iPhoneと同じくApple Watchにもケースがある。その中でも特に面白いアイデアだと感じ。懐かしさも同時に味わえるケースに筆者は心を惹かれた。
今回は今でも高いデザイン性で評価されるauから発売された携帯電話「INFOBAR」の意匠をそのままApple Watchのケースにした「 初代INFOBAR型Apple Watch Case」を紹介したい。
この製品はクラウドファンディングで先行販売され、1300台の枠が数日で売り切れるという人気を見せた。もちろんKDDI公認の商品であり、INFOBARを含むau Design projectを立ち上げた砂原氏が企画、プロデュースを行い、INFOBARのデザインを担当した深澤氏がケースの監修を行った超豪華タッグだ。
企画も「Apple Watchの画面がINFOBARの画面サイズに近いから、綺麗に収まるんじゃないか」という何気ない気づきから生まれた製品だ。もはや腕時計を腕に巻かないという発想が面白い。
パッケージも往年のINFOBAR同様のものだ。カラーは「NISHIKIGOI」の名のごとく錦鯉をイメージしたモノだ
実際にApple Watchを装着するとこのような感じ。画面は保護層があるのでタッチ感度はやや悪くなる
対応するApple Watchは45mmと44mmのサイズ。製品としては45mmのディスプレイでピッタリになるように設計されているとのこと。Apple Watchの機能に準拠するため、セルラーモデルでは携帯電話のように実際に通話することも可能だ。
ボタン類は忠実に再現されているが、押したりすることはできず、特別機能はない。あくまでお飾りだが「このサイズ感懐かしい」という感想が先行する。
実際に使ってみると、側だけのケースながらどこか懐かしさも感じられる。Apple Watchなのに腕時計として使わない逆転の発想だが、これが意外にも不便を感じない。機能面では往年のINFOBAR以上に多機能な上、これで通話はもちろん、FeliCa搭載なので駅の改札も通れる。体感的に本当に「おしゃれなガラケーを持っている」ような体験だ。
筆者が子供の頃の携帯電話の画面はここまで小さいものだったかと改めて痛感させられる。ギリギリフィーチャーフォンの世代でもあるため、懐かしさ半分新鮮さ半分といったところだ。
特に音楽を再生したりしている場面では、子供の頃に触ったケータイを思い出すような懐かしさを感じられた。
もう。なんかエモい
「au by KDDI」の表記が懐かしすぎてヤバい。
ネックストラップをつけたら完全にお仕事用ケータイだ
今回紹介した「 初代INFOBAR型Apple Watch Case」はau+1 collectionの商品として販売される。数量限定にはなるものの、auのオンラインストア等で購入することが可能だ。価格は9900円と高価だが、ささる人には唯一無二の価値を秘めた商品だ。
数量限定との事なので、興味のある方はお早めにチェックしてほしい。
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