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【シャニソン1周年】推奨スマホ、推奨環境を最検証!最高画質はiPhone 16やSnapdragon 8 Elite、Dimensity 9400端末が欲しい

 昨年リリースされ、まもなく1周年を迎えるアイドルマスターシャイニーカラーズのリズムゲーム「SONG for PRISM」通称:「シャニソン」。リリース当初は筆者も手元にあるスマートフォンで動かしてみたところ、予想以上のスペックが必要とされるコンテンツに驚いたものだ。

 今回は1年経ってみて、改めて推奨環境を取りまとめてみたので、各々のプロデュースの参考にして欲しい。

 

シャニマスの音ゲー「シャニソン」はなぜ要求性能が高いのか


 最初から与太話で申し訳ないが、筆者がこのゲームを最初にプレイしたときに感じた感想は「手元のスマホではまともに動かないのでは」と思ったくらいの要求性能の高さだ。 

 

 シャニソンの推奨環境はiOSでApple A13以降、AndroidではSnapdragon 865クラスかそれと同等クラスの性能が求められる。iPhone 11やGalaxy S20が最低ラインだ。アイマスのゲームでは学園アイドルマスターと並ぶかなりの重量級コンテンツだ。MVの視聴に関してはDMM版にて大画面のPC環境でも視聴できる。

 

 それが、蓋を開けたら当時の日本で販売されているスマートフォンの9割強で最高画質設定が60fpsキープできないとはだれが想像したことだろう。リリース当初のスマートフォンではiPhone 15 Proシリーズのみが事実上の推奨環境であったが、それでも発熱に苦しんだくらいだ。

 筆者はたまたま登場したばかりのSnapdragon 8 Gen 3とMediaTek Dimensity 9300を採用した端末を検証用にそれぞれ調達していたので、比較的快適に楽しむことができた。これでも最高画質はギリギリのラインであり、今後のアップデート次第では余裕がなくなる状態だったのだ。当初の検証で「最高画質の推奨はApple A17 ProとSnapdragon 8 Gen 3」としたのもこのような部分であり、1世代前では60fpsに届かない機種もザラにあったのだ。

 

 どうしてこんなにも要求性能が高いのか。疑問に思っていたところで、開発者に向けたインタビューにて納得の答えを得られた。インタビューではシャニソンに対し『開発当時のスマホでは動かないけど、後継機種なら動くだろうという感じで開発していました。』という内容が語られた。

 高品質なグラフィックなどに重きを置いたシャニソンは「PCで動けばよくね」くらいのスタートであり、同じ時期のVtuberやVRChat向けのモデルをはじめとした6万ポリゴン級の3Dモデルに負けたくなかったとしている。

 これなら開発当時のメインストリームだったであろうApple A16やSnapdragon 8 Gen 2(リリース前最終段階)で最高画質を60fpsキープできなかったことも納得だ。開発側も「動かない」として未来のスマホに託しているのですから。やっていることが「令和のデレステ」である。

 

 これでもなお「軽量化して」リリースしたことはCEDEC2024の"KOGANE大作戦"の項で触れられており、当初はiPhone XSで20fpsも出なかったものが、軽量化したことで50fps台まで出るようになったとしている。

 画質についての明言はないものの、軽量画質でも旧式スマホでは満足に楽しめないレベルのクオリティで開発が進められていたことがうかがえる。そういえばミリシタの13人ライブをはじめとした軽量化は"AKANE大作戦"でしたね。すーぐアイドルの名前をつけたがる。

automaton-media.com

www.gamer.ne.jp

 

 そして、驚くことにリリース初期よりも画質設定項目が増えるというアップデートが行われた結果、シャニソンの最高画質は要求性能が上がったのだ。これは、まともに最高画質を動かせるのはApple M4しかないという学園アイドルマスター※を連想させる状態だ。

 鬼の最適化の結果、スマートウォッチでも高画質設定で楽しめるくらい軽量になったミリシタとは異なり、とにかく画質や細部にこだわりすぎた結果がこれだよと言わんばかりの例である。

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AKANE大作戦と数多くの最適化の結果、スマートウォッチでも動くまで軽量になったミリシタ

 

