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これを待っていた!ちょうどいいハイエンド「AQUOS R8」発表!ライカコラボのカメラを6.4インチのボディに収めたハイスペックな「弟分」

 

 シャープは本日、ハイエンドスマートフォンとなる「AQUOS R8 」を発表した。7月下旬以降の発売を予定しており、取り扱いキャリアはドコモが予定されている。価格や発売日は現時点では未定だ。

 

 

AQUOS R7とSense 7の中間!「ちょうどいい」を形にしたハイエンドスマートフォン

 

 AQUOS R8を一言で言うなら、この言葉がぴったりのスマートフォンだ。AQUOS R7のコンセプトをそのままに、コンパクトなボディと高いカメラ性能。Snapdragon 8 Gen 2の高いスペックを組み合わせたことで、高いレベルを実現した機種となっている。

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AQUOS R8のキャッチコピーは「効率型ハイエンド」といったものだ

 

 AQUOS R8に「効率型」と打った理由はこの製品を「時短家電」の位置づけに近いものとし、ハイエンドスマートフォンの高い性能、レスポンスによって「隙間時間をより効率化できる」といったところをアピールしていたからだ。

 

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廉価モデルでもカメラはライカチューニングだ。レンズはライカの「HEKTOR」を冠する

 

 メインカメラは5030万画素の1/1.55型センサーを採用。恐らくSense 7と同じOV50Aを採用している。このことから動画撮影では一部不利な場面も見られると思うが、ある程度のクオリティは担保できる。また、AQUOS R8も光学式手振れ補正には非対応となっている。

 チューニングはドイツ ライカカメラ社が担当し、レンズは「HEKTOR(ヘクトール)」を冠するものに。廉価モデルでもこの辺りはしっかりしているようだ。それにしても、スマホでこの名前を冠するものは初めてではないだろうか。

 

 また、1300万画素の超広角カメラを別途備える形となっており、利用シーンによってはAQUOS R8 Proよりも優位な場面があると考える。この辺りは店頭で早く実機を確認したいところだ。

 

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基本的なスペックはSnapdragon 8 Gen 2を採用し、6.4インチの画面を採用する。メモリ量は上位モデルの「AQUOS R8 Pro」よりも少ないものとなっているが、ストレージ容量はしっかり256GBを採用する。バッテリーも4570mAhとこのクラスにしては大容量だ。

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カラーはブルーとクリームの2色展開だ。どちらもフロストガラスを採用し、落ち着いた色合いになっている。

 

小さくても放熱設計も強化!安心して使えるスマートフォンへ

 

 AQUOS R8はカメラばかり強化したスマートフォンではない。普段使いでもしっかり利用できるように仕立てたバランスの良さも特徴だ。

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AQUOS R8ではR8 Pro同様にカメラリングに熱を逃がす構造のようだ。

 

 AQUOS R8はカメラリングをヒートシンクとして扱うことで熱を逃がす「新発想の放熱設計」を採用している。確かにSoCとイメージセンサーは熱源となるので、冷却できるのなら好ましいものだ。

 この設計によってカメラ使用時の処理落ちを防ぐとともに、ゲームプレイ時のパフォーマンス低下も抑えることができるという。同社の資料ではAQUOS R7比較で発生熱量を30%も抑えられた結果となっている。

 特に小型モデルにあたるAQUOS R8では冷却機構がかなり重要なカギとなるので、この辺りもしっかり利用できるのかといった点は今後チェックしていきたい。

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この辺りはSnapdragon 8 Gen 2やシャープのチューニングによるものだ。

 

 これ以外には指紋センサーには対応するもののSonic MAX ではない点や、画面解像度が若干落とされている点が差分といえるポイントだ。eSIMにもしっかり対応し、DSDVも可能だ。

 また、AQUOS R8のみの特徴として、MIL-SDT810規格の耐衝撃試験をクリアしている。安心して使える要素をハイエンド端末にもしっかり備えてきているのだ。

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防水、防塵、耐衝撃の三本柱となったAQUOS R8

 

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AQUOS R8シリーズでは最大3回のOSアップデート、最大5年のセキュリティパッチ配信を行うとしている。長く使いたいユーザーにも安心して利用できる機種に仕上がった。

 

 AQUOS R8の6.4インチという絶妙なサイズは、Xperia 5シリーズやZenfone 9に対する強力なライバルの誕生を意味する。

 加えて、展開価格や販路次第ではXiaomiあたりもかなり厳しい立ち位置になりかねない「シャープの切り札」的なスマートフォンと考えている。

 

 日本における「カメラスマホ」というイメージ付けもそろそろ形になってきたころだ。AQUOS R8は今年の日本市場をどこまでかき回す存在になるのか。筆者も期待したいところだ。

 

AQUOS R8 スペック

 

SoC:Snapdpagon 8 Gen 2

メモリ:8GB

ストレージ:256GB+SDカード対応

画面

6.4インチ Pro IGZO OLED FHD+解像度

240Hzフレームレート対応 LPTO制御対応


カメラ

メインカメラ:5030万画素 f1.9(換算23mm)
超広角カメラ:1300万画素 f2.2(換算17mm)

フロントカメラ:800万画素


OS:Android 13


バッテリー:4570mAh

カラー:ブルー、クリーム

 

 

www.hayaponlog.site

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