どうも
年の瀬12月に端末を買うとレビューが追いつかなくなるんですよね。わかります。
2020年最後のレビュー
今回はフォロワーさんから譲ってもらった端末になります。
Galaxy tab Active 3です
- これは何?
- 希少価値の高い8インチ防水防塵対応タブレット端末
- スペックは確かに型落ちだが、実用レベルで使える性能
- 業務使用も考慮されたタフネススペック
- 嬉しいバッテリー交換対応
- 屋外使用でも嬉しい仕様の数々
- 使ってみて
- 最後に
これは何?
SAMSUNGが販売するMILスペック対応の防水防塵、耐衝撃タブレット端末です。
スペックはこんなところ
SoC Exynos 9810(8コア)
メモリ 4GB
ストレージ 64GB
画面 8インチ 1920×1080
バッテリー 5000mA/h
S-Pen対応
4G通信/通話可能
希少価値の高い8インチ防水防塵対応タブレット端末
スマートフォンの大型化に伴って7インチクラスのファブレット端末が現れる中、比例して少なくなって行ったのがこの7〜8インチクラスのタブレット端末です。
相対的に見てもスマホが大型化すれば、画面サイズ的にも近いこのようなデバイスは集約される運命にありました。
7インチクラスといえば筆者もBlackshark 3 Proを買ったりしていましたし、フォルダブル端末も含めれば多く買っていたなと感じます。
特にその中でもタブレット端末で「防水防塵」を備える例と言うのは2015年にSONYがタブレット端末から撤退してからはほぼ皆無と言った状態でした。
日本ではかねてから防水防塵性能を求める声がある関係で、富士通や京セラ、シャープなどから少数は出ていたものの、スペックは軒並みミドル帯やリリースから4年以上経過とメインで使うには少々心もとないところもありました。
そんな中、このGalaxy tab Active 3は普段使いできる性能と防塵性能を備えた最強のタブレットとなったのです。
スペックは確かに型落ちだが、実用レベルで使える性能
Galaxy tab Active 3の搭載SoCはSAMSUNG Exynos 9810
日本ではあまりお目にかかれないものですが、こちらは海外版のGalaxy S9やNote 9で採用されていたものになります。
そのため、実性能はSnapdragon 845相当と型落ちと言えど現時点でもSnapdragon 765G 5GクラスのアッパーミドルSoCとほぼ同等のスペックがある訳です。
ここ数年のAndroidタブレットにおいてハイエンドデバイスというのはほとんど出ておらず、現時点ではGalaxy tab S7シリーズ1強とも言える状態です。
次点でもGalaxy tab S6やHuawei MatePad Proが並ぶかと言うところで、Galaxy tab ActiveのスペックでもAndroidタブレットにおいては10本の指に数えられるくらいのハイスペックとなっています。
もちろんこのスペックですので、ポップアップウィンドウやDeXも使用することができます。
そのため、ある程度最新の機能もしっかり使えるものになってます。
業務使用も考慮されたタフネススペック
このGalaxy tab Active 3は建設現場や工場などの過酷な環境下でも使えるのを前提としたものになっています。
防水防塵はIP68とトップクラスな上に、米軍備品調達規格でもあるMIL-STD810Hに適合するものになっています。
最も同社は米軍向けにGalaxy S20 Tactical Editionを供給してることもあって、この手のタフネスデバイスの製造ノウハウがあると言えます。
そのため、水周りはもちろんのこと、砂埃が舞うような環境や高温多湿や極低温の過酷な環境と言った場面でも大いに活躍してくれます。
付属品のS-Penも防水対応のものになっており、過酷な環境下でも使用が可能となっています。
嬉しいバッテリー交換対応
なんとこの機種、背面の蓋が開いてバッテリー交換が可能となっています。
バッテリー交換可能なモバイルデバイスって今ではほとんど見なくなりましたね。
さらには電源接続時はバッテリー無しでの起動も可能という、業務用サイネイジやPosシステムなどの常時給電される用途での使用も見越したなかなか見ない仕様になっています。
電源に繋いだ状態ならバッテリーのホットスワップも出来るみたいです。
屋外使用でも嬉しい仕様の数々
先程にも書いた防水防塵性能や耐衝撃はもちろん、画面が液晶パネルなのも屋外使用では優位になります。
近年のスマホに多い有機ELパネルではコントラスト比が高い一方、直射日光のある場所では輝度を稼げないため、視認性が悪くなる事があります。
