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シャープ AQUOS R9 pro 発表!待望の望遠カメラにシャッターボタンも備える「本気」なスマホ

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 シャープは10月29日新型スマートフォンの発表を行った。その中でも最上位モデルにあたる「AQUOS R9 pro」はまさに最強のカメラ性能特化スマートフォンとして進化した。

 

もはやカメラ!ライカチューニングと最先端のハードウェア

 

 AQUOS R9 proで最も進化した点は、やはりカメラだ。同社のフラグシップは1型センサーを採用するメインカメラ、ライカコラボのチューニングによってカメラ性能に定評がある。一方で、メインカメラのみの「シングルカメラ」という仕様から場面を選ぶスマートフォンとなっていた

 

 AQUOS R9 proでは、ここに待望の超広角カメラと望遠カメラを備えた。カメラ特化スマホとしてもある意味オーソドックスな構成へと進化した。加えてメインカメラは1/0.98型の大型センサーを採用し、こちらも待望の光学式手ぶれ補正を備えた。

 望遠カメラは換算65mm相当の中望遠。ペリスコープ方式ながら1/1.56型という大型のイメージセンサーを採用している。これによって高い望遠性能と暗所での撮影性能を向上させた。

 超広角カメラは換算13mmと一般的なスマートフォンと同じような画角になった。従来モデルが換算19mmだったことで使いにくい場面もあっただけに大きな進化だ。こちらはオートフォーカスにも対応し、マクロ撮影も可能だ。

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見た目は中国メーカーのスマートフォンに多いカメラを意識したデザインになった

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まさにカメラという佇まいだ

 

 実はAQUOS R9 proのカメラ構成に最も近いスマートフォンはOPPOが昨年中国で販売したFind X6 Proだ。こちらはメインカメラが1型、換算72mm相当の望遠カメラを備えており、センサーサイズは1/1.56型だった。

 これはシャープのスマートフォンも、XiaomiやOPPOをはじめとした中国メーカーのフラグシップスマホ並みのカメラ性能を備えたものに進化したと評価したい。クセのあるカメラスマホから、トレンドの最先端にまで一気に躍り出たのだ。

 

 もちろん、AQUOS R9 proもライカと提携をしており、ライカチューニングの高いクオリティの写真が撮影できるとしている。画像処理エンジンは独自のProPix Proを採用し、髪の毛の1本1本の描写や、シーンに応じた画質調整など、細かい部分まで拘ったチューニングを行なったとしている。レンズはライカのズミクロンを冠するもので、メインカメラには8枚のレンズを採用している。

 

 AQUOS R9 pro独自のアピールポイントとして、14chのスペクトルセンサーによる正確な色表現がある。このセンサーは光の波長を捉えるセンサーであり、より正確な色情報を取得できる。シャープのスマートフォンでは昨年の AQUOS R8 proに引き続き採用された。

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AQUOS R9 proは14chのスペクトルセンサーを備える

 

 そして、多くの方にが驚いた部分として物理的なシャッターボタンを備えている。ここはソニーのXperiaの代名詞的なところだが、今回AQUOSも「撮影体験を追求する」というテーマのため、この部分にもしっかりテコ入れをしてきた。

 シャッターボタンには本物のカメラのと同じ機構のパーツを採用した。ボタンは半押し操作も可能であり、ただのボタンとは異なることをアピールしている。また、音量ボタンはカメラ操作時にはズームだけでなく露出調整に割り当てることが可能なことも明かされている。

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AQUOS R9 proはシャッターボタンを備える

 

 

Snapdragon 8s Gen 3採用のフラグシップ。基本性能の高さもアピール

 

 AQUOS R9 proは同社のフラグシップらしく、基本性能も高く仕上げた。プロセッサにはクアルコムのSnapdragon 8s Gen 3を採用しており、高い性能を持ち合わせる。フラグシップのSnapdragon 8 Gen 3を採用しない理由として、シャープは低消費電力と高い画像処理性能を両立できることを理由に選定したとしている

 確かに本チップセットは基本性能こそ一段劣るものの、AI性能やISP性能(カメラの処理性能に関連する部分)はフラグシップとほぼ同等だ。適切なユーザー体験を提供できるとてもいい選択をしていると感じる。

