どうも。今回は年に一度のりんご収穫祭ということで筆者はiPhone 12 Proを購入しました。今回は小さいminiと性能が一部強化されたPro Maxが来月発売と控えています。
どのみち筆者の場合「早くApple A14を使いたい!」が先行したのでとりあえず発売日に買える12 Proといったところです。
まぁ、結局iPhoneを買ってしまうんですけどね。
仕事終わりに滑り込みセーフで回収
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年10月23日
iPhone 12 Proちゃんです#はぁ〜また買っちゃった pic.twitter.com/KH27Uz168s
- iPhone 12シリーズの進化点をざっくりまとめると
- iPhone 12 ProのカメラはすごいがPro RAWで本領発揮か
- iPhone 12 Proで見えたのは次の世代のスマートフォンの後ろ姿
- 最後に、iPhone 12シリーズは買いかどうか?
iPhone 12シリーズの進化点をざっくりまとめると
まず、なんと言っても5G通信に対応でしょうか!初の5G対応iPhoneということで、日本をはじめとしたiPhoneのシェアが大きい地域では「5Gインフラ整備の起爆剤」となることが期待されています。
実際日本ではNSAのn77/n78/n79全てに対応しており、SAのmmWaveこそ日本のものは使えないものの最強の5G端末として君臨することになります。ちなみに5GモデムはSnapdragon 865でお馴染みのQualcommのX55モデムが別実装にて採用されています。
一時期AppleとQualcommは決別しかけたこともあったので、下手したらあと数年は5G対応のiPhoneが出ない可能性すらありました。(この実装なので、多分電池持ちは5G通信にした途端に悪くなると思います。)
デザインが大幅に変化
iPhone 12シリーズのデザインはiPhone 5世代のような「角ばった」ものになりました。そう言えば次世代通信規格「4G」に対応した最初のiPhone 5は角ばったデザインでしたね。ある意味世代交代のジンクス的なものに回帰したのかもしれませんね。
今回のカラーは青いのにしてみました。 背面ガラスはすりガラスとなっています。
光の当て方で色が変化するが、フレーム部シックなカラー。フレームは指紋が目立つので気になる方は純正を含めたケースを着用すると良いでしょう。
カメラ周りはこんな感じ。LEDフラッシュの反対側にあるLiDERスキャナーが良いアクセントになっている。
今年のiPhoneはフレームが角張ったものになりました。iPhone 11世代とは形状の違いから一目瞭然です。
iPhone 5を引っ張り出してきました。こうして並べると趣がありますね。
やっぱこれと並べたくなりますよね。
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年10月23日
初の5G対応iPhoneと初の4G対応iPhone pic.twitter.com/hoAsaoUFZO
iPhone 12 Proは最新のApple A14搭載でめちゃくちゃ速い
Apple A14という最新のチップセットを採用。製造プロセスは5nmと世代の先をゆくものになっています。処理性能はかなり高く、CPU性能ならiPad Pro向けのA12Xに迫るものになっています。
まじかiPhone 12 Pro
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年10月23日
CPU性能だけならバケモノかな pic.twitter.com/3EgcRgOfv9
また、GPU性能はA13から平均15%向上しています。スマホ用チップとしてはかなり高く、これはApple A12X/Zの7割相当という化け物です。(概算で1.7TFLOPS)
サクッとベンチマークを取ってみました。
GPU性能は概ね想像通り
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年10月23日
それでもApple A14のスペックはiPad Pro用のA12Zの約7割
全世代のA13からは約15〜18%アップという結果になった。 pic.twitter.com/bHhU20qOMj
また、それでいて電池持ちも良く、実際にバッテリー容量はiPhone 11世代から減ってるのに対して体感的にはほとんど変わらないのです。ちなみにiPhone 12 Proではメモリが6GBとなっています。ゲーム性能ではApple A13比較でロード時間が0.2秒ほど短縮されました。これならARをバシバシ使うようなアプリでも問題なく動きそうなスペックですね。
