Xiaomiは17日、スマートフォンのエントリーモデル「Redmi 14C」を日本でも本日より発売する。5G通信には非対応のエントリーモデルで、メモリ4GB、ストレージ128GBの構成で1万7980円からの価格設定だ。直営ストアのほか、各種量販店やMVNOでも取り扱いを予定している。

本日より発売だ!
Xiaomi Redmi 14Cは海外では先行して販売している商品だ。簡単なスペックは以下のようになる。
SoC:MediaTek Helio G81-Ultra(オクタコア)
メモリ:4/8GB
ストレージ:128/256GB(eMMC5.1)
microSDカードに対応6.88型 HD+ 液晶パネル
カメラ:5000万画素+深度センサー
フロントカメラ:1300万画素
5160mAhバッテリー
18Wの急速充電に対応防水:IPX2/IP5X
生体認証:指紋センサー(側面)
OS:Xiaomi HyperOS (Android 14)
カラー:ミッドナイトブラック、セージグリーン、スターリーブル―

本体は近年の中国メーカーに多いカメラ部を円形にあしらったデザインに。遠目で見るとOPPOやvivoのハイエンド機のように見えなくもない
さて、「超」がつく廉価スマホのセグメントに位置するRedmi 14C。以前にこのセグメントで日本に投入したRedmi 12Cは充電端子がMicro USB端子ということで衝撃を与えたが、今作はちゃんとUSB-C端子にアップグレードされた。
18Wの有線充電に対応。廉価機種ながら大容量バッテリーを採用するので、この辺りはありがたいものだ。同梱の充電器は33Wの急速充電に対応する仕様とのことで、Xiaomiの他機種にも使いまわしがききそうだ。
ディスプレイは6.88型と大画面に。Redmiシリーズで最大の画面サイズになったが、画面解像度は1640×720とHD+となる。一方で120Hzのリフレッシュレート、ちらつきを抑えたディスプレイを採用する。3.5mmイヤホンジャックを備える。イヤホンをアンテナにしたFMラジオ機能にも対応だ。

6.88型の大画面ディスプレイを採用する
スマートフォンの核となるSoCは、MediaTekのHelio G81-Ultraを採用する。いわゆるG80系と言われるものであり、基本的な性能はRedmi 12Cに採用されたHelio G85と大きな差はない。安価なスマートフォンで採用例が多くあり、海外ではそこそこ主流のものとなる。
ストレージは一部MVNO事業者向けベースグレードで128GBに。量販店向けは廉価モデルながら256GBのストレージ仕様を展開するなど、従来よりもアップグレードされた。
メモリは4または8GB。仮想メモリ機能を用いて最大16GBにまで拡張できるが、ストレージ規格はeMMC 5.1という低速な古い規格なので過度な期待は禁物だ。

プロセッサにはMediaTek Helio G81-Ultraを採用する
メインカメラは5000万画素。各種フィルターを採用したことで、クリエイティブな撮影が可能に。フロントカメラが1300万画素の仕様にアップデートされ、夜景モードに対応した。
カラーはミッドナイトブラック、セージグリーン、スターリーブル―の3色。この価格帯の商品としては珍しく、色によって筐体の背面素材が異なる。ミッドナイトブラックはガラス、セージグリーンはヴィーガンレザー、スターリーブルは樹脂製の筐体だ。このため、色によって本体重量が異なる。

3色共に質感が異なる
価格はメモリ4GB/ストレージ128GBの仕様で1万7980円、メモリ8GB/ストレージ256GBの仕様で2万3980円だ。128GB仕様はiijmio、オンライン専売となるが、香港向け価格とほぼ変わらない価格に驚きを隠せない。
そんなRedmi 14Cは本日より発売だ。5Gにも非対応、スペックは超控えめという機能としては最低限だが、昨今では珍しいFMラジオ機能に加え、大容量ストレージを備えるなど一部にはささりそうな機種だ。興味がある方はチェックしてみてほしい。
