今回は大掃除もあって要らないものをお片づけしました。その際にハードオフへ持ち込んだら、アプリのランクがなんと最上位のオフマスターになりました。
最上位のオフマスターになってしまいました。
一応「ハードオフを知り尽くした」という名がついてますので、ちょっと書いてみようかと。これでも一応ハードオフアンバサダーもやってますのでね。
ハードオフとは?日本最大の中古リユースチェーン店
ハードオフはみなさんお馴染みの大手全国チェーンの中古買取店だ。本社は新潟県の新発田市にあり、筆者の地元なことからも馴染みのあるお店だ。
元々はオーディオショップだったこともあり、修理した商品を販売した流れから、今のような形態になっていったという。
ちなみに名前の似てるブックオフは別会社ですが、包括提携を結んでる関係で同じ店舗内に同居していたりする。
新潟県のブックオフは全店ハードオフのフランチャイズ店舗になってるそうで、関東などでよく見るなんでも売ってるスーパーバザーを展開してる店舗はない。
ハードオフアプリと"ランク"について。最高位は"オフマスター"
ハードオフアプリは以前にチェックイン方式のものがあった。1店舗チェックインして20Pt、500Pt貯めると500円引きクーポンと引き換えできることから、よく利用していた方も多いのではないでしょうか。
こんなのですね。懐かしい
ただ、こちらのアプリは店舗数がそのまま獲得ポイントになることから、地域格差が大きく出てしまったために獲得ポイントを制限したと聞いている。
現在のアプリはチェックインはもちろん、買取や購入でもポイントが貯まるようになったので、利用する人にとってはとても使いやすいものになった。
また、アカウント紐付けとなったことから、査定時の面倒な氏名や住所の記入の必要も不要に。ちなみに、このアプリでは以下のようなランクとなる。
・レギュラー
・ロイヤル
・ゴールド
・オフマスター
"レギュラー"は100Pt獲得で上位のロイヤルに。商品購入なら2万円で、買取が1%なのでこちらは1万円の買取で楽々クリアできる。
"ロイヤル"は4900Pt獲得で上位のゴールドに。ここまでは購入で0.5%なので、商品購入だと100万円分買い物をしないといけないことになる。ただ、買取では2%なので25万円分で達成できので、意外と難しい数字ではありません。
"ゴールド"は15000Pt獲得で最上位のオフマスターになることができる。こちらは買取で1%となるので、商品購入なら150万円分となかなか難しいところ。
これについては、買取では3%なので50万円分で良いわけだ。ピュアオーディオや業務用機器、ガレージオフ関連といった分野では決して難しくない数字かと。
端的に言えば20,000Pt貯めれば最上位になれます。
・ハードオフ関連店舗を20000回訪れる
・ハードオフ関連店舗で計250万円買物をする
・ハードオフ関連店舗で計75万円分物を売る
これらを行うことで達成可能だ。なお、これらは全て兼ねられるので必ずしも全て必要ではない。
還元率が買取の方がかなり大きいことから、基本的にチェックインや購入をメインで稼がず、買取時に提示して稼ぐのが手っ取り早いと言えるでしょう。
特にロイヤルは買取が2%に対して購入は0.5%とかなり美味しくないので、とにかく売りましょう。
ハードオフで品物を高く買取してもらうためにはどうすればいいのか。経験から解説
みなさんハードオフで商品を売ると以下のような感想を持ってる方も多いことでしょう。
・買い叩かれる
・理不尽な値段をつけられる
・みんなまとめてジャンク扱いにされる
こんなイメージを浮かべるかもしれません。もちろんこれが嘘とは言い切れません。そうならないようにするための「売り方」がちゃんとあるのだ。
これでも一応オフマスターなのでそのあたりを書いてみようと思います。
1,店舗や店員さんの得意分野を見極める
ハードオフクラスの大きい店舗では、店舗ごとに「特定分野に特化した店員さん」がいます。オーディオに強い方、楽器に強い方、パソコンに強い方など様々です。
初見でこれを見て行ったら「は??」となるかもしれませんが、そのヒントは店頭を見渡せばなんとなく見えてきます。
・数百万の楽器やオーディオ機器が売られている
・マニアしか持ってないようなものが売ってる
・やたらと特定の分野の品揃えが良い
・最新の機器も並んでる
・店舗Twitterでなんかすごい絵面が出てくる
・ネットモールにやたらと変なのがある
このような特徴がある店舗には「その分野で買取に強い人」が居ます。高額商品が多い場合や、特定分野の商品が多い時は特に期待できるでしょう。
そうなったら「やたら普段見れないものが並んでるんですけど、店員さんで詳しい方でもいるのですか?」と誰でもいいので聞いてみるが吉です。それでヒットすれば良いですね。
普通は見ないものの例。Shure SE846(定価10万オーバーのイヤホン)のスペア用ノズルインサート。
