも「同期はできない」ものの、普通にマップアプリとして使うこと自体は可能です。もちろんGoogleに依存しないTwitterやDiscord、Facebookなどは普通にアプリ版で動作します。LINEについては課金機能が使えないので、有料スタンプとかは使いにくい状態です。また、トーク履歴の引き継ぎはAndroid環境からでもできません。
ゲームアプリに関しては、基本的にゲーム内課金システムが使えません。というのも多くのゲームが課金するのに使う支払いがGoogle Play Storeに登録されてる支払い先情報なので、それが使えない以上このスマホ単体では課金はできません。 また、データの引き継ぎでGoogle Play Gamesを使ってるものや、Google AR Coreを使ったコンテンツは上手く起動しなかったり、フルで機能を使えないものもあります。
もちろん、GMSを導入して使うという手も無くはないです。ただ、GMSを導入しても同期が不安定だったり、通知が来ないなどなかなかクセがあるように感じました。
仮想的にもう1つAndroidを動かすというこんなゲテモノみたいなやり方で使う事も出来ますが、おすすめはしません。
ハードウェアとしてはやはり、スピーカーがモノラルな点が惜しいと言えるでしょうか。どちらかと言うと、これはMateシリーズとの差別化で意図的に削ってるように思いますね。
最後にカメラ性能の高さを振り返って
「Googleさえ乗ってれば最強のスマホだった」
そう評する人がほんとに多いくらい本当に惜しいスマホです。実際私もこれにGoogleが乗ってれば文句なしでメイン機でした。それでも言えることがあります。
例え、Googleが乗っていなくても「スマホカメラにおけるトレンドリーダー」であるスマホには変わりないことです。現にカメラ性能は唯一無二ですし、あれだけのズーム性能をこの本体に収めたのは素晴らしいと思います。 P20 Proから始まったカメラ画質向上のトレンド撮れる写真に多くの人が度肝を抜かれたあの機種の登場でトレンドが大きく変わったとも言えます。
他社も後追いでズーム性能を強化したり、夜景撮影を強化したスマホを出してきました。OPPO Find X2 Proとかはその最たる例ですね。最も、カメラに特化という点ならYONGNUO YN450やPanasonicのDMC-CM1/10というスマホと言うより、「カメラにスマホ機能をつけました。」なんて機種もあったりします。
さすがにGoogleの乗ってないこのスマホを「メイン機」で使え!とは私も言いません。ただ、Androidの入ったスタイリッシュなコンデジとして考えれば理にかなった機種のようにも感じます。ズーム性能に特化した構成と唯一無二のカメラ性能というものだけでこの市場でかろうじてくい込んでるような感じですね。
私的には「買ってよかったスマホ」の上位にくい込む素晴らしいスマホだったと思います。