ドコモは本日、同社がオンラインショップで展開する認定リユース品のスマートフォン「docomo Certifild」にて、初のAndroid端末を取り扱うことを発表した。
取扱う端末はGalaxy S20 SC-51A、AQUOS R5G SH-51A、Xperia 5 SO-01Mの3機種となる。
いずれも3月30日より販売開始となる。ランク別の価格情報などについては公表されなかった。
同社は認定中古品を「ドコモの厳しい基準をクリアした高品質なリユース品」としており、通常の中古商品に比べて高品質であることをアピールしている。
バッテリーの劣化が少ないこと、外装もクリーニングされていることが特徴だ。
また、30日間の保証も付いている。加えて、ケータイ補償サービスにも加入することができ、保証面は充実している。
オンラインショップでは契約時に2万2000円の割引も適用できることから、お得に高品質な中古スマホを安心して利用するには良い選択だ。
「docomo Certifild」で展開されているiPhoneをチェックしてみると、中古相場よりはやや高価な印象だ。
Galaxy S20 5Gは2020年にサムスンより発売されたハイエンドスマートフォンだ。
5G通信にも対応したSnapdragon 865のほか12GBのメモリ、128GBのストレージを備える。
6400万画素の標準カメラを中心としたトリプルカメラなどをはじめ、今でも見劣りは少ない高性能な機種に仕上がっている。
この中ではAndroid 13へのアップデートが唯一行われており、まだまだ利用できる機種となっている。
AQUOS R5Gは2020年にシャープより発売されたハイエンドスマートフォンだ。
5G通信にも対応したSnapdragon 865を採用し、12GBのメモリ、256GBのストレージを備える。Android 12までアップデートも行われたことから、今でも比較的利用できる機種となる。
焼きつきの心配が少ない液晶画面を採用するほか、4800万画素のメインカメラを中心としたトリプルカメラを備える高性能っぷりだ。
くわえて、SDカードスロットやイヤホンジャックを備える点など、長期で使うにはありがたい機能も多く備える。
Xperia 5は2019年発売のハイエンドスマートフォンだ。Snapdragon 855を採用し、メモリは6GBストレージは64GBとなる。1200万画素のトリプルカメラや防水、SDカードスロットも備えている。
また、この機種は発売時期が古いこともあり、OSアップデートは Android 11までとなる。
コンパクトな筐体であることが特徴だが、性能的には上の2機種に比べて見劣りする。価格的には最も安価での提供となるはずだ。
さて、ドコモオンラインショップでこのような商品を展開する事は、今後は廉価な端末のポジションを良質な中古品に取って変わる形になるのかもしれないな感じさせられる。
この流れはドコモに限らず、他のキャリアでも見られる。
今後はOSを含めたアップデートが長期にわたって行われるスマートフォンを、キャリアが求めてくるのではないかと考えられる。
今後のスマートフォンのラインナップが変わるかもしれない一手として、注視していきたい。