モバイルバッテリーは世の中に多種多様なものが出ている。そのため、充電できることだけでなく、機能性も他社との差別化も重要になってくる要素だ。
そんななか「どこでも集中タイム!【1台2役】生産性爆上げタイマー×モバイルバッテリー」と称するモバイルバッテリー「Capsule Gravity」がクラウドファンディングで話題となっている。
少々ユニークな点灯して本体を逆さまにすることで、タイマーやカウンターとしても利用できる。そんな面白い商品を紹介する。
時間管理のお供である「タイマー」とモバイルバッテリーを組み合わせた商品
この「Capsule Gravity」はクラウドファンディングサイト「Makuake」にて、プロジェクト開始からわずか1時間で目標金額を達成した注目商品だ。
開発元のSHARGEは、鋭い点と果敢なチャレンジ精神で、「時間を楽しむこと、人を楽しませること」を常に意識し、実用性を確保しつつも、より優れたデザインでユーザーの心を常につかむ遊び心満載の製品を展開している。
主力製品はモバイルバッテリーやACアダプタといった充電機器となり、このCapsule Gravityも「ただ充電するだけ」の商品にとどまらない商品群だ。
商品自体は中国などで先行販売されていたが、今回、PSE認証の取得を行った日本向けの商品としてプロジェクトがスタートしている。
ぱっと見は置時計のようなデザインで「モバイルバッテリー」とは感じさせない
確かに「充電だけしかできない」モバイルバッテリーとは異なり、時計やタイマーとしての機能も備えているところは大きな付加機能となる。
加えてバッテリーらしさを演出しておらず、置時計としても使えるようなデザインにまとめている点も評価したい
タイマー機能はカウントダウンタイマー、ストップウォッチ機能も備える。カウントダウンについては、集中したい時やトレーニングなどで、意識的に時間を管理することを目的とした設定のようだ
また、25分と5分のタイマーがセットになった「ポモドーロ」と呼ばれるものも備わる。これはイタリアで考案された時間管理法で、短い時間の集中と短い時間の休憩を組み合わせることで作業効率を高める時間管理法となっている。
これを意識したタイマーを組み込んでることによって、作業効率を向上させるきっかけとなることはもちろん、簡単に時間管理が行えるようになっている
ひっくり返すとタイマーになります⏲️ pic.twitter.com/jp3fEyeRG1
— はやぽん (@Hayaponlog) April 10, 2023
タイマーの動作もユニークだ。時計として機能している部分を180度ひっくり返すことによってタイマーモードに切り替わる。切り替えはジャイロセンサーによって行われているため、特別ボタンを押したり、設定することは不要だ。
ボタンで押すといった操作とは異なり、物理的に反転させてタイマーとして利用する点は遊び心が備わっている。
USB PDにも対応!モバイルバッテリーとしての機能も充実
モバイルバッテリーとしては5000mAhの容量を備える。近年のスマートフォン向けには少々少ない容量かもしれないが、手軽に持ち運べる本体サイズや重量等のバランスを考慮した上での設定となっている。
その一方で20WのUSB PDに対応しており、スマートフォンのほか、パソコン等への急速充電も可能 だ。また、このモバイルバッテリー自体も急速充電による充電が可能となっている。
コンパクトながらスマートフォンはもちろん、パソコンの充電も可能な商品だ
本体は比較的コンパクトだ
本体は95×38×33mmと比較的小型に収まっている。重量も130グラムと軽量で手のひらにスッポリ収まる圧倒的なコンパクトさを実現しており、。ポケットやバッグに入れやすいものとなっている。
この手の商品は類似しているものも多くあるが、コンパクトかつスタイリッシュ。機能性は削ぎ落としつつも直感的な操作でまとめるアイデア的な部分では非常に興味深く面白いものだ。
ある意味クラウドファンディング発らしいプロダクトともいえる。
合わせてデザイン性に富んだケーブル「Capsule Portal」も付属する。これについても、ライトニング端子と USB 端子がコンパクトに備わっておりストラップで持ち歩きも可能だ。ケーブルもファッショナブルに持ち歩くことができる。
カプセルの名前通り、ケーブルもカプセルを意識したデザインとなっている。長さは短めだが、充電時に余計な長さにならない点なども考慮されている。
ケーブルはUSB-Type C to Cのものに、ライトニング端子のアダプタという構成だ。
さて、この商品は充電だけしかできないモバイルバッテリーではなく、普段は時計やタイマーとして利用できる「プラスの付加価値」があるものだ。
モバイルバッテリーという要素を兼ね備えることで、外出先に持ち出せることを意味している。
その上、デザインもどこが懐かしさを感じるデジタルノスタルジックなものだ。
一般販売価格は7500円前後となるようだが、Makuakeでは先行販売でお得に購入できるものもあるようだ。興味がある方は、Makuakeの方をチェックしてみてほしい。