 増えた設定項目はアンチエイリアスに「MSAAの倍率」に加え「FXAA」の項目が追加された。この項は従来よりも細分化され、より細かく調整ができるようになったことに加え、FXAAの重ねがけができるようになった。

 MSAAはMultisample Anti-Aliasingの略称であり、ポリゴン輪郭のジャギ(ギザギザ)を滑らかにする処理だ。あくまで輪郭に特化しており、テクスチャ(塗り物)のジャギの処理はできない。シャニソンではX8(8倍)まで設定でき、数字が高いほど負荷が増えるが、よりモデルの輪郭が滑らかになる。

 FXAAはFast Approximate Anti-Aliasingの略称で、テクスチャのジャギを滑らかにすることのできる処理だ。上記のMSAAと組み合わせることで、モバイル向けでもより滑らかな輪郭、テクスチャ描写の3Dモデルを動かすことができるのだ。

 

 筆者としては画面の大きいデバイスほどジャギを感じやすくなるので、タブレット端末などではオンにして楽しみたいところだ。その一方で「リズムゲーム」としてノーツの60fpsはキープしつつ、3DMVをできる限り多くの端末で高品質で楽しめるようにするための「設定の細分化」と捉えることもできる。

 

 このほかにサブサーフェイススキャッタリング(SSS)のオンオフも追加された。これは肌を透過した光の具合を再現するもので、具体的には影の部分の彩度を高め、赤みがかった表現(血色のある表現)にするものだ。本機能は「肌の透過表現(SSS)」としてゲーム内に実装されている。

 

 このほかにMVのHDR処理、一部衣装に発光ギミックや光沢処理の追加など、かわいいアイドルを演出するための余念がない。ストレイライトのWandering Dream Chaserという楽曲に至ってはアイドルの衣装発光ギミックに加え、全体的にMVが改修された結果、初期よりも重くなるという現象も起こっている。

 

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増えた項目は主にアンチエイリアス周りと サブサーフェイススキャッタリングだ

 

 一応軽量化も行われているようで、7月に公開されたVer.1.90にて従来よりも10%ほど処理を低減されたとしている。多くの楽曲はHDR処理を有効にした方が軽量化できるとのこともあって、アンティーカの時限式狂騒ワンダーランド以外ではHDRの切り替え機能は実装されていない。

 

 

最高画質の推奨環境はApple A18 ProかSnapdragon 8 Eliteにアップデート。かなり高い性能が要求されるシャニソン

 

 そんなシャニソンの画質設定について大きく分けると「最高画質」「グラフィック優先」「パフォーマンス優先」に分かれる。アップデートにてご丁寧に「最高画質」という全設定を高画質設定に振ったものが実装されている。検証する身としてはありがたいものだ。

 ここ最近発売されたハイエンド端末については、デフォルトで概ねグラフィック優先の設定になる。この設定は3D画質が高、シャドウ品質が高、アンチエイリアスがFXAAの項目のみオンの設定となる。

 

 

 検証に利用した楽曲は「C’mon! Join Us」を使用。5人描画楽曲かつ、反射処理なども必要とする場面が見られるなど、最も高負荷な楽曲としてチョイスした。正直なところ、この環境であれば他の楽曲でも問題なく楽しめるという面でのチョイスだ。特にカットインの5人描写時はかなり負荷のかかるのか、多くの端末でフレームレートが落ちた場面だ。

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ビックリするほどキラキラしている新曲だ

 

 単刀直入に最高画質で「C’mon! Join Us」を60 FPS キープできる環境を推奨とした場合、これをクリアできた環境は以下の通りだ

 

・Apple M4

・Apple M2

・Apple A18 Pro

・Apple A17 Pro

・Apple A18

 

・Snapdragon 8 Elite

・Snapdragon 8 Gen 3※

・MediaTek Dimensity 9400

・MediaTek Dimensity 9300※

 

 今回の検証ではAndroid 15環境においてTakoStatsが最適化されていないため、現時点の評価は端末内のFPSカウンターなどの情報、複数人の客観評価(より滑らかか否か)で評価した。


 iOS/iPad OS端末ではApple M4またはM2を搭載したiPadのみになる。アンチエイリアス設定を高精度にすると、Apple M1では目に見えてフレームレートが落ちる楽曲があったので今回より推奨から外した。

 iPhoneに関しても最新のA18シリーズを採用したiPhone 16シリーズまたはA17 Proを採用したiPhone 15 Proシリーズでないと60fpsをキープすることは難しい状態だった。A17 ProとA16の間には目で見て分かる大きな壁があるようだ。