一方、Galaxy tab Active3では液晶パネルを採用していることから、屋外での視認性も非常に高くなっています。
また、液晶パネルというのもあって「画面が焼き付きにくい」という利点もあります。
Posシステムなどの業務用途で同じ画面を表示していても焼き付きにくいのは利点と言えます。
本体はしっかり物理ボタンを採用
ホームボタン、メニューキー、バックキーの全てが物理ボタンです。
Galaxy Sシリーズなんかでは2017年のS8世代以降は廃止されたので、今見ると逆に新鮮にも思えてきます。
これは物理ボタンであることから、水回りで使用した時のタップ誤作動を防止したり、手袋を着けた環境でも操作しやすいようになっています。
また、ホームボタンには指紋センサーも内蔵されており、セキュリティ面でも安心して使用する事ができます。
本体側面の赤いボタンは「任意のアプリ」を設定可能なマルチファンクションキーになっています。
デフォルトではカメラとなってますが、地図アプリ等に変更することもできます。
使ってみて
基本性能はGalaxy Tab S5に準拠してるので、「思った以上に使えるな」という印象を感じました。
タブレットとしては少しメモリ不足感は否めないですが、ハイクオリティのゲームを最高画質でやったりしなければ必要十分のスペックかと思います。
Galaxy Tab Active 3
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年12月8日
中身は実質的にGalaxy S9と同じなだけあってこのくらいなら同時に動かしても難なくいける。
流石にデレステとミリシタを最高画質で同時に動かすのは無理があった pic.twitter.com/GavDcVyRmu
デレステとミリシタの同時起動、同時プレイもできました。大画面なのはいいですね。
また、8インチと言うサイズ感が絶妙にいいんですよね。
片手で持てて画面サイズも必要十分、そしてカバンに楽に収まるサイズ感。
大きすぎず、小さすぎないこのサイズは意外と重宝するものです。
このモデルはGalaxy端末としては珍しい液晶画面のモデルになっています。
そのため、コントラスト比などではOLEDに劣るものの、焼き付きの心配が少ない点や屋外での視認性が強い利点もあります。
防水防塵でGPSを積んでることからもバイクやロードサイクルなどの車両にナビゲーション代わりに搭載する用途でも十分に活躍してくれることでしょう。急な雨や薄手の手袋着用の環境でもしっかり使えます。
通話が可能なことから手持ちの端末の電池が切れても、このタブレットにSIMを入れれば通話はできるなんて事も可能です。
ちなみに、日本国内で販売された端末で「8インチで防水防塵のハイエンド準拠のタブレット」って2014年発売のSONY Xperia Z3 tablet Compact以来出てないんですよね。
さすがに厚さや重量では劣りますが、今や希少となったお風呂でも使えるタブレット端末です。
個人的にはXperia Z3 tablet Compactの代換えを担える唯一の端末だと思っています。
最後に
8インチクラスのタブレットは、スマホの大画面化が進んだ今日では「動画や電子書籍を視聴する端末」としての需要が強く、Amazon Kindle Fireシリーズのような安価でエントリースペック程度のモノがひしめく状態になっています。
ハイエンドはiPad miniの1強とも言える状態です。
もう基本的にタブレットはスマホとの2台持ち…いや、家で使うのが前提ですね。
それを踏まえるとこのGalaxy tab Active 3は超希少な防水防塵対応ハイエンドタブレットと言えるでしょう。
防水防塵タブレットなら手軽なところだとdocomoさんより出てるd-tabがパッと出てきます。
ただ、こちらは安い反面スペックも控えめなこともあり、正直ガツガツ使うにはオススメできないところもあります。
それ以外だと選択肢が皆無な中に現れた救世主とも言える端末となっています。
一応日本でもGalaxy tab Active Proというものが法人向けに販売されていますが、こちらは10インチクラス。
その上、法人向けというのもあって一般に出てるものはかなり少ないです。
この間富山のハードオフさんにあってびっくりしました。
このGalaxy tab Active 3も現在海外通販などで買えるのは4G対応モデルのSMT-575のみで、Wi-Fi版などはあまり話を聞きません。
お値段も直輸入で6万円前後と決して安いとは言えないものですが、防水防塵機構を備えて快適に実用レベルで使えるタブレットはこの機種くらいしかないのではないでしょうか。
「防水防塵でバッチリ使えるタブレット」
と言うものに惹かれたのなら購入する価値は大いにあるのでは無いでしょうか。
それでは