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AQUOS R9 proではSnapdragon 8s Gen 3を採用する

 

 メモリは12GB、ストレージは512GBを採用する。本機種ではストレージの容量が増えた代わりなのか、従来まで支持されていたSDカードスロットが廃止された。廃止された理由は明かされていないが、昨今のグローバル的な流れを鑑みると、この選択は妥当と判断したい。

 

 本体の冷却機構にはカメラリングを用いるものと、ペイパーチャンバーを併用した「デュアル・サーモマネジメントシステム」を採用する。これによって高いパフォーマンスを持続させることができるとした。

 

 ディスプレイは6.7インチの「Pro IGZO OLED」採用する。従来よりも全白輝度が1.5倍明るく、画面解像度は1440×3120のQuad HD+解像度とかなり高いものに仕上げた。従来よりもブルーライトを低減しており、目に優しいディスプレイとなった。

 もちろん最大で240Hzのリフレッシュレートにも対応する。従来機種から好評な「なめらかスクロール」にも対応し、超高速認証や二本指での認証が可能な指紋認証「SonicMax」にも引き続き対応だ。

 

 AQUOS R9 proでは本体スピーカーも改善された。2つのスピーカーをBOX構造にし、レシーバー側のスピーカーをフルメタルにすることで音質を向上させた。まるで映画館やライブ会場にいるような、臨場感あふれる視聴体験を可能にしたという。

 このほかバッテリー容量は5000mah。有線の急速充電のほか、ワイヤレス充電にも対応する。もちろん、日本国内で需要のあるおサイフケータイ(FeliCa)やIP68の防水にもしっかり対応する。

 

 

トレンドの最先端まで一気に進化したシャープのカメラスマホ。筆者も欲しい!

 

 本機種はシャープのスマートフォンがある意味、既存の縛りから脱却し、競争相手の特徴をしっかり分析して世に送り出した商品と改めて感じた。

 1型センサースマホという優位性はもちろん、それ以上に中国メーカーの追いかけるトレンドにもしっかり追従した仕様になっている。シングルカメラのこだわり仕様に固執せず、視野が広くなったように感じられる。その結果が、カメラ特化スマートフォンのトレンド最先端とも言えるようなハードウェア構成だ。

 

 筆者としては、シャープらしさを備えつつ、着実に利用者のニーズに応えているように感じる。AQUOS R9 proではシャッターボタンの存在、プロセッサの選定、各種アクセサリーなど。カメラスマホとしては後発なだけあって、しっかり差別化と「これがあれば」という声に応えてきた。

 

 今までのAQUOSが「カメラはいいけど、惜しい」という要素が強かっただけに、今回の進化には本当に驚いたくらいだ。発表会で触った方々の評価も上々なようで、かなり期待できる仕上がりだ。

 

 今回はアジア太平洋地域に向けたグローバル展開も行っており、日本ではニーズのあるイヤホンジャックやSDカードスロットといったものは廃されている。これらの機能は備えていると便利だが、カメラ性能を強化してしていくとスペース的に配置が難しくなってくるから故の決断と考えたい。

 幸い、シャープはワイヤレスイヤホン環境には早くから力を入れており、クアルコムの最新規格にしっかり対応している。イヤホンジャックが無くても高音質なリスニングができる機種だ。

 SDカードスロットはストレージの大容量化と引き換えという形だ。こればかりは時代の流れと判断したい。

 

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 そんなAQUOS R9 proはドコモ向けに加え、直販モデルが予定される。価格は直販版で19万円台前半を予定しており、AQUOS R9と同様であればキャッシュバックキャンペーンなども行われると考える。

 発売日はドコモ向けが12月上旬以降発売としており、AQUOS R9と同様なら直販版も年内に発売されると考える。年の瀬につよつよカメラスマホが爆誕するわけだ。

 価格は高価だが、おサイフケータイをはじめとした日本向けの機能もしっかり備わっており、5年間のソフトウェアアップデートも提供されるなど、長く安心して使える機種だ。

 

 筆者も気になる機種なので、発売されたらぜひ手に取って使ってみたいスマートフォンだ。

jp.sharp