実店舗で在庫があるのは、イヤホン専門店のe☆イヤホンくらいしかありません。片田舎のハードオフに転がってるようなものじゃないのです。
ちなみにハードオフさんは店舗内撮影OKのお店です。
2,買取は逆オファー買取ができるような信頼関係を作る
これが一番ハードルが高いかもしれませんが、一番大事かもしれません。
ハードオフのアプリでは「オファー買取」と言う機能があり、これはネット上で出品したものを全国の店舗からその出品物に詳しい方が値段をつけてくれると言うものです。
つまり、その物の価値をわかる人が見るので買い叩かれないと言うものです。
もちろんこれはいいのですが、個人的には逆オファー買取が好きですかね。言わば「この人に見てほしい、査定してほしい」と人を目掛けて、その人がいる店舗にこちらから持ち込むのです。
出品した物にオファーを出して買ってもらうのではなく、こちらから指名して査定をお願いするようなものですね。
幸い私のよく行く店舗は店長さんが「ポータブルオーディオのマニア」と言うこともあって、時には専門店と同等の値付けまでしてくれる事もありました。
査定カウンターの前で試聴しながらお互いに「あれもいい、これも良い」と自分のプレイヤーを引っ張り出して試したり、こちらに感想とか今回手放した理由とかをヒアリングしながら査定したりする事もありました。
もうこの時点で、皆さんの思うハードオフの査定と違うと思うのですよね。これが逆オファー買取です。
他にも、携帯電話に詳しいスタッフのいる店舗では判定△の機種を査定してくれたり、海外端末でもしっかり査定してくれました。額面も専門店に劣らない額をつけてくれたりでよく利用してます。
パソコンに詳しい店長さんだと年式はもちろん。自作PCなんかは構成パーツの単位査定や、しっかりベンチマークを取った上で査定してくれる例もあります。
オファー買取と違うのは不明点や補足がリアルタイムでできること。自分の商品がどうやって査定されてるか見れるところですかね。
例えば通常ならジャンクにされそうなものも、わかる人に査定してもらえれば「訳あり品」とかで買い叩かれまで行かない例も多いにあります。
書いておきますが、逆オファー買取を狙うならまずは店員さんとの信頼関係を確実に築いてからにしてください。
最低限お名前はしっかり覚えるように。忘れっぽい方は名刺を頂くと良いかもしれません。
初見でこれらのを事をやる前に、まずは店舗で商品を売ったり買ったりして、その流れで他愛もない雑談混じりにできるといいですね。
5回ほど買取や購入でお世話になったり、こちらの顔と名前を覚えてもらえればよいでしょう。あとは店舗に電話して担当者のシフトを確認した上でアポを取って出向くと良いでしょう。
3,買取価格アップを狙うならガラクタも持っていけ
これはハードオフ以外の店舗でも同じような事をしてくれたので、ある程度基準に縛られない場所なら業界的にもよく行われているのでしょう。
どこの中古屋さんでも基本的に「買取物品のデータベースや基準」があり、基本的にはそこにある価格での買取となります。
ハードオフは公開買取価格を出すことが少ないですが、一般的には各分野の専門店の7割程度という印象を受けます。
正直専門店の7割だと納得しない方も多いかもしれませんが、この買取額を上げる方法として使うのが前述の逆オファー買取+ガラクタ持ち込みです。
基本的にデータベースに登録されているものは値段を弄れないため、盛りたい買取額をこのガラクタに含んでいくことがあります。
そうすることで本来なら10円とかしか値段のつかない断線したマウスや、水没したイヤホンに数十倍の値段をつけてくれたりするのです。
これは基本的にデータベースにないもの。いわゆるジャンク品直送なので個数や型番がないものという扱いになるそうです。
お客様のために高く買いたい担当者が、処理しやすいようにするためのお手伝いと言ったところですね。データベース上にあるものを頑張ってもらうのは大変ですので…
結果としてこちらはガラクタの処分もできてトータルとしては買取額が上がるわけですね。
あと、端数切り上げとか調整にも使えるのでお目当てのものを売りにいくときは、保険でガラクタを持っていくと良いでしょう。
ちなみに私が経験した中ではこの逆オファー買取+ガラクタ持ち込みで、当初提示額の3倍になったモノもあります。
4,売るだけじゃなくて、モノも買っていけ
これはある程度店頭にめぼしいものがある場合に使うやり方ですね。いわゆる「下取り」にしたいから端数あげてとかもう少し欲しいとか言うもの。
実際、店頭に並んでる商品の値下げは買い取った価格がある関係で難しいものがあり、基本的にはしてくれません。
そのため、このような場合は買い取るモノ側で調整してくれることがあります。ポイントは購入よりも買取の方がつくので、店頭の値段を500円下げてもらうよりも買取を500円上げてもらった方がポイントも多く貰えます。
私がオフマスターになれた内訳
