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百均のダイソーでBluetoothレシーバーが買える!使い勝手や音質、有効利用する方法も含めてチェックしてみた

 あらゆるものが売っている100円ショップ。今回、ダイソーにて有線イヤホンを無線化するための"Bluetoothレシーバー"なるものを見つけた。百均でBluetoothレシーバーが買えるとは思ってもなく…なので、実際に紹介してみたいと思う。

 

 

手持ちのイヤホンを無線化できるBluetoothレシーバーが全国のダイソーで500円で買える。

 今回見つけたものは、有線のイヤホンやヘッドホンをBluetooth化できるアダプタとなる。一般には"Bluetoothレシーバー"と言う名前で商品展開されている。この手の商品は基本的に、スマートフォンと組み合わせて利用するものとなっている。

 過去に100円ショップでは、無線のイヤホンマイクは話題になったが、Bluetoothレシーバーは初めて見かけたものだ。

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パッケージは「550円」の文字が目立つ。

 

「イヤホンをかんたんワイヤレス化」の通り、手持ちのイヤホンが利用できることをアピールしている。

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充電ケーブルが付属していない旨が記載されている

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付属品は本体と説明書だ
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裏側には衣服に装着するクリップがついている

 

 さて、この手のアダプターの需要も近年では高いものになっている。多くのスマートフォンでイヤホンジャックが廃止された。加えて、専用のイヤホンや変換アダプタも付属しなくなってきている。そのため、手持ちのイヤホンを有効利用する用途でこのようなレシーバーが注目されているのだ。 

近年のスマートフォンにはイヤホンジャックがない

 

 

500円のBluetoothレシーバーを実際に使う。音質は…微妙、使い勝手の悪さと操作性は慣れが必要

 

 本当にBluetoothレシーバーとして使えるのか?ダイソーで売ってるような商品なので、当たりハズレあるだろ。そのように感じる読者の方もいるだろうが、商品としてはちゃんと使うことができた。電源は電話マークのボタンを長押しすると入る。そのまま押し続けるとペアリングモードに入る。

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ペアリングモードに入ると「EC002」と言うものが表示されるのでこれとペアリング。

 

 

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今回はXperia 1IVで試してみた。問題なく再生は可能だった

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スペックはこちらに示す

 

 さて、肝心のサウンドについてだが、"音が鳴っている"と評価したい。まず、サーッというホワイトノイズが多く、接続しているイヤホンによってはかなり耳障りな印象だ。

 

 加えて音の解像感も高いとは言えず、どこかベールを被ったような印象だ。コーデックがSBCにしか対応していないこと、レシーバーに備わるアンプのパワーも貧弱なことが考えられる。

 

 そして、なによりも低音が薄いのだ。スペックでも100Hzより下は出ないことになっており、そのため「薄っぺらい音」とも評される軽いものになっている。

 近年の音楽シーンは40〜50Hzの低域も多用するものが増えており、深く刻まれるビートがこのレシーバーではどこか軽いものになってしまう。「音にこだわりがない」というユーザー以外にはあまりおすすめはできなそうだ。

 

 

 レシーバーの操作性は微妙と言わざるを得ない。プラスとマイナス表記の音量ボタンのようなものがあるが、これは「長押ししないと音量は変わらない」仕様となっている。

 

 一回押しでは楽曲のスキップ/バックになってしまい、音量を上げるつもりが次の曲に飛ばされてしまうといったことが起こる。慣れが必要以前に、ユーザーインターフェイスとしてあまりに微妙すぎるのだ。

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このプラスマイナスをみたら音量ボタンだと思うじゃないですか。

 

 

 マイクについてはそこそこ利用できた。ただ、あくまで「使える」程度なので音質は求めてはいけない。連続再生時間は公称値で6時間としているが、この辺りは概ねスペック通りであった。

 

手持ちのイヤホンを手っ取り早く無線化したい時。Bluetoothで何か遊びたい時に使えるレシーバー。ダイソーで買えることが最大の利点

 

 今回紹介したBluetoothレシーバーの最大の利点は"ダイソーで買えること"だ。音質や接続時の品質はさておき、「気軽に購入できる」ことが最大のメリットになる。

 

 一般的なBluetoothレシーバーは安くても1000円ほどと高価なこともあり、完全ワイヤレスイヤホンの普及等もあってわざわざ買うことは少ない商品だ。もっとも安く購入したいなら、中華通販等で安価に買えるのもまた事実だ。

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その逆で高価なものも出てきている。こちらはハイレゾにも対応したShanling UP5

 

 そんな中、全国のダイソー実店舗で購入できるこのBluetoothレシーバーは、ある意味安心感を持って購入することができる。仮に初期不良で動作しなくても、返金対応も容易だ。

 筆者としては利便性向上や手持ちのイヤホンの有効利用といった用途はもちろん、とにかく「遊び」で買ってみてほしい。

 例えば、AUX端子を備える車などにこれを装着すれば、簡単にBluetoothオーディオ機能を追加することができる。手持ちの古いアクティブスピーカーをBluetooth化することだって可能だ。

 それにしても100円ショップでBluetoothレシーバーが買えるとは。500円商品とはいえ、すごい時代になったものだと改めて感じさせられるものだ。

 

 

 

 

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