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今更自腹で買ってわかった ASUS ROG Phone 6レビュー 数々のゲーム特化機能と普段使いのバランスを兼ね備えた「最強」のゲーミングスマートフォン

 ASUSが「最強」のゲーミングスマートフォンとして展開しているROG Phoneシリーズ。その最新世代がROG Phone 6だ。既に日本でも販売されている機種となるが、今回入手できる機会があったのでレビューしたい。

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本体はROGブランドらしい意匠のデザインだ
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空冷ファンを取り付けられる

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イヤホンジャックやふたつ目のUSB端子を備える。

 

筆者としては昨年の東京ゲームショウでもチェックしており、ある意味どうしても使いたかったスマートフォンのひとつであった。

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タッチの遅延を極限まで抑えたディスプレイがすごい!

 

 ROG Phone 6の特徴として、165Hzのリフレッシュレートに対応したディスプレイを採用している点だ。ディスプレイは6.78型AMOLED(有機EL)となり、解像度はFHD+となる。

 最大165Hzのリフレッシュレートをサポートする。720Hzのタッチサンプリングレートのほか、HDR10/10+、Delta-E<1の色彩などをサポートしている。また、タッチレイテンシーはかなり抑えており、165Hz駆動では23msのタッチレイテンシーを実現している。表面ガラスには、高い強度を持つGorilla Glass Victusを採用している。

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画面は6.78インチと大型だ

 

日本では初めてのSnapdragon 8+ Gen 1搭載!今もなお高い性能を見せつける

 

 ROG Phone 6のプロセッサはSnapdragon 8+ Gen 1を採用している。日本向けでは初の搭載端末となり、従来よりも高い性能と省電力化を達成したチップセットだ。日本向けでの採用はROG Phone 6、Zenfone 9のほかXiaomi 12T Proが採用している。ストレージについては256/512GBとなる。UFS3.1規格のものを採用し、高速な読み出しが可能になっている。

 

 今回のレビューにおいて、パフォーマンスに全く不満を感じない。ひと世代前とはいえ、高性能なチップセットに高速ストレージなこともあり、近年出ている重量級なゲームでも余裕の動作だ。筆者はSnapdragon 8+ Gen 1端末はZenfone 9なども利用しているが、比較しても満足のいくパフォーマンスである。

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高負荷な原神も快適に動作する。

 

 

リズムゲームについても動作は快適だ

 

 後述する強力な冷却機構に加えて、強力な外部冷却ファンを組み合わせれば高性能を維持したまま本体の発熱もかなり抑えられている。

 

 本体スピーカーはステレオ構成となる。サウンドについては筐体設計もあってか、スマホのスピーカーにしては格段に音が良い。前作より本体の厚みが増した関係か、音量自体もより大きくなり、アクティブスピーカーとしても利用できるレベルだ。ここは高く評価したい。

 

 本体バッテリーは6000mAhと大容量のものを採用している。バッテリーセルを3000mAhと3000mAhのふたつに分割し、中央にCPUを配置することで、充電制御や熱処理の最適化を図っている。セル分割は充電時間の短縮にもつながっており、ROG Phone 5と比較して満充電時間を9分短縮した42分で充電できるという。

 

 電池持ちについては、従来機と比較してもかなり向上した印象だ。Snapdragon 8+ Gen.1採用で消費電力が抑えられているのだ。 実際に原神のようなゲームを2時間遊んだり、30分の動画撮影などを加えても、モバイルバッテリーなしで1日利用できた。ただ、後述の空冷ファンをペルチェ冷却モードで使用すると3時間程度の電池持ちとなった。

 

 ROG Phone 6では「Zen UI」というカスタムUIを採用している。競合するAndroidスマートフォンよりもカスタム度が高いものになっているが、ベースとなるものはSIMフリー端末で採用例も多い「AOSP」と呼ばれるものになっている。

 

強力なアシストをしてくれるゲーミング機能の数々。空冷ファンはペルチェ素子冷却の化け物に

 

 ROG Phone 6はゲーミングスマートフォンとあるだけあって、ゲーミングにまつわる機能は充実している。特に専用のゲーミングモードについては、KunaiPad 3をはじめとしたキーパッド等の各種アクセサリーやエイムアシストといった機能を設定、管理可能だ。


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ゲーム時は横から各種メニューや設定を呼び出せる。


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 スクリーンのタッチ感度の調整の他、GPUのアンチエイリアス精度をハードウェアレベルで調製できるなど、ゲーミングスマートフォンらしい面白い機能が備わる。

 