無接点充電の進化系、Magsafeアクセサリーに対応も対応したiPhone 12シリーズ
MagsafeといえばMacBookでお馴染みだったアレを思い浮かべるかもしれませんが、アレとは名前は一緒でも全くの別物です。簡単に言えばマグネットの入った高速充電に対応した無接点充電のようなものです。ただ、Appleのことですので充電以外にも何か使える道を残してると思いますね。
話題としてiPhoneの箱が薄くなった
内容物が接続ケーブルのみになったので、その分薄くなりました。ただ、接続端子は従来通りのlightningですのでお手持ちのアクセサリーがだいたい使えるかと思います。
iPhone 12 ProのカメラはすごいがPro RAWで本領発揮か
5G対応となり、カメラスペックが大幅に向上したiPhone 12 Proですが、一言で言えば「評価するにはまだ早い」という感想に尽きます。
まず、言えるのはカメラの目玉機能であるApple ProRAWがまだ使えない点です。いいカメラハードを積んでいても肝心のソフトがダメでは….と言うより、カメラのソフトウェア処理が優秀なiPhoneでこれは評価が難しいものになります。まるでPhoto Proがまだ未実装だったXperia 1IIみたいな感じです。
動画撮影もHDR撮影が可能となり、手ぶれ補正もかなり強力なものもなり大幅なスペック向上となりました。Proを冠するモデルにしか採用されていないLiDERも現時点では使えるアプリは非常に少ないと言えます。3Dスキャニングや標準カメラで被写界深度エフェクトを使用する時に使われるくらいです。
5G対応についても基地局整備は今のところ大都市圏がメインとなっています。そのため、恩恵云々や速度がどうこうよりも「体験するのが容易じゃない」という場面の方が今は多いと思います。ちなみに、筆者の住むエリアから最寄りのちゃんとした5G基地局は片道で200kmくらい離れてます。ちょっと遠いですね。
5G対応のiPhoneも出たのでこれ何とかならないですかね。それ以外の点は画面が6.1インチと少し大きくなった点ですかね。これに関しては意外とこれが絶妙なサイズで、個人的にはしっくりきました。
iPhone 11 Proと比較しても若干大きくなりました。また、本体が角ばっているためか「角をホールドしてる感」がしっかりあって安定性が高いのは魅力的です。
iPhone 12 Proで見えたのは次の世代のスマートフォンの後ろ姿
iPhoneが偶数のチップセットの年にガラッとフォルムを変えたのは何かあるんだと思います。そう、iPhone 4Sから少しだけ大きくなったiPhone 5といった次世代の通信規格に対応した年です。
次世代と言っても見た目やできることはさほど変わりありません。今のiPhoneの強みはNeural engine.つまりAIによる各種処理です。いくらSnapdragonがAI性能を高めようにも、これを生かすも殺すも供給されたメーカー次第です。
Appleの場合はA11シリーズからの蓄積があり、これらのAIは端末内で学習したものを適切なタイミングで的確に使えるようにしたり、適切な最適化を行こなっています。このAI性能の強さが今後のスマホの進化に大きく関わるかと思います。
個人的にはiPhone 12 Proを推していきたいところですが、iPhone 12のコスパの高さもなかなかなものでその。iPhone 12の値段設定はかなり攻めてます。799USD〜と高いようにも感じますが、以下のことを羅列すると安く思えてしまいます。
ディスプレイはRetina XR Pro(OLED FHD+準拠)これはiPhone 12 Proと同等、そしてiPhone 11の液晶でFull HDにも満たない解像度、コントラスト比で大きく向上したと言えます。iPhone 12 Proと同じなので普通に綺麗です。
そしてこちらも5Gに対応。mmWaveことミリ波は北米版のみの対応となりますが、バンド数はiPhone 12 Proと同じ。Android機の追従を許さないくらい幅広いです。
チップセットはApple A14を搭載。世界初の5nmプロセスチップで、基本性能はもちろん、AI性能を大幅に強化しています。現状スマホ向けチップセットとしては最速かと思います。そのため、今回ではiPhone 12 ProよりもApple的な本命はiPhone 12シリーズなのかな?と思っています。
最後に、iPhone 12シリーズは買いかどうか?
