ホリエモンこと堀江貴文氏は3月9日。自身の名を冠するMVNOサービス「HORIE MOBILE」を発表した。
通信回線はX-mobileと提携し、通話プランの回線はドコモ系、データ通信プランはau系のものとなるようだ。
堀江貴文氏はMVNOについて「日本であまり知られていない。」とし、航空機のLCCになぞって「ケータイ業界のLCC」というポジションにしたいとしている。
「HORIE MOBILE」の料金プランは、月20GBのデータ通信に5分間の通話サービス込で月額2725円(税抜)としている。
プランの設定としては、スマホ利用者の平均データ通信量が月に10.09GBであるとした上で、ケータイのLCCを目指した設定としている。
また、オプションでは+1500円でカケホーダイや+500円で端末保証もアナウンスされた。
「HORIE MOBILE」はSIMカードはドコモ系となり、ポケットWi-Fi等のデータ端末向けはau系となるようだ。海外でも利用可能できる端末やサービスの展望もあるようだ。
回線契約はオンラインの他、全国のX-mobile取扱店でも可能なようだ。オンラインサービスはもちろん、店頭での対応にも力を入れたいとしている。
この他に利用特典として、堀江貴文氏の「voicy」チャンネルのプレミアムリスナーや、「ZATSUDAN」で過去配信の視聴が可能になるものなどが含まれている。
また、自身が展開するパン屋「小麦の奴隷」で販売するカレーパンを、毎月1個無料で引換できるサービスも計画しているという。将来的には「パン屋でSIM契約ができるようにしたい」という展望もあるようだ。
「小麦の奴隷」で販売されているザックザクカレーパンは、かなりの人気商品のようだ。価格は290円。ちなみに店舗数は記事執筆時点で全国に93店舗となる。
「ホリエモン」という抜群の知名度をもつ堀江貴文氏が展開するMVNO。「携帯電話のLCC」という、わかりやすい名称をプッシュしているが、同氏が説明する「オンライン化が進むキャリアから取り残されたユーザー」をどれだけ拾えるのか注目される。
独自性に富んだサービスは多く展開されており、どのようなアプローチで顧客を獲得していくのか気になるところだ。
今後はWebトークンなどの展開も行い、NFTアートや暗号通貨を主体としたWeb3領域にも展開するようだ。3月16日の続報にも期待したい。