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実は返さなくてもお得な"1円維持"のスマートフォン。iPhoneが1円で維持できる仕組みも解説

 近年、値段が高価になっていくスマートフォン。一方で直近の家電量販店やECサイトのの売上をまとめた「BCN売れ筋ランキング」を見てみると、比較的安価なiPhone SE (第3世代)やPixel 6aを抑えてiPhone 13がトップに立っている。

 他にも上位にはiPhone 13 miniや14の文字がある。廉価グレードとはいえ、10万円以上もするスマートフォンが飛ぶように売れているのだ。


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iPhone 13とPixel 6aで上位独占となった昨年末の売上ランキング。10位にはiPhone 14も入っている。

 

 もちろん、ここまで高価なスマートフォンをポンポン買えるユーザーはそういない。背景にはキャリアが展開している"1円維持"といったものがある。

 

高級なiPhoneを1円で持てるカラクリとは

 

 この実質"1円維持"は以前に軽く解説したが、高額なスマートフォンを48分割で契約し、前24ヶ月を実質1円。あと24ヶ月で残り分を支払うといったシステムだ。

 そこに24ヶ月目でスマートフォンをお返しという名のもと、キャリアに返却することによって、実質的に1円で利用できるような仕組みになっている。

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例えばこのiPhone 13の実質1円。仕組み的には以下のようになっている。

 

端末料金①:12万7495円

割引②スマトク値引き:-3万2854円

割引③応援割orスマトク割:-1万0120円

割引④機種別割引:-1万8700円

 

割引後端末料金:6万5821円

※一括購入で利用できる割引はここまで

 

端末の分割シュミレーション

3301円※+6万2520円

※内訳(初回155円+143円×22ヶ月)+端末料金

割引⑤:MNPオトク割:-3300円

 

最終端末支払い料金:6万2521円

端末返却で支払い不要:-6万2520円

 

実質負担額:1円

 

 めんどくさい仕組みで、ぱっとこれを見て理解できる方はそういないはずだ。

 ここで言う②と③の割引はキャリアの端末値引きとなる。このため、このふたつは"端末のみ"購入の場合でも利用できる割引となっている。

 その場合の支払額は8万4521円となるので、ストア直販価格の10万7800円より安価になる。仮にも本体のみ一括購入するのであれば、この利用方法も悪くない。

 このような商品は転売対策のため、データベースに登録され、1人につき台数制限がされた状態での販売となっている。

 

 ④はいわゆる上限2万2000円の回線値引きだ。MNPで乗り換えた場合はこの値引きが適用される。

 

 ⑤で示した3300円の割引は、最終的に1円維持にするために調整した値引き額となっている。④と合算すると2万2000円となることから回線側の値引きとなる。

 また、この値引きは分割購入した場合の値引きとなるため、一括購入の場合は利用できない。

 

 ちなみに、端末を返却せずに利用する場合は、再度残債の6万2521円が24分割されるものとなっている。

 

 

実は使い続けても、すぐ支払ってもお得な"1円維持"

 

 実は通常の契約と比べても、"1円維持"でスマートフォンを利用する場合はお得なものとなっている。先ほどの例を挙げても、ストアでは10万円以上するiPhone 13を"返却しない"選択を場合でも6.5万円で購入できることになるわけだ。


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 auでのiPhone 13(128GB)の定価が12万7495円となっているため、2万2000円の回線値引きを利用した場合でも10万5495円となる。普通の乗り換えではストア価格と大して変わらない金額となる。

 

 そのため"1円維持"は「2年使って返す」ことはもちろん、「ずっと使い続ける」といった選択でもお得に購入できるものになっているのだ。

 現在のプランではスマートフォン本体をキャリアで縛ったりしていないため、特定の期間が経ったら別のキャリアに移行したり、 MVNO 等に切り替えることもできる。その際は端末のみそのまま支払い続けるといったことも可能だ。

 

 1円維持しているスマートフォンの残債を、乗り換え等を理由に一括精算したいニーズもある。これについてはキャリアや契約プランによって異なるが、ドコモでは1円維持で契約した後、ドコモショップで残債を一括精算することもできるようだ。

 

 

今後も出てくるであろう1円維持。うまく狙えば端末料金はぐっと抑えられる

 

 さて、この"1円維持"と言われるプラン。類似の"23円維持"などと合わせて、今後も出てくることになると予測する。

 背景としては、現行の評価制度の関係から、キャリア各社は契約数を稼ぐことに躍起となっている。多くの代理店もノルマを稼ぐのに必死なのだ。

 

 そのため、回線契約を確実に取って持ってこれるエサとしてiPhoneなどの目玉商品を使うのであれば、「お返し施策」を前提とした"1円維持"の方向に力を入れてくるのではないだろうか。

 特に販売ノルマが厳しいと言われるiPhoneに関しては、このような売り方で客寄せする方が、契約もとれてノルマも稼げて一石二鳥という形になる。

 

 一方、消費者としてはこの"1円維持"をうまく使うのはどうだろうか。2年縛りもなくなった今、キャリアの乗り換えは以前よりもかなりハードルが低いものとなった。

 壁であったキャリアメールも有料であれば解約後も保持可能になり、解約金も1000円以下に収まるようになった。

 そのため2年おきにこの"1円維持"のスマートフォンに乗り換えれば、端末料金はグッと抑えることができる。"1円維持"から"1円維持"に乗り換えるものになるが、キャリアの通信費は固定費だと考えることもできる。そうすると、端末料金自体は実質的にほぼ0円となるため、かなりお得に感じるものだ。

 

 昨年も見ているとiPhone 12やiPhone SE3といった人気機種。直近では例にも示したiPhone 13などが"1円維持"の対象端末となっている。

 もちろんこれらの容量は最低容量となるため、iPhoneに関しては少ない容量の端末でも、特段困らないユーザーに限られることになる。

 

 一方で Android 端末も同じように"1円維持"で利用できるものがある。直近ではソニーのXperia 5IVやGoogle Pixel 7、Galaxy Z Flip3などがこのような施策で安価に維持、購入できるようになっていた。

 前述した通り、これらのスマートフォンはお返ししても、使い続けてもお得な端末であることには変わりない。キャリアの施策をうまく利用して、お得に高性能なスマートフォンを使ってみてはいかがだろうか。

 

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