5月12日に携帯電話事業からの撤退を表明したバルミューダ。撤退になると、利用者にとっては今後のアフターサポート体制が気になるところだ。今回はそれについてまとめていく。
まず、バルミューダフォンのOSアップデートについては、2023年11月までは定期的なセキュリティアップデートを行うとしている。
その後も本体に致命的な脆弱性などが見つかった場合は、随時対応を検討するとしている。
セキュリティアップデートは今年11月まで行われる
このため、定期的なアップデートついては、発売からちょうど2年となる今年11月で終了という形になる。Android 13へのバージョンアップについての言及も現時点ではない。
近年では大手メーカーはもちろん、FCNTと言ったメーカーでも2回以上のOSアップデート、3年以上のセキュリティアップデートの提供を表明することが増えてきている。
撤退したからとは言え、これを今からでも「安心してお買い求めいだたける」と言い切るのは難しいところがある。
Android 13へのアップデートは搭載SoCがSnapdragon 765なこともあり、これも難しくしている理由と考える。
リリースから2年以上が経過したSoCの場合、各種検証コストが大きくのしかかる関係で、OSアップデートを行うことが難しくなるのだ。
BALMUDA Phoneの修理受付については直販モデル、ソフトバンク版共に2026年9月30日まで対応するとしている。その期間までは必要な部品等を手配できる環境も揃っていると考えるべきだ。
また、直販モデル向けに展開している2年間の補償サービス「BALMUDA Phone Care」については、新規申し込みを2024年9月30日までの購入者に対し、購入日から14日以内の申込であれば受付する。
そのため、故障した際の対応については向こう3年間は対応してくれる形となる。この辺りは比較的安心して利用できそうだ。
そのほか、純正アクセサリーとなる無接点充電器、ケースやフィルム、USB充電器、Type-Cケーブルについては販売を継続するとしている。
そんなBALMUDA Phoneであるが、全国のソフトバンクショップおよびバルミューダ各店舗、オンラインストア等で購入することが可能だ。
記事執筆時点では公式オンラインストアにて各色共に購入可能だ。
ソフトバンクオンラインショップでは、提供終了となっていた。キャリアショップや量販店店頭在庫のみとなりそうだ。
惜しまれつつも携帯電話事業から撤退したバルミューダだが、直販モデル、キャリア版共にサポートはある程度行なってくれそうな見通しだ。
今すぐ使えなくなる、修理を受け付けを終了することはないので、ユーザーは安心して利用してほしい。