 

 またAndroid環境では、現時点で60fpsキープで完走できたものはSnapdragon 8 EliteとDimensity 9400のみだ。Snapdragon 8 Gen 3、Dimensity 9300といった昨年発表の環境ではアンチエイリアスの精度を最高にするとフレームレートに乱れが出る機種がいたため、「確実に」が欲しければもうお勧めはしない。

 筆者の手元では空冷ファンとCPU/GPUのフルクロック動作が可能なREDMAGIC 9 Proだけが、フレーレートを落とさずプレイできたので、昨年の環境の場合は冷却環境がしっかりした機種で遊ぶとよさそうだ。

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やはり推奨はSnapdragon 8 EliteやDimensity 9400を採用するスマートフォンだ

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旧世代機でも快適に動作できたnubia REDMAGIC 9 Pro。60fpsキープは空冷ファンなどを備える冷却性能の高いゲーミングスマホが欲しいところだ

 

 タブレット端末では別途解像度が異なるのか、アンチエイリアス処理がより高精度になるのか不明だが、スマートフォンよりも高負荷が求められることも分かった。実際にSnapdragon 8 Gen 3を採用するOnePlus Pad 2では良くて40fpsをキープするのがやっとだった。

 Snapdragon 8 Gen 3を採用するスマートフォンであれば、多くの環境で55fps以上は問題なく出ることを踏まえると、シャニソンにおいても、タブレット向けに別途解像度が用意されていると考えた方が良さそうだ。「グラフィック優先」の設定にした場合は58fpsでしっかりキープできた。

 OnePlus Pad 2が薄型筐体で熱制御が厳しいものと考えるが、平均して約40fpsという数字はタブレット向けが端末のネイティブ解像度(本機種であれば3K解像度)になる「学園アイドルマスター」に近い数字だ。

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タブレット端末では要求性能がさらに高く、Snapdragon 8 Gen 3を採用する端末とは思えない数字が出た

 

   

昨年発売から4年前のスマホ、廉価機種でもチェック。シャニソンは厳しいか

 

 それでは前世代の環境は60fpsをキープできないのだろうか。iPhone 15にも採用されるApple A16、国内ではまだまだ主流のSnapdragon 8 Gen 2の端末で試したが、いずれも60fpsキープは厳しい様相だった。

 Snapdragon 8 Gen 2環境でも、シャニソンの最高画質を60fpsキープすることはできなかった。アップデートで追加された高いアンチエイリアス精度とSSSが鬼門のようで、空冷ファン装備の機種でも厳しい状況だった。

 このほかベンチマークスコア的には匹敵するSnapdragon 8s Gen 3やSnapdragon 7+ Gen 3環境も試してみたものの、いずれも60fpsキープはできなかった。参考までにSnapdragon 8s Gen 3を採用したiQOO Z9 Turboで53fps、Snapdragon 7+ Gen 3を採用したAQUOS R9で50fpsだった。この辺りの環境は画質設定を「グラフィック優先」にすれば60fpsでプレイできる印象だ。

 

 それよりも前の世代は正直お察しなところもある。初期の状態で55fpsがやっとのSnapdragon 8+ Gen 1や冷却性能が弱い機種では50fpsにも届かないSnapdragon 8 Gen 1の環境に「さらに高負荷になったシャニソン」は酷なもの。Snapdragon 8+ Gen 1を採用したXiaomi 12T Proで50fpsに届かない場面が多かったことを踏まえると、画質を高画質優先程度に落として遊ぶことが望ましい。

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高画質で遊ぶにはSnapdragon 8 Gen 2採用のPOCO F6 Proあたりが欲しいものだ

 

 そうなれば一般的なユーザーが買い替え対象とする4年前のスマートフォンで動かしてみよう。対象となる4年前(世代的には5世代前)のSnapdragon 888を採用する端末で動かしたところ、40fps前後と明らかに厳しい様子を伺わせた。

