どうも。今回は月額1円で二年間使えると話題のiPhone 12 miniをゲットしてきましたのでレビューとかいろいろ。
- iPhone 12 miniをざっくりと
- iPhone 12 miniが月額1円で維持できるカラクリとは
- 維持費的にはどうなの?
- iPhone 12 miniがこのように値下げされた背景とは
- 最後に、iPhone 12 miniを使ってみて
iPhone 12 miniをざっくりと
昨年発売された5.4インチの画面を持つiPhoneです。小さくて、コンパクトで、性能はフラッグシップクラスということで日本では多くのメディアに注目された機種でした。現在では後継のiPhone 13 miniが販売されています。
iPhone 12 miniが月額1円で維持できるカラクリとは
実はiPhone 12 mini自体に値引きが入っており、量販店では3万円引きというプライスがついていたります。そのため、端末のみで購入しても5万円台で購入することができます。そこにMNP(のりかえ)などをつけて2万円引きを併用するとされにお安く購入できます。
筆者の購入した店舗ではMNPでの本体一括価格は64GBモデルで27,600円でした。iPhone SEを白ロムで買うのが馬鹿らしくなるお値段です。
もちろんこのままでも安いのですが、この端末を「スマホおかえしプログラム」を用いた分割にすることで月額1円で維持できます。
カラクリはこんな感じ
iPhone 12 mini 64GB 82,800円(MNP、割引適応で27,600円)
これを48分割(ドコモは36分割)
24か月目以降に端末をお返しすることで以下のようになる
前24か月:1円×24
後24か月:1149円×24
つまり、24か月目(2年使用後)にお返しすれば月額1円で維持できてしまう。24円でiPhone 12 miniを持てるならお買い得ともいえるだろう。
維持費的にはどうなの?
もちろん契約が絡むので、回線利用料はかかります。どこのキャリアでも最安プランは3000円ほどですので、そのくらいはかかる計算となります。それでも月額分割払い込みで3000円前後で1年落ちではあるものの、比較的新しいiPhoneを持てるならありだと思います。
2年使うと案外端末料金を一括で払うのととんとんだったりもしますね。ただ、近年では安価なプランを売りとするサブブランドが充実してることもあって、メインブランドにこだわらずそちらに移行するのも悪くはない。auからUQモバイルへ。ソフトバンクからワイモバイルやLINEMOにプラン変更するのも良いだろう。
※場合によっては短期解約になる可能性もあるので2か月ほど様子見がオススメ。
個人的なオススメはメイン端末の回線をMNPして、1円で維持するiPhone 12 miniは格安SIMを入れる2台目スマホとして使うのがおすすめだ。
どのみちメイン回線は無制限や比較的容量の多いプランにしてる方も多いだろう。その場合はメイン回線を乗り換えて、そちらの回線はお好きなスマホを使えば良いだろう。今使ってるスマホでも構わないと思います。iPhone 12 miniの方は楽天モバイルやpovo 2.0と言った低価格で利用できるプランのSIMを入れておくと良いだろう。
楽天モバイルなら1回線目なら1GB未満の使用の場合は利用料は0円となる。必要な時だけデータ通信などを課金するpovo 2.0との組み合わせも良いだろう。eSIMなら即契約も可能なので、予備回線としては優秀ではないだろうか。
iPhone 12 miniがこのように値下げされた背景とは
端的に言いましょう。日本人が求めたiPhoneではなかったからです。iPhone 12 miniが発表された当初、多くのメディアは以下のように書きました。
「究極のミニマムコンパクト」
「iPhone SEより小さくてパワフル」
「まさに日本人が求めるiPhone」
iPhone 12 miniの発表前は「iPhone 5Sくらいのサイズで全画面のiPhoneが出たら欲しい」と言う声が見受けられる事がしばしばありました。ところが蓋を開けたら…iPhone 12 miniは海外では「小さすぎる」と言う事で予想よりも遥かに売れなかった結果になっています。
コンパクトなiPhoneが求められる日本では諸外国よりは売れたそうではあるが、このように投げられてしまうのは「日本でも思った以上に売れなかった」という事だろう。要因としては以下の2つが挙げられるだろうか。
・iPhone 12 mini発売の半年前に出たiPhone SE(第二世代)の存在。
