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NEC LAVIE 14(2021年モデル)を買って使ってみた。10年ぶりのNECパソコンは、レノボ傘下になっても変わらず「安定して使える」商品だった

 筆者も記事執筆でパソコンを使っているが、第6世代 Core i5のパソコンではそろそろ性能不足を感じてきた。ちょうどリプレイスの時期が来たためいくつか候補はあったが、今回はNECのパソコンを実に10年ぶりにチョイスしてみた。

 

NECの14インチノート。Ryzenプロセッサも選べる

 

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今回はLAVIE 14をチョイスNEC製の14インチノートだ。


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NECのパソコンは高校生の時以来、実に10年ぶりの使用となる。

 

簡単なスペックは以下のようになる

 

画面:14インチ FHD解像度 IPS液晶

 

CPU

Intel Core i7 1165G7

Intel Core i5 1135G7

AMD Ryzen 3 3250U

AMD 3020e

 

メモリ:4/8/16GB DDR4-25600

 

ストレージ:256/512GB/1TB

 

インターフェース

USB3.0 ×2

USB3.1 Type-C ×1

HDMI ×1

LAN端子、イヤホンジャック、SDカードスロット

 

Wi-Fi6やBluetoothにも対応

 

 

 パフォーマンスについては、第11世代のCore i7と言うこともあり、基本的に不満は無い。画像編集はもちろん、簡単な動画作成程度ならある程度対応可能だ。

 

 ゲームについては厳しいものがあるが、Intel Iris Xe Graphicsはかなり高性能な仕上がりで一昔前のゲーミングノートPC並みの性能持っている。ウェブコンテンツはもちろん、簡単な3Dゲームであれば比較的快適に動かせる印象だ。


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今回のモデルはIntel Core i7 1165G7となる。

 

 この第11世代Intel Coreプロセッサは4コア8スレッドに対応したものとなり、グラフィックスは強化された「Iris Xe Graphics」を採用している。また、Core i5 1135G7のほかAMD Ryzen 3 3250U、AMD 3020eプロセッサを選択可能だ。

 

 メモリについても16GBを選択することが可能なため、一般的なデスクワークであれば概ね対応することが可能だ。ストレージも最大1TBまで設定可能だ。高速なPCIe接続のSSDを採用しており、動作感も向上しているようだ。本体の起動速度もかなり速く、ストレージ周りでストレスを感じる事は少ないはずだ。

 


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 キーボードは85キーと一般的だ。配列も変則なものはなく、入力しにくいことはない。

 キーピッチやキーストロークは比較的良好だ。ピッチは19.4mm、ストロークは1.4mmとなっている。画面展開時にキーボードが持ち上がり、若干傾斜をつけて利用できる。

 

 重要となるキーボードの打鍵感も、他社のモバイルノートに比べると良好な感覚だ。キーストロークもある程度あり、ピッチもしっかりとられていることからミスタイプも少ない印象だ。

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キーストロークもあり、打鍵した際の音も大きくない


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 画面は14インチFHD解像度となる。IPS液晶パネルを採用しているが、グレア液晶となるため反射がかなり多い。

 

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Windows Heloに対応した顔認証を備える

 

 オーディオ面では、ヤマハのAudio Engineが採用されている。より自然な音、その場で聞こえるような音」を楽しめるようだ。

 また、イヤフォン/ヘッドフォン使用時には、あたかも画面から音が出ているかのように左右の音を合成する「イマジナリースピーカ」機能などの機能を備える。

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インターフェース類も充実している。フルサイズUSB端子のほか、HDMIやLAN端子、SDカードスロットも備える。

 

10年ぶりのNECのパソコン。レノボ傘下になっても堅実な作りは変わらずだった

 

 もともと購入理由が比較的安価かつ、そこそこの性能を持ったパソコンといったところだったので、そのような意味では満足できる商品だ。Intel Core i7なこともあり、メモリも16GBを選べること。SDカードスロットを備えるなど、筆者の使用用途であれば十分すぎるスペックとなっている。

 

 今のところ惜しい点として、パームレストがやや長いこと、意外と重量があること、バッテリー持ちがあまり良くない点がある。パームレストが長めな点は、膝の上等でパソコンを使う際に角が当たって少々使いにくく感じた。一方で、マウスやトラックボールなどを置くにはちょうどいい大きさとなっており、使い方によっては良い場面もあった。

 

 バッテリーについては省電力モードや画面オフタイマーなどを調整して行えばある程度改善する印象だった。ARMプロセッサを採用するM1 Macなどには劣る印象だった。

 

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重量は1.4kgとこの手のノートパソコンとしては、やや重量がかさむものとなる。

 

 

 

 今回改めてNECのパソコンを使ってみたが、比較的使いやすくまとまっている印象だった。現在はレノボ傘下と言うこともあり、純然たる国内メーカーとは言えなくなった。筆者としても、そのようになってからのNECのパソコンは初めて触るものだ。

 

 その中でも、堅実なつくりといった部分では、廉価なこの機種でもしっかり生きている。ガンガン使い倒すモバイルノートではないが、ある程度持ち運びを考慮できる家用のノートパソコンといったところでは十分にありな商品だ。

 

 NEC製の商品なだけあって保証やサポートが充実していることも特徴だ。個人で使うはもちろん、お子様の進学祝いなどで購入するパソコンとしても十分に利用できる。長く利用する上でも、安心して使っていける商品だ。

 

 そんなLAVIE 14だが、公式ストアの価格は高価なものの、量販店向け機種であれば12万円程度で購入できるものもある。NECブランドの商品としては妥当な設定となっている。

 

 パソコンには冒険ではなく、道具として安心感を持って使いたい。そのような声にしっかり答えられるノートパソコンだと感じた次第だ。筆者も記事執筆などで使っていきたい。