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意外と知らない離島でのスマホ販売。本土のような「一括1円」「厳しいノルマ」があるのか。関係者に実際に聞いてみた

 日本中のありとあらゆる場所で利用できるようになりつつある携帯電話。もちろん、離島でも使える場所も多い。

 そんな離島でスマートフォンを買うとどうなのだろうか。今回はまさかの離島でスマートフォン販売の経験がある西川さん(仮名)にお話を伺うことができたので、紹介したい。

 

離島でスマートフォンを売る。そのリアルを聞いてみる

 

 

筆者

 改めまして、離島での携帯電話販売ってどんな感じなのでしょうか。

 

西川さん

 私が以前担当していたのはキャリアショップがあるくらいは人口のいる離島です。応援対応でしたので、長くは居ませんでしたが。

 はやぽんさんがまとめてた投稿を見て、意外と離島にもキャリアショップあるんだなって思いました(笑)

 

筆者

私自身、思ったよりあるなという印象でした。離島で携帯買うだけなら困らない感じですね。端末とかの在庫はありましたか?

 

西川さん

 私がいたところではそこそこな人口規模がありましたので、安価な機種は在庫もありました。

 それ以外の機種は基本的に注文を受けて、本土から取り寄せる形になります。

 もっと人口規模が小さい取扱店だとコールドモックのみで、機種は全て取り寄せ扱いになりますね。

 

筆者

本土と違う離島ならではのものはありましたか?

 

西川さん

離島ならではと言うと。そうですね、単純にお客さんが少ないですね(笑)

 

すごくまったりしていて、携帯電話を売るよりも購入者のサポートなどの方が主の業務でした。

 

あとは土地柄なのか「急ぐ」ものが少ない印象でした。商品によっては発売日にお届けない旨を伝えても「ですよね~」くらいの感覚ですから。

 

修理も「まぁ、仕方ないよね」くらいでした。これも本土に送るのでどうしても時間はかかりますから。

 

筆者

確かに離島感覚なら「時間がかかる」と言うのはある種の常なのかもしれませんね。

それでも各社のショップがあると言う事は、競争もあったりするわけですよね。

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離島のドコモショップ(佐渡店)

 

西川さん

 もちろん、競争が全くないわけではないですが、離島地域は観光業に力を入れている島も多いです。お店を構える理由が島民の利便だけでなく、旅行客の方で何かトラブルになった時の対応窓口として機能している側面もあります。

 

 例えば紛失してしまったので携帯電話を止めて欲しい。故障したので、島にいる間だけ代替え機を貸してくれと言う用途ですね。

 

筆者

確かに、本土から離れた離島でトラブったら絶望的ですもんね。

 

西川さん

例えば人口規模の大きい佐渡島や種子島などは量販店もありますが、ご存知の通り「量販店ではできない対応」というのがあります。その窓口としてもキャリアショップは機能しているのです。

筆者

なるほど。他の島に出張店舗で行ったりもあるのでしょうか。

 

西川さん

展開している代理店によると思いますが、鹿児島や沖縄、長崎では人口数百人規模の離島も多くあります。そのような地域では、漁業組合等で予約者向けの出張店舗を開くことはありますね。

 

 

昨今話題の一括1円などの値引きやキツいノルマ。離島ではどうなのだろうか?

 

筆者

携帯業界は昨今過度なノルマ等で厳しいと言う声を聞きます。離島でもあるのですか?

 

西川さん

 離島にもいくつかショップや量販店ってあると思いますが、よく悪と言われるノルマについてはあまり厳しくないですね。

 離島の場合は基本的に派手な競争がありません。島の外から来る人が契約することもそうないですし、多くの場合、在庫も少ないです。

 

 そもそも相手にしている人数が少ないので、おのずと契約数も少なくなります。

店舗も島内で片手で数えられるくらいしかなく、他キャリアとの競争はあっても同じドコモ代理店間の競争みたいなものが少ないですね。

 

筆者

なるほど。人口が少ない上に流動も少なければ数字を取るのは難しいですよね。

西川さん

 いわゆる離島特例があって、本土とは施策やノルマ体型が違うものになっていますね。完全に「インフラ機能」として生かされているような感じです。

 

筆者

情報化社会では、インターネット環境は一種の生命線ですからね。キャリアショップがなくなって、近隣の大きな島や本土に行くようでは不便ですからね。

 

西川さん

これは離島特例の関係かと思いますが、本土のような強い施策がないですね。話題になっている iPhone の実質1円とかはないです。規模の大きい離島であっても安い機種(2万円前後)の一括1円とかでしょうか。

 

筆者

そうなると…都内ドコモショップだからと言って.「八丈島に行けば特価iPhoneが買える!」なんて事はないのですね。

 

西川さん

それはないですね(笑)

施策をやってないと言われると思います。

 

筆者
あーなるほど。だから以前宮古島や石垣島のauショップに行ったときに、特価のOPPO Find X3 Proを買おうとしたら取寄以前に「施策をやってない」って言われたんですね。

 

西川さん

はやぽんさん…石垣島や宮古島に行ってまでスマホを買おうとしたんですか(笑)

 

筆者

なんか。離島でキャリアショップ見かけると元気が出るんですよ。こんなところでも携帯電話ってしっかり使えるんだなって。

 

西川さん

それを感じるのははやぽんさんぐらいですよ(笑)

 

さておき、沖縄県の場合、auは沖縄セルラーになるので、おそらく本土とは施策も別物になります。

 

元々離島地域に強いので、キャリアショップに限らず、人口規模の小さい島では漁業組合や農協の窓口を「取扱店」と言う形にして展開したりもしますからね。

 

この辺りは離島特有でしょうか。

 

 

筆者

ありがとうございました。

 

離島の携帯電話販売。知らない事だらけ

 

 離島の携帯電話販売については、新たな知見を得られた。本土ではしつこく言われるノルマについても、環境に配慮した別体型となっている。

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 生活インフラとして生かされる離島のキャリアショップは、島民の大切な生命線となっているのだ。