ファーウェイの新型スマートフォンMate 70シリーズと折りたたみスマートフォンMate X6が今週に入って中国国内向けに予約が開始された。正式発表は11月26日に行われれる予定だ。
Mate70シリーズはMate60シリーズの後継に当たる商品で、同社のフラグシップにあたる製品だ。従来よりも基本性能が向上した新型チップの採用、強化したカメラ性能、HarmonyOS 5の採用が大きなアピールポイントになるとされている。
Mate70、Mate70 Pro、Mate70 Pro+の3機種が発売される予定で、メモリは12GB、ストレージは256/512/1TBの構成を選択できる。Mate 70 Pro+はメモリが16GBの構成になるなど、より上位の構成となっている。
カラーはブラック、ホワイト、グリーン、パープルの4色。Mate70 Pro+はまた質感の異なるカラーで用意される
画像はMate70 Pro+だ
現時点で基本性能やカメラ性能などのスペックは公表されておらず、価格等の情報もない。それでも関心の高さはさすがと言えるもので、11月18日の予約開始以降、記事執筆時点で約263万人の予約がサイト上では確認できる。
現時点で263万人以上の予約が確認できる
スペック等をはじめ、スマートフォンとしての需要情報がほとんどが公表されていない機種の予約に260万を超える人が関心を示すという事は、他社のスマートフォンにはない動きだ。
例年通りであれば、安くても5000元(約10万7000円)前後の機種となるため、高価格帯の路線になりそうだ。
Mate X6はMate X5の後継に当たる商品で、同社の折りたたみスマートフォンだ。 基本性能が向上した新型チップの採用、強化したカメラ性能、HarmonyOS 5の採用が大きなアピールポイントになるとされている。また、Mate XTの開発で培った薄型化技術を流用していると考えられる。
Mate X6はメモリは12GB、ストレージは512GBだ。典藏版と呼ばれるグレードではメモリが16GBになるほか、1TBのストレージも選択できる。
Mate XTと同じようなカメラ意匠だ
現時点で基本性能やカメラ性能などのスペックは公表されておらず、価格等の情報もない。それでも関心の高さはさすがと言えるもので、11月20日の予約開始以降、記事執筆時点で約47万人の予約がサイト上では確認できる。
本日の予約から既に50万人近い予約が入っている
折りたたみスマホというカテゴリの商品となるため、価格はかなり高価になると考えられる。例年通りであれば、安くても13000元(約28万円)前後の機種となるため、高価格帯の路線になりそうだ。
直近のMate XTをはじめ、改めて中国でのファーウェイのスマートフォンの関心の高さを伺わせるものだった。特にHarmonyOS 5の初期搭載が濃厚なMate 70シリーズやMate X6は真の意味で「Androidから離脱した」最初の世代のスマホになる。11月26日の発表会を待ちたいところだ。