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【PR】NICEHCK B80 レビュー 4.4mmバランスも選択できるインナーイヤー型イヤホン

 今まで聴いてきたイヤホンは300本以上!ライターはやぽんです。今回は、プレゼント企画でも好評いただいたNICEHCKのニューモデル「B80」を提供いただきましたので、サウンドを含めてチェックしてみよう。

 

NICEHCKの新作。33ドルのインナーイヤー型イヤホンをチェック

 

 NICEHCKは中国のイヤホンメーカーで、10年以上にわたって意欲的な製品を展開している。今回はその中でも11月に発売されたニューモデル「B80」のレビューしたい。

 

 

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パッケージ。美少女が描かれていてこれが可愛い

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付属品はイヤーカーバーとキャリングケース、あとは色紙が付属

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本体はいたって普通のインナーイヤー型。材質の関係から少々安っぽくも感じてしまう

 

音場が広く見晴らしの良いサウンド。クセもなくジャンルを選ばないオールラウンダー
 

 NICEHCK B80は同社のインナーイヤー型イヤホン。トポロジーダイヤフラム振動板に高品質ケーブルを採用したフラグシップクラスのサウンドハードウェアとしている。

 ダイナミックドライバは14.2mm径。デュアル磁気回路によって磁束を高めたものを採用。振動版もチタンメッキコーティングを採用し、低域の再生能力向上と動作レスポンスを高めた。

 ケーブルは高純度無酸素総銅に銀コートを施したものを採用。リケーブルはできないものの、端子が選択できる。一般的な3.5mmに加えリモコン付き端子、4.4mmバランスプラグから選択可能。オーディオマニア向けの要素もしっかり備えている。

 

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 そんなイヤホンを早速聴いてみることにする。今回のレビューにて使用するプレイヤーはMOONDROP MIAD01、4.4mmバランス接続で使用する。試聴曲は以下の通り。

 

Holiday∞Holiday/スリーズブーケ

Holiday∞Holiday

Holiday∞Holiday

  • スリーズブーケ
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

White Night! White Wish!/葛城リーリヤ、花海佑芽、藤田ことね

White Night! White Wish!

White Night! White Wish!

  • 初星学園, 葛城リーリヤ, 花海佑芽 & 藤田ことね
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

私はマグネット/天王寺璃奈(CV.田中ちえ美)

私はマグネット

私はマグネット

  • 天王寺璃奈 (CV.田中ちえ美)
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

スロウリグレット/田所あずさ

スロウリグレット

スロウリグレット

  • 田所あずさ
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 さて、B80のサウンドはインナーイヤー型らしく開放感のあるサウンドという印象を感じた。音場(サウンドステージ)が広く、鳴り方もかなり官能的なところを突いてくる。ここに加えて、ボーカルが一歩前に出てくるような感覚のサウンドというのが適切と考える。

 インナーイヤー型でも音圧のある低域が再生でき、低域が抜けていくような感覚はない。イヤーカバーも付属するので、よりフィット感を高めることができる。

 

 最初に聴いたのは「スロウリグレット」だったが、筋をしっかり捉えるボーカルの表現に納得させられる。艶やかな表現といった「聴かせるタイプ」ではないが、インナーイヤー型でも解像感は高いと感じる。

 

 続いて「私はマグネット」を聴いてみる。この曲のボーカル域は特徴的なピークがあるのだが、そのような曲でも刺さりが少ない点が印象的。気になる点として好みの問題だとは思うが、金属的な響きが固い印象を受けた。

 

 ここで「Holiday∞Holiday」「White Night! White Wish!」を続けて聴いてみる。この手の機種としては解像感が高く、メリハリのある低域が印象的。ボリュームを上げるとボーカル域が前に出すぎる印象こそあるが、過度にうるさくならない点は気持ちが良い。複数人で歌唱する楽曲でも対象を聞き分けやすい印象だ。

 低域は量感があり、弾むようなビートも再現してくれる。このクラスの機種となれば、インナーイヤー型でも低域再生をしっかりしてくる印象だ。

 

 ここまで聴いて感じたことは、低域もしっかり再現し、サウンドステージも広く開放感のあるサウンドだと感じた。ある意味でクセになる、感動するといった要素は少ないが、どのようなジャンルでもそつなくこなせる非常に完成度の高いチューニングと考える。

 それゆえに苦手なジャンルは少なく、強いて言えば、楽器の音色や自然な空間表現を重視するクラシック音源、量感のある低域が必要やEDMなどは苦手な部類になると思われる。

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幅広いジャンルもそつなくこなせる。サウンドに関しては高く評価できるイヤホンだ

 

 一点惜しいところを挙げるなら、ケーブルが硬めでクセがつきやすいところ。低価格機種でも高品質なケーブルを使ったところは評価したいが、取り回しはあまり良くない。ここは念頭に置いてほしい。

 

 

万人ウケを狙った完成度の高いサウンド。価格を考えるとアリなイヤホン

 

 ここからまとめになるが、NICEHCK B80は33ドル(約5000円)からの設定。サウンドについては特段クセもなく、過度な鳴らしにくさも感じない。AirPodsのような装着感を含めて幅広い方にオススメできる機種だと感じた。

 近年はインナーイヤー型の5000〜1万円前後の価格帯では新機種が多く出ており、水月雨 U-2やNOBUNAGA Labs 鶯などの商品も登場した。NICEHCKでは以前からこの手の機種を展開していたが、B80はこれらの機種とも並ぶ高いクオリティのサウンドに仕上げた。

 

 また、B80は注文時にイヤホン側のプラグを選択できる意欲的な仕様ということもあり、リモコン付きはもちろん、オーディオファン向けの4.4mmバランス端子も選択できる。今回は4.4mm版をレビューしたが、スマートフォン等で利用する場合は3.5mmプラグ版を選ぶとよさそうだ。

 

 もちろん、せっかく買うならいい音で聴きたい。そのような意味では4.4mm端子を選択してスティック型のDACなども合わせて準備すると、本機種の魅力をより引き出せる。イヤホン側もそのような環境に対してしっかり応えてくれる。NICEHCK B80はそのようなコストパフォーマンスの光る製品だ。

 

提供:NICEHCK

 

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メーカーサイト

NiceHCK B80 Wired Earbuds in Ear Earphones, 14.8mm PU TopologyBio Diaphragm, OFC+Silver Plated OFC Cable, Wire Headset 3.5mm with Mic/No Mic, 4.4mm Balanced, Compatible with iPhone/Android/PCnicehck.com