ソニーは5月11日に「新型スマートフォン」の発表会を日本時間13時よりオンラインで行うことを公表した。
「Next ONE is coming」というフレーズと共にティザー動画が公開されたことから、Xperia 1IVの後継機種にあたる「Xperia 1V」が発表されると考えられる。
カメラのイメージセンサーを模した画面と共に「Next ONE is coming」と言う文字が表示された。
「For your creativity」の文字通り、従来のコンセプトをそのままに強化される形となりそうだ。
また、ソニーの公式Twitterは「想像を超える体験を届ける」としており、従来よりも大きく進化しそうな印象だ。
さて、このティザーだけでは読み取れることは少ないが、カメラのイメージセンサーを模した画面を出すあたり、カメラ性能が高い機種、もしくは「ソニーのαシリーズにより近づけた商品」となることが考えられる。
Xperia 1IVでは秒間20コマの高速連写、可変式連続ズームレンズを備えていた。
ただ、10万円を超えるハイエンドスマートフォンでは軒並みイメージセンサーの大型化が行われており、Xperiaもこれに続くか否かで「カメラ性能強化」と評価されるカギとなりそうだ。
1型のイメージセンサーを採用した「OPPO Find X6 Pro」
また、「想像を超える体験」として考えられそうなことのひとつに、メタバースに関連した機能と考えられる。
例えばXperiaシリーズに備わる「Game Enhancer」の機能を拡張させるなんてどうだろうか。Xperia 1IVではスマホ単独での、ゲーム画面のストリーミング配信を可能としていた。
ただ配信するだけなく、サムネイル画像やタイトルの設定なども行えるかなり凝った仕様のものだ。
これにゲーム配信しながら3Dアバターを表示、リアルタイムボイスチェンジャーで声質まで変られる。Snapdragon 8 Gen.2クラスのスペックならこんなことも可能と考える。
今年発売のゲーミングスマホ「nubia REDMAGIC 8 Pro」では3DキャラクターのMoraを表示できる
モバイルモーションキャプチャのmocopi
また、ソニーではモバイルモーションキャプチャの「mocopi」も展開している。新型スマートフォンのハイスペックを組み合わせたソリューションも考えられる。
近年のソニーはチャレンジングな商品展開も多くしている。5月11日の発表を期待したいところだ。