・日本では携帯キャリアで購入するスタイルが主流だったから。
まず、iPhone SEの存在はかなり大きいと言えるだろう。iPhone 11相当のスペックをiPhone 8のサイズに仕上げたもので、お値段も4万円台からとリーズナブルなことから多くの数が売れたと言われています。
一方、iPhone 12 miniはその半年後のリリースとなった。コンパクトなiPhoneを求める層は既にiPhone SEを買ってしまったと言うところもあるだろう。さらにiPhone 12 miniの値段は最小構成で比較してもiPhone SEの約1.7倍となる。
iPhone 12シリーズ以降は各社とも5Gプランでの契約が必須ということもあって、機種変でもプランが変わってしまい、維持費が上がってしまうのも懸念材料だったと言えるだろう。5G対応な点、超広角カメラがついてる点などで非常に優位ではあったものの、この本体の価格差、維持費の差そのものにやられた感はある。
日本では売れるなどと言われたiPhone 12 miniはメディアが取り上げたのにも関わらず、結果として我々の想像以上に売れていなかったことになります。筆者が購入した時もバッテリーは完全放電してしまっていたので、立ち上がるのに少々時間もかかった。そのくらいには倉庫で眠ってたと考えると売れてなかったんだなと感じてしまいます。
そして今、iPhone SEはMNPで一括1円や128GBモデルでも4000円台と言う施策が打たれる中、iPhone 12 miniもMNPで一括27,600円2年後返却のプラン使用での月額1円維持というやり方で値引きを持ってきた。値引きもあってかiPhone 12 miniの売り上げは伸びており、私含めて購入してる形となっている。
こんな言い方をするのはアレだが、日本人が求めたiPhoneはコンパクトでも、ハイエンド並みの性能でも、5G対応でもなく「値段の安いiPhone」だったと言うのが改めて浮き出た形と言えるだろう。
iPhone SEもこんなやり方でApple Storeより安く買えたりもした結果、よく売れるようになったと言います。
そしてもう1つがキャリアの存在だ。
基本的に多くのユーザーがiPhoneを買う時はドコモやソフトバンクなどのキャリアで分割契約で買う方が多いだろう。Apple Storeで一括ないしショッピングクレジットで買われる方は思った以上に少ないのだ。そのようになるとiPhone 12 miniよりもiPhone 12の方が売り上げが良かったと言う話もある。
なぜかと言うと、キャリアの分割払いにしてしまうとiPhone 12 miniとiPhone 12の月額支払いは同じ容量なら4〜500円程度しか差がないのだ。この程度でiPhone 12にアップグレードできるのなら、特に理由がなければ後者に行くのが自然な流れと言えるだろう。1ヶ月に1回外食を我慢する。1週間に1回缶コーヒーを我慢する。この程度の節約で上位モデルが買えるのだ。
その上で、完全上位互換とも言えるiPhone 13 miniも出てしまいiPhone 12 miniは投げなければ売れなくなってしまったと言う側面もあると思います。
上記の2つの理由から日本でiPhone 12 miniを求めたのはiPhone SEよりもさらに小さいiPhoneを求めた層、手のひらに収まるハイエンドスマホを求めた層がメインとなり、少しばかりニッチ向けの端末となってしまったのは否めないだろう。また、ケースのラインナップでもiPhone 12 miniはiPhone 12に比べて少ない傾向もあり、敬遠された方もいただろう。
最後に、iPhone 12 miniを使ってみて
レビューと言うほどでもないがiPhone 12 miniを使ってみてと言う点では、やはりあの大きさそのものがいいなと思うところではあります。あの大きさでeSIMを用いたDSDVも可能で、スペックも1年落ちとは言えど普通に使う上では全く問題ならないものです。カメラなどのスペックもiPhone 12に準拠してますので、十分実用できるでしょう。
ただ、バッテリー持ちはあまり良いとは言えず、そこの分野は後継のiPhone 13 miniの方が部があるかと思います。
それでも、MNPで64GBモデルが一括27,600円。お返しプログラム適応で月額本体1円で維持できるのなら、かなりお得なスマホと言えるでしょう。
店舗によっては128GBモデルでもお返しプログラム適応で月額本体1円や、新規契約でもMNPと同条件の割引がやってるところもあるそうなので興味がある方はリサーチしてみてはいかがでしょうか。
それでは