 加えて、Snapdragon 888環境では「グラフィック優先」の設定でも60fpsに張り付く事はなかった。この時点でもかなり高いスペックが要求されていることがわかる。これよりも性能が劣る古い環境では、スマートフォンの買い替えを考えてもいいラインだと思われる。

 

 最後にベータテスト時の最低ラインとなったSnapdragon 855端末で動作させてみる。2019年発売のため、買い替えも視野に入れる方が多いラインだ。この環境での平均フレームレートは最高画質で30fpsを下回り、20fps前後と厳しい状況。この時点で快適な動作は困難だ。

 この環境ではパフォーマンス優先設定でも厳しいところがあり、マニュアル設定で最低画質に落とさないと30fps以上での描写が難しい状態となっていた。画質を落としてのMV視聴を目的としても、最低ラインでSnapdragon 8+ Gen 1クラスの性能は欲しいものだ。

 

 また、この時点でSnapdragon 7番台と呼ばれるアッパーミドル帯、Snapdragon 6番台と呼ばれるミドル帯のSoCではかなり動作が厳しいものであると想像つく。まともに動かせる7番台はSnapdragon 7+ Gen 3のみで、これでも最高画質が良くて50fps程度。その下のSnapdragon 7 Gen 3では30fpsをキープするのがやっとという状況だ。

 今年、ミッドレンジで採用機種の多いSnapdragon 7 Gen 2はそれよりもさらに下だ。も最高画質はもとい、高画質ですら厳しいものがあるのだ。これよりも性能が劣る6番台や4番台は、語る必要もないだろう。

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アッパーミドルとしては比較的快適な動作をしてくれたシャープのAQUOS R9。Snapdragon 7+ Gen 3は思ったよりも快適に動作する

 

 このほか、MediaTek のアッパーミドルではXiaomi 14Tに採用されるのDimensity 8300-Ultra(Mali-G615 MP6)を筆頭に、日本でも幾つかの商品が展開される。同社のミッドレンジSoCはベンチマークスコアは高いもの、軒並みGPU性能が弱いものが大半だ。

 そのため、比較的GPU処理の多いシャニソンは厳しい様子を見せた。参考までにXiaomi 14Tでは平均30fpsに届かない場面もあり、ゲーム性能はSnapdragon 7 Gen 3やGoogle Tensor G4に近いものと思ってもらえばよい。

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Xiaomi 14Tクラスでは、シャニソンの最高画質は厳しい様子を感じた

 

 

相性の悪いPixelのTensorプロセッサ。最新のPixel 9シリーズでは20fps前後と厳しい結果に

 

 最新のスマートフォンでも、シャニソンとの相性が悪いことで知られる機種がGoogleのPixelシリーズだ。Pixelは自社カスタムチップの「Tensor」になって以降、ゲーム性能はあまり高くない構成となり、原神や学マスなども「快適に遊べない」といった指摘があった。

 

 実際にTensor G4を採用するPixel 9 Proで検証した結果、最高画質では平均22fps前後とかなり厳しい様子だった。ベンチマークスコアを重視するSoCではないため、結果は理解できなくないが、2024年発売された1000ドルのスマートフォンとしてはかなり性能が低いと評価せざるを得ない。

 これはTensor G4のGPUはMali-G715 MP7とのことで、Pixel 8世代のTensor G3からほぼ変化が無い事が理由と考える。CPU面では進化して多少有利になったものの、グラフィック性能は微増程度と判断したい。

 冷却機能で劣るPixel 9ではリアルタイムモニターでも20fpsを割り込む場面が多く、推奨なんて言葉はかけられないような状態だった。ゲーム目的で購入すると後悔が見えそうな感じだ。

 リリース当初では30fpsほどを記録したPixel 8でもほぼ同じような値となったことから、この1年の機能追加で「シャニソンが重くなった」ことは間違いないようだ。

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相変わらずシャニソンとの相性が悪いGoogle Pixel

 

 Tensor G4のGPUベンチマークスコアはDimensity 9000やSnapdragon 8 Gen 1(どちらもシャニソンは40fpsほど出せる)に近いことを踏まえると、Tensorはやはり相性の悪い機種と考えたいものだ。