 また、本体側面には超音波センサーとなる「AirTrigger 6」を配置し、側面タップのほかスライド操作などの設定した操作ができる。本体を左右に動かしたり傾けたり振ったりすることを含めた10のジェスチャーもサポートしており、より高度なゲームプレイができるという。

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本体側面にL/Rトリガーを備える。

 

 そしてROG Phoneと言えば合体要素も含めた拡張アクセサリーだ。今回は純正空冷ファンとなる「AeroActiveCooler 6」も合わせて紹介する。

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「AeroActive Cooler 6」は従来よりも大型化したファン、トリガー類が特徴だ。冷却機構としては空冷ファンに加えてペルチェ素子による冷却も可能だ。


 このクーラーには、4つの物理ボタンを搭載しており、このボタンにも操作を割り当てることができる。また、「AeroActive Cooler 6」を使用することで、継続して高いパフォーマンス性能を維持するモード「X MODE+」が利用できる。

 「X MODE+」では、CPUとGPUを最大クロックに固定するほか、ディスプレイのリフレッシュレートを高い数値で固定することもできる。高い処理性能を長い時間持続させるチューニングとなっている。原神などを長時間遊ぶ場面では最適なモードと言える。

 

5000万画素の高性能なカメラは思ったよりも使える。独自機能も備える

 

  このROG Phone 6では3眼のカメラを採用している。メインカメラのセンサーはソニー製のIMX766を採用しており、センサーサイズも1/1.56型とこの手のスマホとしては大型だ。この他には超広角カメラとマクロ用カメラを備えている。カメラのスペックは以下の通りだ

メインカメラ:5000万画素 f1.9

超広角カメラ:1300万画素 f2.2

マクロカメラ:500万画素

フロントカメラ:1300万画素

 

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ゲーミングスマホとしてはカメラ性能を強化したROG Phone 6

 

以下ROG Phone 6での作例となる。基本的にオートで全て撮影している。f:id:hayaponlog:20230403214127j:image

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  ここまではデフォルトの広角での作例となる。センサーのスペックもさることながら、Snapdragon 8+ Gen 1の高い性能もあって思ったよりも綺麗に撮れている。


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f:id:hayaponlog:20230403214657j:image超広角カメラについてはそこそこ撮れるが、基本性能が低いため差は出る印象だ。

 


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f:id:hayaponlog:20230403214749j:image暗がりでは見た目よりやや明るめに撮れる印象だ。オートで夜景モードになったが、色はそこそこ再現出来てる模様だ


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Zenfone 9同様にライトトレイル撮影も可能だ。ゲーミングスマホとしてはかなり優秀だ。

 

 

 動画撮影については光学式手ぶれ補正を備えないため、少々厳しいように感じた。本体も239gとそこそこ重量があるので持ちにくいという印象だ。

 

ゲームだけでなく、普段使いでもそこそこ使えるROG Phone 6 

 

 ROG Phone 6はゲーミング機能に限らず、普段使いのバランスの良さも手に入れたスマートフォンというべきだ。特段ゲーミングスマホらしいクセも抑えめで、通知周りはゲーミングモードにしない限りは普通に利用できる。加えてカメラ性能も以前に比べると向上しており、ゲーミングスマホながら比較的綺麗に撮影できるものとなった。

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もちろんゲーミングスマホらしい要素も備えており、ちゃんと本体は光る

 

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 ROG Phone 6はゲーミングスマホとしては珍しくIP54の防水性能を備えている。イヤホンジャックもしっかり備えるため、従来よりも安心して利用できる。システムアップデートについては、過去の機種も2年間はされていることから比較的安心して利用できる。

 

 最後になるが、ROG Phone 6の価格面は12/256GBの構成で12万9800円、16/512GBの構成では14万9800円。背面に小型ディスプレイを備える上位モデルのROG Phone 6 Proは18/512GBで16万9800円となっている。市場に出ているSIMフリーのハイエンドスマホの中では高価な設定となっている。それでもここまでゲーミングに特化した機種はそうなく、ある意味唯一無二の存在だ。

 また、純正クーラーのAeroActive Cooler 6は1万2480円と周辺機器としては高価であり、従来機種や従来機種向けのアクセサリーとの互換性がない点は惜しいところだ。

 

 ROG Phone 7シリーズの発表も秒読みとなる中、場合によってはROG Phone 6は比較的安価に購入できるゲーミングスマホになるのかもしれない。筆者としてはこのスマートフォンを手にして、今現在における究極のゲームエクスペリエンスを体験して欲しい。

 

 

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