間違いなく80%は買取です。買取の内訳も過剰や出張で使わなくなったイヤホンやヘッドホン、DAPの売却が半分。
あとはスマホやパソコン類の売却だ。このアプリができた頃には、既に逆オファー買取などでお世話になってたので、ほぼ全てそれでやってもらってました。
残りの19%くらいが購入。最後の1%がチェックインですかね。
商品単価の高いガレージオフを日常的に使ってる方や、数十万クラスの機材がひしめくオーディオサロンの常駐者みたいな方なら比較的早く達成できるかと思いますね。
最後に。つながりが一番大切
大切なのは人と人とのコミュニケーション
このオフマスターになれた人。間違いなく、店員さんとこのような信頼関係を築いた上で持ち込んだりしてる人だと思います。
例えば、新潟や東京にあるオーディオ専門ハードオフと言えるオーディオサロンはかつて大手メーカーで技術者をしていた方々が在籍している。
買取や販売はもちろん、修繕やカスタムまでやってくれると言う店舗もあります。
ここは見るからに店員側もその道のプロしかいない場所。そのプロが「お抱えの顧客」というのを持っています。
そのため、顧客側が信頼できるプロを選ぶためにも店員側のプロフィールが店頭に貼られていたり、相談や持ち込み修理の際に顧客側も把握できるようにレジ前にシフト表が貼ってあったりするのです。
そのため、スタッフ側も顧客の好みに合わせたチューニングや提案ができますし、顧客も任せて安心と思えるプロとの繋がりができます。
この繋がりがあると「この店舗に○○の商品入ったみたいだね」とか「この店舗の○○さんは☆☆が趣味だからその分野の査定は確実だよ」なんて情報をもらったりもできます。
事前に紹介してもらった上で行くと、本当にスムーズに事が進むこともあります。
これは教えて貰って行った店舗にあったMDR-EX90SL。このご時世ではなかなか手に入らないレア物である。
そういう繋がりであわよくば買取でもプラスになっていければWin-Winだと思います。みなさんが思うような「買い叩かれる」のは専門じゃない人にたまたま当たってしまっただけです。
査定を含めて高価買取を狙うならちゃんと持ち込む店舗と対応する人を見極めるのが大切かと思います。
現に買取額に不満があれば持ち帰るという選択肢がある訳です。ここに書いたことはあくまで私がお世話になった店舗のご好意でやってくれたものです。
いきなり行った店舗で「このブログにはこんな事が書いてあったからやってください」と言うことはしないでください。
その分筆者は色んな店舗で買い物もしてますし、買取だって最初の頃はしょっぱいと思うこともありました。
それでも通い詰めれば買取も頑張ってくれたり、他店の有益な情報をいただけるようになりました。
機材のこと、趣味のこと、オススメとか気になってるものとか。気づけば店員と客ではなく「マニアとマニア」の会話になってることもしばしばありました。そのくらいお世話になったからこそできることです。
オフマスターは「ハードオフを知り尽くし使い倒す」なんて称号ですが、ハードオフの店員さんに色んな意味でお世話になってる人。
行きつけのお店と顔と名前も見知った「この分野なら何でも相談できる店員さん」がいる人の証拠とも言える称号なのかもしれません。そうでもなければオフマスターの称号を取るのは極めて難しいものと思われます。
そんな訳で、私自身お世話になってる店員さんだけで分野ごとに6名ほどいます。中には4〜5年くらいお世話になった人が県外に異動になっても、やっぱりその方のいる店舗に行きますね。
どうしてもこの人に査定してほしい、見てほしい。ついでにしょうもない世間話がしたいってなるんですよね。片道150kmくらいならよく車で顔出したりしました。
私のいる新潟は本社管轄のいわゆる直営エリアと言われるところで、一番スタンダードに近い形態のものです。
例えば関東や東北、九州とかだとそれぞれのフランチャイズが経営してる関係で、地域特有の特色のあるものがあったりします。
筆者として記憶にあるのは、直営エリアになる前の富山県のハードオフは独自のポイントカードなんてものを持ってましたね。
前述の通りでハードオフさんは極端な話、店舗によって買取価格が異なります。
そのため掘り出し物やジャンク探しという、王道ハドフ巡りも楽しいです。
それ以外にも新しい出会いの開拓、分野別に高く買ってくれそうな店員さんの出会いのきっかけとして巡るのもまた楽しいと思います。
ジャンクの青箱と中古と人の出会いは一期一会
何事も出会いというのは大切で、たまたま行ったその日にしか会えないものと言うのは多くあります。
これも買ってなかったら二度と手に入れることはできなかっただろうレベルの掘り出し物。オーディオテクニカ ATH-CK10
筆者として巡った感想では、愛知県と東京の町田と八王子、富山市のハードオフは個人的に魔境でした…それでは、皆さんもオフマスター目指して頑張りましょう。