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相性が悪い…とはいえ20fps台は「どうなのよ」と思う場面も

 

 また、Pixel 9シリーズはデフォルト設定が「パフォーマンス優先」という表記になり、そもそもゲーム側の判定が「性能不足」という判断となる。実際、パフォーマンス優先の設定にしてMV再生したところ、平均フレームレートはPixel 9 Proで58fpsを記憶している。

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Pixel 9シリーズは「パフォーマンス優先」の性能不足判定をされている

 

 意外なものとしてはHuawei Pura70 Ultraだ。本機種にはHiSlicon Kirin 9010が採用されていることが判明しているが、これが思った以上に快適に動作する。

 GPUのMaleoon 910は特段高性能ではないものの、Mali-G715よりは高いベンチマークスコアを記録している。また、本機種のCPUが物理8コア12スレッドという特殊構成のため、CPUロードの場面では優位に作用していると考える。

 実のところ、シャニソンはGMS※がないと起動しないのだが、本機種の画質デフォルト設定はMate 60 Pro(Kirin 9000S)同様に「グラフィック優先」となる。そんなPura70 Ultraでは、最高画質でも平均40fps前後を記録。この数字はTensor G4を採用するPixel 9シリーズよりも高い。

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Google Pixel 9 Proよりもシャニソンが快適なHuaweiのフラグシップ。

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Pura70 Ultraはデフォルトで「グラフィック優先」の設定だ

 

 

「令和のデレステ」と評価できる新たなベンチマークとなったシャニソン

 

 シャニソンも登場してから1年が経過し、未来の端末に託したからこその高いクオリティに驚かされた。筆者もミリシタの端末課金として、過去に300台ほどの蓄積があるが、シャニソンに関しては「最適化」の3文字は全く通用しないことがわかった。完全に「力こそパワー」のゴリ押し、学園アイドルマスターと同様のとにかく性能を積めという状態だ。

 そのため、端末課金ついてはおサイフに少々厳しいものを要求する。最新端末は円安の影響もあって価格も高騰しており、安価に入手することが難しくなっている。廉価なところを突くならREDMAGIC 9S ProやiPhone 16といった選択になる。

 正直、Android端末については世代交代の時期に入っているので、Snapdragon 8 Gen 3端末を今から買うにはあまりお勧めはしない。海外端末も厭わないなら、Xiaomi 15といったSnapdragon 8 Elite、OPPO Find X8といったDimensity 9400を採用する次世代の端末がおすすめだ。シャニソンの周年に合わせて端末課金を検討するのもアリだ。

 画質を妥協するとしても「グラフィック優先」で楽しみたいなら最低でもApple A16(iPhone 14 Pro、iPhone 15以降)Snapdragon 8 Gen 2、Dimensity 9300(2023年発売のハイエンドAndroidスマホ)は欲しいところだ。コストを抑えるならSnapdragon 8s Gen 3やSnapdragon 7+ Gen 3の機種でもアリだ。

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iPhoneの場合、USB-C端子を採用するものと覚えておくと良さそうだ

 

 この手のベースとなる「課金は惜しまない。端末は裏切らない」というマインドは変わらないものとなる。むしろシャニソンを基準に端末を選べば、学園アイドルマスターはもちろん、デレステやミリシタの端末課金も自動的に終了すると考えればお買い得だろう。

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思い切ってDMM版をゲーミングUMPCで動かすのもアリなのかもしれない。フルHD描画で60fps描画を求めるなら、最低でもRyzen Z1 Extremeくらいの性能は欲しい

 

 ここまでの3DMVに加え、リズムゲームとしての快適さも語られており、リズムゲーム側のフレームレートを落とさないような工夫も施されている。具体的には高負荷時にMV側のフレームを落としたり、各種処理をカットするような挙動をするという。

 推奨スペックに届かない機種でもリズムゲームは「意外と快適」と思った方もいたことだろう。ノーツに関しては120fpsにも対応しており、こちらも任意で切り替えが可能だ。対応端末を持っている方はぜひ試してみてほしい。

 

 令和のデレステの再来とも言える高負荷なコンテンツであるシャニソン。1年を迎えた今、さらなる今後の展望にも期待したいものだ。

 

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