個人的には買いだと思います。
iPhone 12と12Pro以外にも12 miniや12 Maxを含めた4サイズでの登場となりました。
・iPhone 12 mini (5.4インチ)
・iPhone 12(6.1インチ)
・iPhone 12 Pro(6.1インチ)
・iPhone 12 Pro Max(6.7インチ)
今回発売となったのは6.1インチのモデルのみで、それ以外は11月16日に発売となります。
特に日本では5.4インチのminiが盛り上がりを見せています。
確かに、流行りのトレンドを全て乗せた上でiPhone 8世代よりもコンパクトな筐体にしたのですから。
4インチのiPhone続投やiPhone SEの後継がとにかく望まれてた地域でもあったので、この発表に湧いた方も多いでしょう。
ただ、5Gの対応が中途半端(mmWave非対応)など次世代では、確実に進化を遂げる部分が見えてわかるのこと。
そもそも12 miniなどの11月に出るモデルがいることなどから買い時かどうかを悩ませますね。
この話は8年前にもしたような記憶があります。
iPhone 5はLTE対応でも2GHz帯にしか対応しておらず、B19といったプラチナバンドに対応していないから使いにくいという点です。
その時は「待ち」の姿勢を取る方も多かった。
当時はドコモがiPhoneの取扱なし、LTEの整備もまだまだ道半ばだったからだ。
一方翌年のiPhone 5S/5Cは初の3キャリア発売、プラチナバンドにも対応してきた。
iPhone 5の発売によってauとSoftBankは一気に4Gエリアを広げて、ドコモは最初期からの拡充があったのでこの1年で4Gがグッと身近になった感があった。
そして、日本でiPhoneが爆発的にヒットするきっかけのひとつにもなった。
今のiPhone 12はまさにそんな世代と言えるでしょう。5G対応と言えど本命のMMwaveにはまだ非対応。
第4のキャリアとなった楽天モバイルでの取扱なしという点がまさにiPhone 5の出た8年前とかぶるのだ。
その流れなら来年のiPhoneはミリ波対応で、楽天モバイルでも発売される可能性はあると思われる。そのため今回も「待ち」の姿勢をとられる方も多いと思います。
個人的にも普通に考えれば「待ち」の姿勢には同意です。iPhone 5の時みたいに破格の値段で下取りしてくれるなんてことはないと思います。 また、機種変ではほぼ強制的に5G対応プランに移行しなければならないのも面倒な点です。
そのため、5Gプランも各社色々出たタイミングでミリ波対応の後継モデルを待つというのもアリではないかと思いますね。そんなiPhone 12シリーズですが、個人的には買いだと思っています。スペック的に不満がないのはもちろん、電池持ちが良い点など普通に使ってて不満というのを感じることはかなり少ないと思います。
最強の5Gスマホは同時に最強の4Gスマホである。そう誰かが言ってました。(確か山根さんだったような...)値段的に見ても最近のAndroid搭載ハイエンド機みたいに「べらぼうに高い」わけではないですし、「それ使う?」みたいな機能が突っ込まれてるわけでもありません。普段使う機能がしっかりアップデートされてると考えれば良いと思います。
そして、ある意味最も手軽に全キャリアの5Gを体感できるスマホになってるかと思います。なので数年経っても周りのモデルとしっかり張り合える。4Gなんてもう遅くてダメだよね!っていう時代になっても違和感なく使える。そんなスマホだと思います。そんな意味でも次世代のスマホも言える機種です。カメラ周りの詳細についてはまた別途書こうかなと思います。
それでは