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2万円前後の格安スマートフォンはどこまで使える?高パフォーマンスが求められる原神などでチェック

 スマートフォンの価格を見渡すと、2万円前後の廉価で購入できるスマートフォンも多く出ている。一方、このようなスマートフォンは性能的にどこまで使えるのか不明な点も少なくない。

 

 廉価のスマートフォン自体は、以前から見かけるものだ。近年では性能も底上げされ、以前に比べればまともに使えるものになってきている。

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今回はXiaomi Redmi Note 10Tというスマートフォンでチェック。セール価格で2万円台で販売されている

 

 Xiaomi Redmi Note 10TはSnapdragon 480を採用。8コアのプロセッサでグラフィックも比較的最新のAPIにも対応している。

 このプロセッサは近年の廉価機種にて多く採用されているもので、安価ながらも5G通信にも対応する点が売りだ。

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Redmi Note 10TはSnapdragon 480を採用している

 

 まず、性能の指標を示すベンチマークスコアをチェックしてみる。Geekbench 6にて測定したスコアは以下の通りだ。

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Geekbench 6のスコアではこのようになった。数値的にはハイエンド端末の1/3程度の数字となっており、実際に体感以上の性能差はある。

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参考までにハイエンド機種(Snapdragon 8 Gen.2)のスコアを示す。数値の差は大きいものだ

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参考までに2019年発売のハイエンド機種(Snapdragon 855)のスコアを示す。最新の廉価機種でも、4年落ちのハイエンド機よりも低い数字となった。

 

 

 それでも、ゲームはもちろん、ハイエンド機を基準としてなお進化を続けるモバイルコンテンツには、スペック不足からやや不満を感じることも多い。

 試しに SNS の「スクロール」をしてみた。追従性も比較的悪くなく、この程度ぐらいならストレスも少なく利用できると感じた。

 その一方でハイエンド機種にある「明らかにぬるぬる動くような感じ」はなく、比較すると遅いという部分は否めない。

 

 これは動画視聴などでも同じことが言える。特にこのような廉価な機種はスペック表に現れない点として、「モデムの性能が弱い」ことがあげられる。

 

 これは通信速度があまり速くないことを意味し、各種読み込みが遅いことの理由になっている。

 確かに動画の読み込みやアプリのダウンロードなどを見てみると、若干待たせられるような感覚になる。

 

 

 ゲームについてチェックしてみると、やはり厳しい部分を感じる。ミリシタクラスのリズムゲームであればある程度遊べる。

 ただ、特に原神といった高いパフォーマンスが要求されるものでは、最低画質でもかなり厳しい結果となった

 

 スマートフォンのパフォーマンス不足は、ゲームに限らず各種動作のもたつきといったところも指摘される。カメラについては、連写などの挙動がどうしてもハイエンド機種には劣ってしまうものとなっている。

 

 

 廉価なスマートフォンについては、スペックや使い勝手にはやや難を持つものが多い。値段の安さに光るものがあるが、ある程度デメリットについても確認してから購入を検討する方が良さそうだ。

 

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