HONORは現地時間2月27日。スペイン バルセロナで開催している「Mobile Wolrd Congress」にてスマートフォンの新商品にあたるHONOR Magic 5 Proを発表した。
カメラ性能と画面性能を高めたグローバル展開のフラグシップ
HONOR Magic 5 Proでは、デザインが一新された。カメラ部はもちろん、フレームの加工などにも変更がある。スペックについては以下の通りだ
SoC:Snapdpagon 8 Gen.2
メモリ:12GB
ストレージ:512GB
画面
6.81インチ OLED FHD+解像度
120Hzフレームレート対応、2160HzPWM調光対応、 最高輝度:1800nit
カメラ
メインカメラ:5000万画素 f1.6 1/1.12型
超広角カメラ:5000万画素 f2.0
3.5倍望遠カメラ:5000万画素 f3.0
フロントカメラ:1200万画素+深度センサー
OS:Android 13 MagicOS 7.0
バッテリー
5100mAh
66W有線充電、50Wワイヤレス充電に対応。
カラー
Black
Blue
Orange
Green
価格
1199ユーロ(約17.3万円)
HONOR Magic 5 ProではSoCの世代が新しくなったほか、カメラ性能の向上、バッテリー容量の増加、画面のピーク輝度向上が大きな特徴だ。
カメラ性能に関してはすべてのカメラが5000万画素となった。メインカメラは1/1.12型のセンサーを採用し、f1.6の明るいレンズを採用している。構成的にはHONOR Magic 4 Ultimateに近いようだ。
Galaxy S23 Ultraに対して暗所性能が高いことをアピールしている
望遠カメラは5000万画素の3.5倍望(換算90mm相当)を備える。レンズはf3.0と明るく、最短撮影距離30cmのテレマクロにも対応する。最大100倍の望遠にも対応だ。
これについては、本体も薄くなっているので、以前から利用している6400万画素のセンサーを切り取って使用しているものと思われる。
Falconの名を冠するカメラは、暗い場所でもシャッタースピードを落とさないで撮影することが可能だ。起動速度なども前作より向上している。
また、「AI Motion Sensing」によって動きの速いスポーツなども高速でフォーカスし、複数の写真を撮影しつつ合成することで躍動感のある被写体を捉えることができる。
フロントカメラは1200万画素に加え、深度センサーを備える。これによって3次元顔認証も可能となっている。
評価機関のDxO Markでは152点を獲得し、カメラ評価トップとなった。
画面は6.81インチのOLEDパネルを採用。10億色の色表現、広いダイナミックレンジを持つ画面となっている。120Hzのリフレッシュレートに対応し、LTPO技術を用いた可変リフレッシュレートにも対応だ。
ディスプレイについてもDxO Markで1位を獲得している。
プロセッサはSnapdragon 8 Gen.2を採用する。GPU Turbo Xなどによって、より性能を引き出せるとしている。
バッテリーは5100mAhと大容量となる。66Wの急速充電と50Wのワイヤレス充電にも対応だ。
本体はIP68等級の防水も備える。
搭載されるMagicOS 7.1はAndroid 13をベースとしており、他端末ともHarmony OSのようなシームレスな連携が可能だ。
そんな性能モリモリのHONOR Magic 5 Proは5色展開。
メモリ12GB、ストレージ512GBの構成で1199EUR(日本円で約17.3万円)の設定となる。
昨日発表のXiaomi 13 Pro(グローバル版)がストレージ256GBで同じ価格となっているので、お得感は感じる。
会場からは歓声が飛び交った。
HONOR Magic 5 ProはHuaweiの意思を伝える5G対応のスマートフォン
Huaweiから独立したHONORも、Magicシリーズを本格的なフラッグシップに添えてから3年目となった。
カメラを強化する姿勢は変わらず、画面性能なども強化し、よりGalaxyなどと高いラインでのへのアプローチをしているようだ。
今回は合わせて標準グレードのHONOR Magic 5と折りたたみ端末のHONOR Magic Vsが発表されている。
名前の脇にちゃっかり「5G」の文字をつけるあたり「5Gが使えるファーウェイ」のような印象付けを感じられる。
ライカと提携したXiaomiのグローバル展開もあり、HONORとしてはある意味正念場となっている。今後の製品展開にも期待したいところだ。